それまで「心構えをする練習」をしてきてないから(2016年10月27日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです! ★

巻物カレンダー超早割は、あと5日で終了。11月からは、価格が変わり、90%に(ただいま、85%)それから、一年ポスター終了が、昨年が11月12日でしたから。そのあたりまでと思います。まだの方は、ご注文だけでも今月中に〜★

<なぜ、巻物カレンダーなのか?>という記事をブログやFBにあげました。もう何回もお聞きになった(お読みになった)かもしれませんが、今一度、目を通してみてください。7曜日式を3年してみて、わかってないやん(触らない、見ない)という経験があって、一列に続くものにした時の「○休」書き入れた時の感動ってなかったですよ。

成人施設で「ある利用者さん、行事を前もって伝えると、興奮するので、その日に遠足や検診、帰省なんかを伝えています。でも嫌なもののときはバトリます」という相談を受けました。「え〜そんな人権侵害あかんやん」と言うと「だって、知らせると支援者が大変なんです」。

なぜ、このようなことが起こるかというと、それまで「心構えをする練習」をしてきてないから。幼児期カレンダーを貼ると、おそらくたくさんの人が、「歯医者を貼ると、外すんです」「テーマパークに行くと伝えると、今日の枠をそこまで持っていきます」というような「嫌がる」「興奮する」経験をされるでしょう。相談を受けると、「そやな〜、嫌やな〜」「楽しみやな〜」と気持ちに共感して、それでも、歯医者を貼る。枠を戻すと返事をします。それをしてきたら、いつのまにか、嫌なものでも外さない、楽しみはチラチラ見て心待ちにするようになっていきます。

それが「心構えの練習」をしてきたということ。カレンダーを貼り、嘘をつかず、丁寧に伝えることで、信頼ができ、納得しようとしていくのです。小さくても始めるとわかっていくし、成人になってもしてきてない人は、上記のように「興奮するので」といつまで経っても、練習もさせてもらえない状況になります。

支援をされてこなかった成人さんの様子を見るにつれ思うのは、視覚的支援が日本に入ってきて、20年以上になる、おめめどうの巻物カレンダーができて11年になるんです。「その差」って、できることが多い少ないじゃなくて、「自分の人生を自分で判断して暮らす」というところで、全然違うんです。

上記の成人施設には、「1年くらい、肝据えて【カレンダーで伝える】やってみてください。本人にもそれなりの経験がありますから、理解されていきますよ。しなくちゃ、今までと同じ【当日話して納得させるバトル】を続けるだけです」と話しました。しましょうよ、巻物カレンダー。人権尊重であり、一生の財産になりますよ。

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