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秋ドラマ『ライオンの隠れ家』を見始めて!

柳楽優弥くん主演の秋ドラマ。
自閉症スペクトラム症の弟と二人で暮らしている設定。市役所に勤めながら作業所に通っている弟を帰りは迎えに行き歩いて帰る。弟のルーティンに合わせて生活している。弟は何かがいつもと違うとパニックを起こし自傷行為をする場面も。
知らない子どもがライオンのぬいぐるみと共に家に入り込んだことによる弟にとっては想定外の事態。自分の大事な動物図鑑を取られたと思い大パニックに。

その子どもがお風呂に入ろうと服を脱いだ時に見つけた身体のあざ。虐待?ネグレクト?


そんな日常のストーリーを見ながらふと柳楽優弥くんが14歳の時に主役をした是枝裕和監督の映画『誰も知らない』を思い出していた。
兄弟姉妹の長男としてネグレクトしている母からの対応があってもなんとか生活していこうと考えて行動する役。
最終的に悲劇的な結末になってしまう。
子どもなのに子どもとして生きていけない現状にある子どもは、今どれだけいるんだろう?親が無理なら周りにいる大人の助けでなんとか生き延びる子どももいるのかもしれないけど。なかなか難しい。同じ監督の作品その後の『万引き家族』ではそんな子が助けられて生きていく力をもらう。その家族は社会人として間違ったことをしているのであっても大切な命を守るという点では考えさせられた。

14歳のときはできる限り考えたとしても行動には限界がある。『ライオンの隠れ家』にでている柳楽優弥くんは大人で社会生活をきちんとして障がいのある弟との生活を大切にしている。まったく関係のないストーリーだけど、今度は周りの大人として困っている子どもを助ける側に。
本来は助けられる側だった立場から、周りの大人として助ける側になる役柄。
これからどのようなストーリーになっていくか?周りの助ける側の大人としてどんなことをしていくのか?ということを楽しみに観ていこう想う。

私は実はどれだけ経っても脳内は春馬軸になっている。春馬くんと柳楽優弥くんは共に子役から役者として色々な作品で共演してきている。子ども時代はライバルとして切磋琢磨しながら役者として生きてきた二人。
子ども時代はライバルとしてだけの立ち位置たった二人が映画『銀魂』で共演して、実は魂の部分で似たところがあるようなことを春馬くんは言っていた。
2019年に撮影した映画『太陽の子』では兄弟役をして心の奥での居心地の良さを確認したように想う。映画『太陽の子』の舞台挨拶では、柳楽くんは春馬くんの作品をこれからも愛していこうと想う。と言ってくれた。ずっと忘れられない言葉です。

柳楽優弥くんは『誰も知らない』で一躍有名になった。その頃の天狗になった自分に会ったら、殴ってやりたいというようなことを本人が語っているのを読んだことがある気がする。脚光を浴びすぎたあとの反動からの落ち込みからの立ち上がり。
今は色々な枠柄をしている姿をみるようになったのは嬉しいこと。この世界にいなくなった春馬くんの分まで応援したい気持ちになる。

春の月9『366日』に出ていた、ねぎ農家役の坂東龍汰くんが自閉症スペクトラム症のある弟役をしている。気持ちの優しいところも表現している。現実での厳しさはあるとしても、兄と弟とのあったかい触れ合いがみれるといいなと想う。





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