「モディ化」するインドー大国幻想が生み出した権威主義
・人口は世界一(14億4,170万人、2位中国は 14億2,520万人)
・経済が成長し(2027年にはGDPが世界3位になる予想
→14億人という人口を原動力に、2023年時点でGDP(国内総生産)は、イギリスやフランスを追い抜いて世界5位にまであがってきている
(USD)1位アメリカ合衆国27,966,5532位中国18,560,0133位ドイツ4,700,8754位日本4,286,1875位インド4,105,3816位イギリス3,587,7507位フランス3,183,4868位イタリア2,284,0849位ブラジル2,265,11710位カナダ2,238,568
何故インド経済発展?
1.19~65歳の生産年齢人口が国家の3分の2 、9億5千万人もいる(日本は1億人なのにGDP4位はすごいね)
1-1:中位年齢は28歳、日本は48歳
2.ITに強い
2-1:インドは英語が準公用語(イギリスの植民地支配を受けてきた)
2-2:アメリカとインドではちょうど昼と夜が逆転しているため、アメリカの依頼を朝までに進めてくれる→開発スピードが早くなる
2-3:カースト制度(生まれで職業が決まる)貧困から脱出したいと考える人たちが、IT分野での成功を目指して勉強する
2-4:インド工科大学(IIT):インドの初代首相ネルー氏が「頭脳立国」を目指し、1947年にイギリスの植民地から独立してすぐの1951年に設立した
グーグルのトップ、スンダ―・ピチャイCEOなど。
3.日本との関わりも?
インドの国内車シェア4割はスズキ。40年前に参入。低価格車を売った。
ただ売るだけでなくインドの企業と合弁会社を作ることにした。
(イギリスの植民地だった時代を経験しているから。外国の企業に主導権を奪われることへの抵抗感が強い)
4.自動車産業も強い
インドの自動車の販売台数が、日本を抜いて世界3位。インドのモディ首相は2014年の就任以来、「メーク・イン・インディア」を掲げて製造業を振興し、裾野が広い自動車産業をその核として育成に努めてきた
そんなモディ政権への警鐘
・民主主義国とはもう呼べない
議会手続きの無視、反対勢力の合法的弾圧、メディアのコントロール
モディ凄い!国民を守る強い指導者!というプロパガンダ
・ヒンドゥー至上主義が政治の中心を占める
宗教的少数派を狙い撃ちにした差別的法案が成立。特にインド全人口14% 1億3千万を占めるイスラム教徒が標的
ヒンドゥー至上主義の中心組織RSS(民族奉仕団)。モディ首相の出身でもあり、与党BJPの支持母体。
「パキスタンから越境してきたテロリストやイスラム過激派は、インドの敵」という印象操作→多数派のヒンドゥ―教徒からの支持を固める。
・若者の雇用不足
国鉄が3万5千人の募集をした所1250万人(400倍)