しっかりもののTさん(2016年10月26日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです! ★

昨日、事業所に迎えに行くと、なんだか険しい顔で声を荒げている息子の姿。その先には、私はあまり知らない支援者さんがいらっしゃいました。大きな声で何やら言っているので、それを制御しようと、近寄ろうとして、もっと、息子が大きな声を出すという感じ。あらま〜。私は車から降り、支援者さんに「一人にして欲しいのだと思います。なので、離れていてください」とお願いしました(それがいいかどうかはわからないけれども)。

車に乗っても、興奮気味の息子さん。口から出ること(ですから、ほんまかはわからなかったけれども)、「Tさんは、怖かった。襲いかかるかと思った」を聞いて、『なるほど、あの支援者さんが、Tさんかあ』と思いました。ずっと昔、息子がまだ荒れていた頃、対応してくださり、どうしても身体を持つという方法を取るしかない状態だったようで、そうされたのだそうです。それから、息子は、その支援者さんのことが苦手で、「しっかりもののTさんがいたら逃げる」と話していました。

私は「○×メモ」で「Tさんは優しくなりました。もう大丈夫です。○」なんていうのを書いて見せたりもしたけど、そういう記憶はなかなか消えないのですよね、担当からは、外れたとのこと。

「Tさんが、事業所の門のところに出てきていたのは、実は「門の修理」のためでした。業者さんがきておられて、その対応をされるために、息子が車を待っているロータリーのところにやってこられた(滅多にこられないのに)。それを、息子は「門の修理のため」とわからず、ロータリーには利用者は、自分しかいないし、自分に向かってやってきたと思ったのでした。

車の中なので、伝わるかどうかわからなかったけれども、「Tさんは、門の修理にやってきたんだよ。ダダさんのところへ来たのじゃないよ」と話しました(車の中って、書けないから嫌なんですね〜。あ、そうか、UDトークみたいな音声認識ソフト使えばいいのか)。それを何回か伝え黙っていると、「Tさんが、門の修理にきたのが、わからなかったんだよ」と言いました。あ、伝わったみたい。でもね、「ああ、こんなことが状況判断できないんだな」と、彼の大変さもわかりました。

以前の関係性で、違う文脈でも「自分に向かっているのかも」と思うんですよね。逆に馴れ馴れしい関係であったら、「なになに?」みたいに意味なく寄っていくのかもしれませんね。

でも、救いは「説明をするとわかる」ということです。これが、支援者さんがわかってくれたら、問題は減ります。あきらかに動揺している、なにかちぐはぐな言動をしているときには、「今の状況を説明をする」ようにしたら、納得するのですから。

とはいえ、一回こじれると厄介。ほんと関係性って大事ですね(汗)

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