幼児学童期は「わかる世界で生きること」(2017年10月25日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです!★

今日の午後は、西脇市の認定こども園の先生方がこられます。グッズを見ていただき、幼児期支援をお話しします。おめめどうの幼児期支援は、https://ameblo.jp/haruyanne/entry-12278331071.html にファイルを4つ載せています。また、よかったら読んでみてください。

幼児学童期は「わかる世界で生きること」と私は教わりました。特に幼児期は「世界が未分化な子供」です。なので「今日はいつか?どういういことがあるのか?」「ここはなにをするところか」「どの順番でするのか」「どうあつかうのか」などをわかりやすくすることがいります。その「◯」体験が多いと、「周囲を信用しようとする」し、「×」体験が多いと、「周囲を信用しなくなる」わけです。その後の学童期にどう影響するかは、一目瞭然ですね。

けれども、幼児期に関わる大人は、どちらかというと「障害に関しては否定的」です。小学校に上がるまでに「みんなと同じように」を求めがちになります。親の「障害受容」も未熟ですし、支援側もその後の本人の人生が「みんなと一緒にあるはずだ」と信じる人が多いのです。幼児期に関わる人は、トータルに人生を見ることが少ない傾向にある。それは「大事な幼児期」に関わるからですね。でも、「大事」が付くのはその子ひとりひとりにであって、大人にとって都合の良い子供にではありませんよね。

幼児期に覚えないといけないことは、「大人からの表現」です。私はもう16年ほど「絵になる言葉と絵にならない言葉」というワークショップをしていますが、早くからわかって、声かけや表現が変わるだけで、自閉症・発達障害の子どもは楽になります。親も支援者も、早くに覚えてしまうこと。一年くらいは練習がいりますが、つい否定的、抽象的にしてしまう表現(声かけ)を、肯定的、具体的にするだけで、変わっていきますから、ぜひ全員にやってほしいのです。

それから、時間軸と場所軸の作り方。他は選択活動やカームダウンの考え方。この辺り知っているのと知らないのとでは、保育の質が変わっていきますよ。

先日の神戸セミナーにも「親御さんが持ち込んだ巻カレやコミュメモを使って、すごく楽になった」と言われる4歳児さんの保育士さんがいらしていました。自腹で続きを買われましたよ。きっと保育士さんも、「(困ったちゃんの担当になったけれど)楽しくなった」のだと思います。そう、言っていただける方が、ひとりでもふたりでも、増えていってもらえたら、講師冥利につきます。

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