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TVドラマ『サムライ ハイスクール』2009の感想

 19歳で初舞台『星の大地に降る涙』を見事に演じきり終わったあと、TVドラマ『サムライ ハイスクール』が始まった。映画なら前後して撮ることもできる気がするけど。今わかることは終わってからだから、連続ドラマの主演というのは相当忙しかったと想う。
 春馬くんは『星の大地に降る涙』でもサムライの姿はよく似合っていた。
普段はヘタレな高校生として変顔もしたりふざけすぎる面白おかしい高校生小太郎。
ある日、調べものの古書を見るために行った古めかしい建物で古書を見ている時になにかが起きてそれからは時々武士がのりうつるように。武士になったときの小太郎の春馬くんは全く別人。姿勢が違うし、歩き方、話し方がとても凛々しい。顔つきもきりっとさせていた。刀ではなくそこらにある定規やデッキブラシ等を使っての殺陣も半端ない動き✨ヘタレの小太郎とのギャップがすごかった。この作品はコメデイと真剣なストーリーと不思議感が混ざっていて見ていて面白かった。武士の言葉を使って高らか
に笑う春馬くんは武士そのもの。
 何も将来のことも深く考えないヘタレの高校生小太郎が、何回か自分の中の武士と出逢ったり(のりうつりだけどその記憶があるという設定)父親役の岸谷さんのちょっかいを出すだけのような関係性だったのが、問題が起きるごとにきちっと向き合える親子になっていく。母親役のキムラ緑子さんは口うるさく心配する母親という設定。ここでは親子役。2020年の『カネ恋』メイキング映像ではこの作品で共演したことを懐かしく話し、昔から人懐っこいところが変わらない。人が大好きな子と褒めていた。春馬くんはずっと前から可愛がられていたんだね。(この世界からいなくなる前に撮ったものらしかった。)
 よく食事風景が出ていたけど。サムライになっているときの食べ方もほんとに武士のようだったな〜。(武士に会ったことない私だけど。)
 武士に影響されるだけでなく。ヘタレの高校生だった小太郎も周りの友人の杏演じるあいちゃんや城田優くん演じる中村の成長にも影響されて、少しずつ成長し武士の小太郎も、頑なになりすぎないような影響を現代の若者から受けていく。それぞれが時代を超えて、立場を超えて成長するストーリー。失敗しても立ち直ろうよ!というような。最終的には長いものに巻かれればいい!的な先生たちにも良い影響を与えとても気持ちがいい結末になっていく。
誰か一人が立派だよ。ということではなく成長段階でどうしようもないワルでクズ的な存在として出ていた賀来賢人くん演じる高校生も最後の最後に改心してヘタレの小太郎を!武士の小太郎を!助けることができた。性善説のストーリーではあるけれど。私はそんな世界を信じたい!心の中で想いたい!と思っているので。大好きな作品のひとつです。
話は現代に飛びますが。私ごとですが。職場をいくつか経験して周りの人がいいな〜と思うときはやっぱり上の経営者の考えがぶれていなくて環境も良くなる気がする。小学校でも中学校でも高校でも大学でも。上に立つ人がいい志を持っていれば。なんとかなって行くのでは?と少し甘ちゃんかもしれないけど思っているしそう思い続けたい。
春馬くんは若い頃から座長として出ることも多く。時にはつらいこと、頑張らなくてはならないこともあったかもしれないけど。こんな作品を作りたいとかこんな座長てありたい。とかいう光る気持ちを持っていたように想う。連続ドラマということと、ドラマでの座長としての、忙しさと立場におしつぶされそうになりながらも。メイキング映像を見ても、中村演じる城田優くんやあいちゃん演じる杏や他の高校生、スタッフに囲まれてワイワイと楽しく過ごせることも多かった現場だったのかな〜。と想えました。春馬くんの頑張りがいっぱいあったからだと思うけど。ほんとにいい作品だよ〜。ありがとう〜。と空に向かって言いたい。今、地上波でこの作品がみんなが見えるといいのにな〜。と真剣に思っています🌸🐎✨

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