いじめられている息子(2021年8月12日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです★

<軽度知的自閉症スペクトラム・発達性協調運動障害。中1。性格は真面目、宿題は言わなくてもやる。辛いことがあっても学校を休みたいとは言わない。(休んでもいいと口頭で伝えている)。ドッジボールや鬼ごっこは好きだが、下手なので入れてもらえない事や集中攻撃される事も。イジメとまではいきませんが意地悪をされる事が多く、中学校では『死ね』『こっち見るな』『殴るぞ』と授業中や休み時間に耳元で言われる。筆箱をゴミ箱に捨てられたりする。

根本的に相手の事を考えた会話が出来ない、何かにのめり込む事も特化したものもない。人との距離の取り方や接し方に関しても、『自分がそうされたら嫌じゃない?』と伝えても、本人は嫌ではないので『でも、お母さんは(友達は)嫌なんだよ』と伝えてもなかなかわからない。相手の気持ちを想像するとか空気をよむのは彼にとって難しい、どうしていけば良いのか…今後社会に出た時に友達は出来なくとも、せめて嫌がらせ等が少ない環境に出来るよう、今できる事はないか?>

最近おめめどうの巻カレやコミュメモを始めれたそうですが、まずは、1年続けてみてください。親御さんが口を出さず(書き方はお知らせして)、カレンダーや今日の予定を自分で整える習慣を作ってください。それから、自分のことはご自身で選ぶようにする。その結果を見て、次を考えるサイクルを邪魔しないでください(親御さんは口出ししないで)。見える形での情報提供、口で言っただけでは、聞いてる風はあっても何も伝わっていないと思ってください。本人の好きなこと(余暇)を、存分にできるようにしていってください。

「そんなフツ~のこと役に立つのかな?」と思われるかもしれませんが、このように「いじめ」の対象になりやすいお子さんは、ご自身の暮らしをしっかり見通しのあるものにし、選ぶことで自分自身の中身を作ることで、「人と離れても大丈夫」という風にもっていかないと、嫌なことがあっても離れることができないのです。誰かの様子を、また、言われたことをするを「そうするもの」にしている可能性もありますから。

以前同じように、男子に揶揄われている高機能のお子さんがいらして、親御さんが、別の遊びや本人の中身の充実を強調されました。それは、親御さん自身が、特性がおありで「小さい頃から同じような損な役回りをしてきたけど、その後もちっともいいことはなかった」という経験がおありだったからです。その後、その息子さんは、からかいのない、ご自身の道を歩まれるようになりました。

「人の気持ちがわからない」のは特性で仕方がないことですから、そこは二の次(教えるなら見える形で)。暮らしを、わかるようにして、本人が主人公のものにすることが先なのです。

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