【Vtuber向け】初めての機材の選び方。マイクは?オーディオインターフェイスは?実際に使っている機材の一覧
マイクとかオーディオインターフェイスの記事、書かなきゃなーとか思って悩んでたら2年と半年が経ってました。心裡はるです。時の流れ早すぎません??
今回は初めて機材を揃えたいVtuber向けに記事をまとめてみました。
Vtuber界隈で度々議論が巻き起こるコンデンサーマイクvsダイナミックマイク論争とか、AT2020がおすすめとか買うなとかの話を実際に使ってる機材も紹介しております。
◇とにかく最初に何を買えば良いかを知りたいVtuber向け
予算3万5千円程度(オーディオインターフェイス+マイク構成)
・LCT 240Pro ValuePack(コンデンサーマイク)
・NATIVE INSTRUMENTS ネイティブインストゥルメンツ / KOMPLETE AUDIO 1(オーディオインターフェイス)
・マイクケーブル
・マイクスタンド(お好みでどうぞ)
予算2万程度(USBマイク)
・オーディオテクニカ AT2020USB-X USBマイク
◇そもそもUSBマイクとオーディオインターフェイスが必要なマイクってなんぞ?(割愛)
ここは割愛します。長くなるし、調べたら他にもたくさん出てくるので…。
ただVtuber向けに言うのであれば、歌ってみたやASMRをやらない&予算が少ないならUSBマイクを購入する形で問題ないと思います。
最近のものは音質もいいですし、それこそオーディオテクニカのAT2020USBもありますしね。迷ったらこれを買えば間違いないです。
もし歌ってみたなどを考えている方は続きもぜひ読んでみてください
◇ダイナミックマイクVSコンデンサーマイク論争どっちがおすすめか?
Vtuberが使うマイクにはいくつかの種類がありますが、コンデンサーマイクがおすすめです。なぜなら、コンデンサーマイクはVtuber studioでフェイストラッキングしながらでも使いやすく、ディスコードでの音量も安定するからです。
◇ダイナミックマイク
ダイナミックマイクの特徴としては、感度が低く環境音を拾いにくいため、雑に扱っても壊れにくいという利点があります。一方で、マイクの音量はコンデンサーマイクに比べて小さく、マイクの中心から少しでもズレると音を拾わなくなるなどのデメリットがあります。
◇コンデンサーマイク
コンデンサーマイクの特徴としてはマイクの中心以外からも音を拾うことができ、Vtuber studioでのフェイストラッキングやディスコードでの音量調整にも適しています。ただし、湿気に弱く、環境音を拾いやすいというデメリットもあります。
◇マイク論争まとめ
簡単にまとめると上記のような特性があります。
シチュエーションボイスのように全身をあまり動かすことがない場合や、顔の前にマイクが置いてあることに問題がない場合はダイナミックマイクはとても優秀で便利なマイクです。
ただVtuberが使う場合には、フェイストラッキングのために顔の前にはiPhoneやwebカメラが設置され、マイクの中心からズレた位置にいくため、ダイナミックマイクは非常に不便です。
また、コラボをする際にはディスコードなどの通話アプリを使用しますが、ダイナミックマイクでは音量が小さく、通話相手にとって聞き取りにくいこともあります。そのため、コンデンサーマイクの使用がおすすめです。
しかしコンデンサーマイクのデメリットに湿気に弱いというのが挙げられます。それに関してはオーディオテクニカのAT2020や、ルーイットのLCT 240Pro等、2万以内のマイクであればそこまで神経質にならなくても大丈夫です(もちろん余裕があれば防湿庫に入れたり、タッパーにシリカゲルを入れてマイクを保存するのがおすすめですが)。
◇オーディオインターフェイスは何を買えば良いの?
ここに関しては実は2年前に書いた記事とほぼ変わっていません。
◇予算〜1万5千
・NATIVE INSTRUMENTS ネイティブインストゥルメンツ / KOMPLETE AUDIO 1(オーディオインターフェイス)
ザ・無難。マイクのゲインに関してもダイヤルを捻るだけなので操作性も簡単です。
またiZtope社のRX等がついてくるのでとてもおすすめです。
◇予算〜3万5千円
MOTU M2 2in 2out USB-C オーディオインターフェイス
低価格での性能はこれが一番だと思います。ループバックなど特殊な操作は少しやりづらいものの、歌を録音したい人にもお勧めできます。
◇とにかく歌枠をやりたい人向け(〜2万円)
ヤマハ YAMAHA ライブストリーミングミキサー 3チャンネル ホワイト AG03MK2
名前は知ってる!見たことある!って方が大半ではないでしょうか。
ボタンひとつでループバックをかけられるので歌配信やスマホでの配信をされる方にはおすすめです。
ただ音質やディスコードでの通話を考えると微妙なので歌枠をやらないVtuberさんならこちらはおすすめしません。
◇コンデンサーマイクは何を買えば良いの?
◇予算〜1万5千円
オーディオテクニカ AT2020 コンデンサーマイク XLR
AG03 mk2とセットでおすすめされるマイクです。性能も良いので買って損をした!ってなることはないと思います。
ただAT2020にはショックマウントやローカットが付いていない(細かい振動やノイズ対策の機能と思ってください)のでAT2020を買うのであればもう少しだけ頑張ってAT2035まで手を伸ばして欲しいです。
◇予算〜2万
オーディオテクニカ AT2035
AT2020に比べたら値段はあがりますが、専用のショックマウントやローカットが付いているので、こちらの方がおすすめです。
・LCT 240Pro ValuePack(コンデンサーマイク)
AT2035と値段と性能がほぼ変わらないマイクにLCT240が上げられます。こちらはローカット機能は付いていないのですが、AT2035に比べると一回り程度小さいです。
そのため、Vtube Stusioでトラッキングするときに重宝しています。
どちらを買うかは正直お好みなのですが、ローカットはOBS上でも行えることを考えると、サイズの小さいこちらがおすすめかなと思います。
◇マイクケーブルはどれが必要なの?
基本的にXLRケーブルと書いてあるものならどれでも問題ありません。
ケーブルの長さはお好みですが、マイクスタンド等を使うことを考えると2m〜3m程度がおすすめです。
5mまでくると長すぎて邪魔になると思います。
・オーディオテクニカ キャノンケーブル ATL458A/3.0 マイクケーブル xlrケーブル
◇他にあると便利なもの
マイクスタンドや壁に吸音材などを貼っておくのもおすすめです。
特にマイクスタンドがなければマイクを支えるものがないので大変なことに…。
この辺りはそれぞれの好みがあると思うのでこれ!と言ったものはありません。
吸音材は壁に貼っておくと反響対策になります。ただ毛布でも代用できますし、毛布の吸音能力高いので録音する時とかは毛布をかぶってます。
Elgato Stream Deck
本題からは少しズレますが、ストリームデックがあればさまざまなショートカットが登録できるので買っておいて損はしないです。
マイクのミュートもできますしね。
◇心裡はるが使ってる機材
機材に関しては色々を手を出して…を繰り返してます。現状使っているものはこんな感じです。
ルーイットのマイクは上でもおすすめしてるものと同一です。ボイスを撮る際にはSM7B +プリアンプを使用してますが、マダミスをする際はディスコードを使用するのでコンデンサーマイクを使っています。
オーディオインターフェイスはUADも好きだったのですが、Windowsとmac、Ipad全部に使いまわせるのでbaby face proに乗り換えました。
Total mixが便利すぎてもう手放せません…。
ストリームデックに関してはOBSのマイクミュート、F2をミュートに割り当ててディスコ+OBSのミュートをまとめてできるようにしてあります。
他にもさまざまなショートカットが登録できるのでおすすめです。
まとめ
ダイナミックマイクにもコンデンサーマイクにもそれぞれ良いところがあります。ただVtuberとしてコラボも考えていくのであればコンデンサーマイクの選択を検討してみるといいかもしれません。
今回の記事は初めて機材の購入を考えている人向けに書いたものののため、万人向けの構成になっています。
人それぞれの声質によってお勧めされるマイクは異なるため、もっとグレードの高いマイクを検討される場合は、専門店で実際に試してみることをお勧めします。
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