「心の問題を解決するのは、心理学ではなく、哲学である」by 水谷修 (2015年10月26日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです! ★

新しい月がまわってきました。さあ、10月の最終週です。「2016年版巻物カレンダーの超早割」が10月末で 終了します。11、12月は、若干の値上げをします。年が開けると、定価に戻るという通常のカレンダーとは逆パターンですから、お気をつけて!一年ポスターもまだおつけすることができますよ〜★初めての方も、復活の方も、来年から巻物カレンダーの仲間に。

次の巡業は、三重県津市でのクローバ 障がい児親の会の研修会です。どなたでもご参加いただけます。次の次の週は広島県三原市。山口県下松市と続きます。ブログやFBを見てね。お近くの方は、ぜひ!

さて、昨日は「夜回り先生」で有名な水谷修さんの講演会を聞きに行ってきました。篠山に有名な方がこられるのは珍しいし、しかも自分が週末篠山にいることも珍しい。これは行かなきゃ!

思っていた通り、聞かせる聞かせる!レジュメもなしパワポもなし、話術だけの90分。具体的な逸話が次から次へと繰り広げ、深刻なお話が心に響いてきます。これこそ、ザ・講演!私がしているレジュメありパワポありのああいうのは、セミナー・研修会なのですよ。

夜回り先生は、夜の世界に生きる子供たちを救っていきます。その方法というのは、結局「いいんだよ」と認めること。そうならない限りは改善はないんですね。私がしている自閉症・発達障害の支援と似ているところばかり。結局人をささえるいうのは、同じなんだなとわかります。

水谷修さんは「心の問題を解決するのは、心理学ではなく、哲学である」と言われていました。論理的に心模様を伝えても、それで納得するのは論理的な人間だけ。「赤ちゃんや犬が泣いているとして、それを論理的に@@だからだよといって泣き止みますか?」と言われました。ああ、これも、同じやなあ。自閉症の手立て、机上の論理だけで説明しても解決はしないですよ。具体的に「スケジュールしましょうよ。選んでもらいましょう」いうのがあって、暮らしが落ち着いていくのです。

携帯やスマホ・タブレットについても、「1歳の子に包丁は渡さないでしょ。使い方や危険なことを一緒に使いながら教えるはずです。でも、相手を傷つけたり、自分を抑えられなくする電子機器を制約もなく平気で与えるんです。おかしいことですよ」とも、言われていました。スマホ・タブレットだけじゃなく、アイテムはルールを決めてから渡すと伝えているのですが、そうだよな〜と思いましたよ。

実は、水谷修さんは、私と同じ上智大学哲学科卒業(8年先輩)。そういうのあって、「同じ匂いがする」と思っていましたが、ズバリズバリでとても感動しました。ひさしぶりに、涙がたくさんでました。

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