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オンラインで「信頼」を作るには

オンラインになって困った「信頼関係づくり」

この夏は入院を3回もして、膝の手術で2ヶ月近く家から動けない状況で、コロナ禍が少し静まりオフのイベントも増えてくる中、ずっとオンラインのイベントに参加する日々が続いている。

オンラインのイベントに参加して困ったなぁと思うのは、初対面の方とブレイクアウトルームに放り込まれると「うっ」っとなってなんか上手く会話できなかったり、雰囲気が掴めなかったりしてドギマギしてしまう事だ。

ファシリテーターの投げかけた「問い」が自分ごとだったりすると話せる事は沢山あって口火をきりやすいけど、ぼんやりした問いだったり自分ごとにできないテーマだとやっぱり守りに入るっていうか、聞き役になってしまうことが多い。

それに1回のワークで5回も6回もブレイクアウトルームに放り込まれてそのたびに初見の人が居て、毎回毎回自己紹介するのも正直疲れるし、かといってどこの誰とも判らない人にポンポン自分の内面を晒すような話するのも怖い。

チキンハートで会話は怖いし、上手く相手の話を受け止められず、頭ん中で「決めつけ」してしまうことばかりであかんなぁと思う事もある、失礼のないように言葉を選ばなくちゃってなって、グルグル考えるうちになかなか話せなくなってしまう。

だけど、たまにすごい面白く盛り上がれることもあって、気がつけば結構内面晒してお互いに話せたりして、FB垢見せて友達になってなんて事もある。

この差ってたまたま波長が合うからなんだろうか?
なんで波長が合うって思ったんだろうか?
オンラインでは対面みたいに話すのって無理なんだろうか?
オンラインで初見の人と信頼関係って作れるんだろうか?

信頼関係が生まれる場ってどうやったらできる?

オンラインでそうやって内面晒せる話まで、深く対話して繋がれる場ってどうやったらできるんだろうってのが最近の悩み事というか興味事だ。

私はファシリテーターする事も立場上多いし、オンラインも結構手慣れた方だと思う。インターネットに触れてもう30年、ファシリテーションを勉強して自分で場のデザインをもう5年以上やってきた。だからできるならオンラインでも信頼関係を構築できるような場を作ってみたいと思う。それも、オンで初対面の者同士で。

だから年代、方向問わず行けそうなオンラインのイベントはなるだけ参加しているんだけど、正直言うと、コンテンツ(その集まりのテーマ)への興味5割、オンラインの場をどうデザインしてるんだろうって興味5割な感じで参加している。

「オフラインファースト」から「トラストファースト」へ

ところで今高知県Society5.0の講座に登録し、NewsPickのMoocが見放題という非常に恵まれた立ち位置にいて、その中に小島さんのコミュニティマーケティングの講座もあり、視聴することができた。

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その中で3つのファーストのうち、「オフライン・ファースト」はコロナ禍にあって残念ながらとてもプレミアムな事になってしまった。オフラインが望ましかったのは信頼関係を構築する上で安心安全、熱量というものが伝わりやすかったからで、オフラインでなければダメってってことじゃない。だから今はより本質的に「トラスト・ファースト」だと言い換えてらっしゃる。

フム。確かに信頼関係を築けるのは大事だと思う。私は色んな人としっかり繋がりたいもの。

でも、どうやってオンラインの場でトラスト・ファーストでいけるのか?オンラインの場にガンガンでかけて行ってもなかなかその答えが見えてこない。これは困ったというのが正直な気持ちだった。

ヒントが欲しくて色んなオンラインイベントに行くけどやっぱり見えてこない。。。

一筋の光明

昨日 #きっかけはCLS でつながった なつみさん 主催のコミュニティ放送部でCLS高知の話が出るので、私も参加した。

やっぱり皆さんオンラインでどう横のつながりを生むための場のデザインどうするかってとこは悩みどころのご様子。

そこに沼口顧問の深い一言

「いや、オフラインの頃だって、初見で信頼できるかどうかって、誰とでも成立してたわけじゃないでしょ」

例えばアウトプットをしてたり、得られた知見をしっかり行動に移してたりしてその人の想いがオンライン上で閲覧可能になっている人ってさっと繋がることができたけど、オフラインであっても初対面で何もこれまでにアウトプットしてきてない人はどこの誰かもわかんないのに、色々話せないよと。

そもそも参加者は信頼関係を作りたいのか?

改めて考えると、私はそうしたいのに上手くできないから、なんとなく皆んなそうだって思い込んでただけで、誰もがそんな事したいわけじゃないよなぁと。

だとしたら救済すべきは「オンラインの場でも信頼関係を作って積極的に繋がりたい人」であり、かつ、「その人となりが垣間見えるアウトプットを今までしっかりやってきた人」であって、それ以外の人は「放置」してしまえば良い。参加者全員を繋ごうなんて思わなければいいのだ。

こう割り切れば、繋ぐための仕掛けにもやりようは十分にあるな!というのが今回の大きな気付きだった。

しっかりインプットして、Just Do Itして、しっかりアウトプットする。オンラインで信頼関係を育んでいきたい人はとにかくコレに尽きるのかなと感じた夜。色々話してたら、25時回ってしまって、今朝しっかり妻に怒られましたw

楽しい夜をありがとう~




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松浦 春選
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