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1年ぶりの京都へ

・今回京都へ行こうと想ったきっかけ

昨年、一緒に歌を歌ってきた3人で映画『夢みる学校』を観るために少し離れた地域で自主上映されることを調べて行ったことがあった。映画を観ることが一番の目的だったけど、近くに近江八幡の名所があるからと午前中の映画の後は近江八幡まで行きミニ観光をしてきた。昼食を食べて散策するようなミニ旅だったけど、普段とは違う景色をみたり乗らない地域の電車に乗ってどの時間もとても楽しかった。

今回も同じメンバーで何処かに行きたいね。と夏頃話していたけれど。今年の夏は酷暑。秋になってもいつまでも夏のような気候。まだ暑くなる前の6月の終わり頃、たまたま知った京都劇場での11月の雅楽の演奏会を見つけた。生ではしっかりと聴いたことがない演奏だからとチケットを購入してみた。3人で京都駅構内すぐ隣にある京都劇場に行くんだから演奏会が始まる夕方までの時間にミニ観光をすることにしていた。
今回の京都行きのきっかけはそんな経緯でした。


ずっと前から別の友人と二人で春馬くんの東京の舞台を観に行くときは、初めは一泊していたが、早朝に行き東京都内散策をしたあと、午後2時頃からの舞台を観て夜帰宅する日帰り旅も可能ということがわかった。東京日帰り旅だと往復新幹線ではあるけれど。とても濃い1日になるので良い旅になっていた。2016年の『キンキーブーツ』もそのパターンで観に行けた。

それに比べて京都はもっと近いから、朝は在来線で行き、帰りは新幹線で帰ることにしていた。
昨年の今頃は春馬くんをきっかけに知り合った千葉の友人と京都で待ち合わせた。
春馬くんの友人だった井田さんの作品が展示してあった京セラ美術館や春馬くんも行った瑠璃光院に行ったあともう一人の京都の友人と待ち合わせたことがあった。その時も朝は在来線で行き帰りは新幹線だった。あれから1年経った!

・今回の京都は?

行く数日前に3人て軽く打ち合わせをしてみた。雅楽の演奏会は午後4時30分から。紅葉の時期である京都の混みようは想像していたので、京都駅隣の京都劇場近くの行ったことがない場所。もしかしたら人が多くなさそうなところ。紅葉の美しいところ。京都らしいところ。ゆっくり周ること。を条件に考えた。
移動時間の短縮も考えて駅前からタクシー移動で。「東本願寺」と東本願寺の飛地境内である歩いてすぐの「渉成園(しょうせいえん)」。少し離れた五重塔もある「東寺(とうじ)」に行くとこと決めた。

東本願寺へ。

京都駅のホームに降りてエスカレーターで一階の中央改札口には朝なのに大勢の人たち。すぐに駅右側にあるタクシー乗り場へ。乗れなかったら?という不安はすぐなくなるぐらいのタクシーの車両。
すぐに乗り向かう。近いことはわかっていたけれどすぐに着いた。
正門前で降りると手前の歩道でフリーマーケットのようなものが開催されていた。今年は紅葉も遅かったこととあまり出歩いていないので、正門前のイチョウの美しい黄色に心が動いた✨️まだ葉っぱもそれほど落ちずに見頃!


東本願寺正門前のイチョウ

着いたときは少し風が吹いていたけど日差しが勝ってあたかかった。


東本願寺正門
京都タワーも見える!

本堂に上がり参りする。広い畳敷きの本堂。それぞれ身内のことを想いながら手を合わせました。


正門


東本願寺の飛地境内の庭園
渉成園へ。

正門信号を渡り「渉成園」へ。歩いてすぐの場所。東本願寺宗主(門主)を引退した際の隠居所として庭園を整備したとの説明書きを読んだ。
順路にて庭園へ。とても大きな全体が黄色に紅葉したイチョウが迎えてくれた。少し葉っぱも落ちていた。

入口のイチョウの木


真っ赤なもみじ


順路に沿って中へ。歩いていても日差しもあるし風も感じなかった。そのように造られているのかもしれない。
しばらくすると浅い池。仲良しそうな鴨が群れになって泳いでいた。私は鴨が大好き。こっちに来てくれないかな〜。と思っていたら近寄ってきてくれた。中には小さめな魚もいる。藻のようなものも見える。こちらに集団で来たな〜と思っていたら次々に鴨が水中に逆さになりだした。
魚を獲っているのかな?とも想ったけれど。一瞬だからもしかしたら藻を食べているのかな?とも想えた。
鴨が水中に潜る瞬間は今まで見たことがないから面白かったし可愛かった!
鴨は泳ぎながら「ヴィヴィ」と鳴きながら泳ぐ姿。珍しく陸に上がってとても短い足で歩く姿。身体が重いのか?飛び方があまり得意ではないのか?必死に羽をバタバタさせて一生懸命飛ぶ姿が可愛かった。今回水中で逆さまになってオレンジの足を見せてくれる姿が可愛くて益々好きな鳥になった!


水中に潜って逆さまになった鴨


途中少し奥ばったところに平屋があり、そこの縁側に座布団が敷いてあるところがあった。
早朝から来て喉も渇いたので少し休憩させてもらった。ちょっとしたものを食べて持ってきたお茶などを飲む。前は美しく紅葉した木々の景色。全く風も入らなくてぽかぽかの場所だった。陽溜まりで身体の芯から温まった。左手にはとても花びらの美しい椿?サザンカ?まだお花が散ってないのでどちらかわからない。
花びらが落ちればサザンカ。一つの花ごと落ちるのは椿。


サザンカ?椿?

しばらく休ませてもらったあと、また庭園内を散策した。
とても大きなくちなしの実がついている木々もあった。変わった形の建物も。
それほど大勢の人もいなくて、ゆったりと。少し遅れた紅葉を楽しませてもらえる庭園でした。


大きなくちなしの実
橘?柚子?
不思議な形式の建物


次は東寺(とうじ)へ。

渉成園を出て次の目的の東寺に向かった。門を出て大通りに出るとちょうどタクシーから降りる方々。
空車になったので、おききして東寺までを乗せてもらうことに。

京都駅を通り過ぎしばらく走ると着いた。門をくぐり入口まで歩き入場券を購入して入った。紅葉した木々の隙間から五重塔も見えた。

 真言宗総本山教王の護国寺としての東寺には国宝の五重塔や金堂。重文の講堂がある。それぞれの建物には少し高目の石段が五段くらいあった。そこを上がり中へ。入ると圧倒される仏像の数々。木を彫り、金で覆われたらしいもの。その技術がすごい!

今の時期だけ特別観覧で中に入れる五重塔にも初めて入ることができた。
高い塔のためにはるか昔から雷が落ちることもあったためか何回か消失したらしい。でも地震で倒壊したことはないほどの耐震構造になっているとの明記があった。

中に入ったときに、積み上げられた塔身は乾燥で収縮するが、独立した中央の心柱はあまり収縮しない。そのためにズレが生じ、そのズレを直すために元禄五年に約50センチくらい心柱を切り下げたために色が少しズレているとのこと。切ったあとはなんとだるま落としのように少しずつ取ったらしい!そしてその周りを安全な方法で止めたらしい。との説明をお聞きした。高さ55メートルもある五重塔の下の部分でクレーン車も何も無い時代に人間がそんなことをどうやってしたのか?と想像すると驚くばかりでした。中央の大木はヒノキ。周りの大木は欅とのことです。

五重塔の周りの景色はいい感じに紅葉していてとても気持ちよく歩くことができました。

絵葉書になりそうな景色
近くで見ると高い!



耐震性のある五重塔



桜の葉っぱ
大通り沿いの入口の門

紅葉で混むことを心配していたので京都駅内の食事処を少し遅めの時間に予約していたので向かうことに。タクシーがきてくれないことを心配していたけど。東寺前にもたまたま待機している車が1台あり、すぐに乗車して食事処のある京都駅に向かった。

京都駅隣の食事処へ

京都劇場すぐ近くの場所にある食事処を予約していた。『京やさい料理 接方来』へ。あちこち迷うことなく少し早めに席に着くことができた。

京都らしい上品な味付けの御膳

とろみもついていて京野菜もあり食べやすい御膳でした。この時期に並ばなくてもいいことが嬉しい。

まだ雅楽の演奏会までは時間があったので珈琲でも。とお店を探した。甘味処にしようと思ったけど少し離れた伊勢丹の方だったのでもっと近くで休憩できるところを探した。
お店を探しているときに7階の天廊あたりへ。そこにはピアノが置いてあり演奏している方も。すぐ目の前の京都タワーもよく見えた。

天廊近くから見えたタワー

結局少しウロウロしたけどすぐ近くのホテル横にあるラウンジへ。
そこではゆっくりと3人でお話もできていい休憩になりました。


マロンのケーキのセット

時間になったので雅楽の演奏会のある京都劇場へ向かった。


雅楽の演奏会をききにいく。

今回は初めてしっかりきく雅楽の世界。
パンフには戦国時代に楽器も消失し演奏する人々もバラバラになり雅楽の演奏が衰退したあと救ってくれたのは織田信長公だったということが明記されていました。力添えしてくれたために雅楽の世界では織田家の家紋が今でも使われることが多いとのことでした。

恐ろしい人物像として描かれることも多い歴史上の出来事や人物像には表にはでないこともたくさんあるんだろうな〜。と想いをはせました。

一部は管絃。二部は雅樂アラカルト。三部は舞楽。
一部二部は演奏のみ。知っている楽器、知らない楽器があり心落ち着きいてきくことができました。

三部は雅楽の演奏に合わせての踊り。随分長い時間とても力強い演奏と煌びやかな衣装をまとう方々の踊りは初めてで。動きと共にオレンジ系の衣装とグリーン系の衣装をとても興味を持って見ました。
勘違いかもしれないけれど。春馬くんが演じた大河ドラマ『直虎』の一シーンで春馬くん演じる直親が身体を使い踊るシーンがあった。その動きと似ている気がした。織田信長公と生きた時代は被るのでそんなことがあるかもしれない。なんて想ったりした。

2時間の演奏会を終え会場をあとにする。

時間は午後6時30分。帰りの新幹線の時間は午後7時30分発。
お土産を見てからホームへ。
途中ライトアップした京都タワーを一番近くに見ることができた。


 京都タワーのライトアップ


名古屋までは30分ほどで到着。最寄りの駅まで行き、前のように短い反省会プラス打ち上げで駅構内のお店へ。少しの枝豆、刺身、サラダ、銀鱈の西京焼きなどを頼み生ビールで乾杯!銀鱈の美味しかったこと!近い内に生鱈を買って西京漬けをしてみようと思った。

全ての流れがほぼ予定通りでお天気にも恵まれたこと。普段自分ではどうにもならないことがあっても。自分たちの力以外の偶然のいい出来事があった一日✨️そのことに感謝の気持ちを忘れてはいけないな〜と感じた。

これからもむりすることなく。小さな小さな発見も喜べる日々を過ごしたいな〜と思った旅になりました!
今回は春馬くんの気配探し旅ではなかったけれど。どこに行っても小さな発見を喜べる気持ちを大切にしていきたいです🌸🐎


本願寺で拾った桜の葉っぱ










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