全国で3歳児健診があって、何百も「発達障害」と診断される事実(2015年10月28日のメルマガ)

★こんにちは、ハルヤンネです! ★

先日3歳で診断されたお子さんをお持ちのお母さんから電話がありました。私ドキッとしてしまいます。苦手です。親御さんが受容できてないの忘れて、「そりゃ、無理」「それしても、ダメ」とかストレートに言ってしまうからです。泣かしてしまうことも多い。なので、うちには、丁寧に答えてくれるスタッフがいます。私はできるだけ、若い親御さんの電話には出ないのです。どうも気遣いという優しさは持ち合わせていないようで(汗)

セミナーやハルネットは「自分でお金を払っても聞きたい」という方なので、少々の覚悟はおありですが、電話いうのはいけません。

お母さんは、タイムタイマーをご注文されました。「タイマーは、なにかをやめさせるときに使うと、捨てられてしまいますよ。3分経ったらとか楽しみを待つ時から使います。じゃないと壊されるし嫌がられるし、もったいないよ」と話すと、「あ〜、やめさせたいことがたくさんあるので、買おうと思っていました」と正直に言われました。「そんなのに、6000円ももったいないやん。もし使いたいんやったら、キッチンタイマーで試してみたら。たぶん、無理やから。ある程度付き合いながら、こちらが終わりの伝え方を工夫していくがいるよ。」と言うと、タイムタイマーはやめて、『ハルの三部作』を買ってくださいました。

毎月のように、全国で3歳児健診があって、何百も「発達障害」と診断される事実を知ります。そんなとき、私はやはり「いつまでするのだろう?」という気持ちにもなります。自分がどんどん年をとるからです。電話してきたお母さん、もしかしたらうちの長男と同い年くらいかもしれません(若くして結婚し子供を産むと、子供3歳、親25、6歳でもありえるわけだから)。すると私は「おばあちゃんの気持ち」なのですよ。おばあちゃんは、もう立ち入らないで見守るだけのほうがいいのです。

けれども、20年も経っているのに、診断時や療育時、それから、支援学校に行ったとしても、適切な支援や情報を伝えてもらっているかというと、そうじゃない。前述のお母さんも、誰かに「タイムタイマーがいいよ」と言われたはずです。じゃないと買おうとは思わない。ということは、その伝えた人は「使い方を知らない」ということがわかります。もし、療育者なら、その時点で、アウトじゃないでしょうか?

いつまでするのだろう?という気持ちと、せめてもっと簡単に適切な支援が伝えられないものか?という想いと複雑です。ハルヤンネおばあちゃん(ハルババア)とか、言われるようになって、同じことしてたら・・これ、ちょい恥ずかしいんじゃないの?とか、自分についても悩みます。

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