出かけるときは、「こちらが手を出さない。全部任せる」(2015年11月23日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです! ★

今日は、明日から北海道への巡業。巡業に行くときは、息子をショートに行くのですが、出発まではやはりドキドキしますよ。機嫌よく入所して欲しいですしね。でも、なにかお膳立てしていくこともなく、淡々と過ごします。

小さいときは、自分が出かけて家に残すときや、どこかに預かってもらうときなんか、ちょとご機嫌とりとかしましたよ。そうして、いつもは渡さないジュースやおもちゃを渡したり、いつもはのんびりしているのに、やたら声かけをして、準備を急がせたり。すると、本人が「しようとしていることを邪魔して」余計出かけにい、預けにくいになることによくなりました。

昨日と書いたことと同じ話になるのですが、なぜ、私たちは、子どもの考えていることを邪魔するんでしょう ね。というか「障害がある子どもが、考えていると思っていない」人もいるでしょう。それから、「考えていてもろくなことはない、自分たちが考えるほうが正しいはずだ」と思っている人も。

私もそうだったのですよ。障害をもって生まれたとわかった瞬間に「私がなんとかしなくては」と思い込んでしまうのです。周りの療育者に「大変ですね〜」と言われてしまうと、知識がないうちは、そのことで凝り固まってしまいます。確かに、通常ではしないかもしれない体験を数多くしますよ。そのことで悲しんだり喜んだり感情の起伏も大きいでしょう。でもいつまでも「私がなんとかしなくては」ではけしてない。「本人がなんとかしてくだろう」なんです。そうなるように、親が育てていくんだと、今ではわかります。

出かけるときは、「こちらが手を出さない。全部任せる」ようにしています。すると「忘れ物があっても、本人の責任」ですからね。こちらが持たせたら、こちらの責任になりますし、自分で忘れず持って行こうという気持ちにもなりません。それから、何かトラブルがあったとしても、その葛藤をなにかでごまかさない。時間がないなどの理由で、どうしても「これでいいんじゃない?」とやってしまいますが、そうすると、自分で納得することができませんので、後までくすぶります。それが同一保持が起こり、次のときにもトラブルをわざと起こす、周囲からのもので解決して欲しがるとなることもあります。

ある方が「本人なりに考えてるとわかってるんだけど、失敗した後の後始末を考えると大変で、ただ見守ることはとても勇気がいります」と書かれていました。でも、この後始末は、親が手を出して失敗したときと、本人だけで失敗したときでは、雲泥の差があるくらい、後者は楽ですよ。前者しか経験したことがないので、知らないだけなのです。どっちにしても後始末しないといけないのなら、いっそ任せてみたら?(笑)私は、そんな風に考えます。

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