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答えより問いを探して by高橋源一郎
・学校で正解を教えられる教育を受けてきた我々は、何か質問されると「答えがある」と思いがちだ
明治の学制が始まった頃
大学=国を引っ張るエリートを育てる
小学校=農民を工業民にする。型にはめる
・本当に論理的だったり筋道が正しいことの中には、世論とは違った、嫌われる意見もあるかもしれない。
教育とはそもそも自己教育なのだ、と鶴見さんは言う
基準は自分にしかない。≠自分の好きなことだけやってればいい
=先生(本)ができるのはアドバイスだけ。結局、自分血肉にして使いこなさないと何にもならない。最後の基準は結局自分。
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【所感】
・学ぶ事、知る事への勇気と活力を与えてくれる本だった
これまで俺は「知識が乏しくて穴がある自論は恥」で、そんなことを口にするのは怖いと思っていたし黙ろう、受け流そうと思っていた。そもそも、考えなくていいや、という時期を過ごしてきた。
対戦時の日本に関する自論を持つ少女の一説が俺に勇気をくれた。
一般論と違う考えだとしても、それが間違いかどうかなんて、誰にも決められない。それを他人に強いることはあってはならないけど、
知りたい、自分はこう思うという気持ちを積極的に形にしてもいいんだ。と。
昨日祖父の13回忌を通して
昨日から仏教について学び直し、今朝は神道について学び、この後はキリスト教についても学ぼうと思っている。
この宗教観は、国や人によって受け入れられないものもあるし、実際、日本でも、実体の無い宗教や、スピリチュアルな言動は忌避される傾向にある。
さらに、過激なデモをしていたり「変な人」扱いされる人々の意見に耳を傾け「なぜだ?」と思うこともまた学びとなる