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『大切なことはすべて 君が教えてくれた』2011.1〜3

春馬くん20才。「月9」史上最も若い主演。戸田恵梨香さんと二人のダブル主演。
『大切なことはすべて君が教えてくれた』いよいよ「月9」なんだ!!映画の直近では『クローズZEROⅡ』のあのゴールドの髪の黙っているだけで底しれぬ強さを醸し出していた美藤以来の作品。
軽やかな音楽と共に主役の柏木先生として登場した春馬くん。髪を清潔な感じにカットし、白いシーツと春馬くんの色白の素顔が爽やか✨爽やか✨だと思った次の瞬間顔色がこわばる設定。見たことのない女性が同じベッドに?
それからは焦る気持ち、自問自答する気持ちを顔の表情と目の力で表していた。見覚えのない女性にとりあえず家の鍵を渡し仕事に急いでいく柏木修二先生。
新学期の学校では生徒みんなに愛されていて。婚約をしてもうすぐ結婚する戸田恵梨香演ずる夏美先生もいる。修二は人気者で非のつけどころがないキャラクター。人生で幸せいっぱいだった。そのはずだった。
出欠をとっている時に遅れて教室に入ってくる生徒。その生徒がまさかの今朝ベッドの中にいた見知らぬ女性。
動揺する修二。どういうこと?自分ではわからない恐怖が始まる。武井咲演じる佐伯光からの無言の物言い。先生のことを密かによく思っていたから意地になるような行動もしてくる。少しずつ執拗になっていく態度に婚約者の夏美も一夜を共にしたことを知ることになる。
この時点で当時は春馬くん演じる修二がなんだか優柔不断な気がして私はイライラしながら見ていた気がする。光も何のためにあんな嫌がらせを修二と夏美にするのか!出てくる役柄のみんなにイライラが募っていた。光のことが嫌いになりそうだった。後半からは光の病気のためなのか。優秀な姉が事故死したからなのか。生きていく中で家族との確執も大きく大きな悩みを抱えていることを少しずつ知っていく修二。光の中で修二に対する憎しみだけではない何かが芽生え始めた頃。修二のことも夏美のことも慕っていた生徒たちにすべてを知られる。何もかも失い、追い込まれる修二。こんな感じで進行していく。始まったばかりの時は、イライラが募る私だったけれど。ドラマの進行と共にいつも流れるPiNKの音楽やピアノのメロディが心地よくよく鳴り響いていた。ドラマとしてのワクワク、ドキドキもあり役柄の心情がとてもわかるようになり、私もそこにいる生徒たちの一人のような気持ちになっていった。夏美という婚約者も人気者教師としての立場も何もかも失い、実家で過ごす修二。なんの気力もないやさぐれた修二(春馬くん)がいた。やさぐれた修二は初めに出てきた柏木先生とは全く別人になっていたけれど。この修二も良かった。このドラマはその時のストーリーによって語りが変わっていくところが面白かった。その語りの目線で周りを語ることがとても気持ちを掴むのに役立った。それぞれの弱さを出してその気持ちを理解していく過程のドラマ。
何もかも失った後でわかった夏美の妊娠。それでもよりを戻して結婚するという選択はできないほど二人は追いつめられていた。
でもこんな過酷な状態になって初めて自分で考えてどうするべきかということを掴みとっていく修二。校長に依願退職ではなく、首にしてほしい!と申し出る。
それを見守り少し安心して自分だけで生きていく決意をする夏美。二人はお互いの想いを尊重して尊敬する気持ちを取り戻す。(実は心の奥ではお互いの愛で溢れていた)その後も夏美に結婚を申し込む男性も現れたり。修二は光のことを心配しつつも、見守って落ち着くまで見届けようとする。
結果的にほんとに一緒にいたい人は誰かということに気が付き修二と夏美はお互いに向き合う。🌸❤
何回かこの作品をみて最終的に大好きな作品になった。
失敗して終わりではなく。他の役柄の人たちも苦しみながらも。迷いながらも。そこからの再生を見せてくれた気がする。修二の担任した生徒の中には、菅田将暉くん。広瀬アリスちゃん。伊藤沙莉ちゃん。中島健人くん。岡山天音くん。ノン。他にも今現在テレビで頑張っている役者もたくさんいた!
実年齢は当時の春馬くんと近いのに最後には関係も作り直し生徒と先生の関係だったな〜。春馬くんは柏木修二先生にしか見えず。
月9での視聴率はともかく、ドラマの脚本、設定、バックの音楽共にとてもいい作品だな〜と想う。


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