戦術メモリとワーキングメモリの関係性
前回の記事で戦術メモリとは視覚・空間的スケッチパッド、音韻ループ、エピソード・バッファーにより構成されていると紹介した。
視覚的イメージなど言葉に出来ない情報処理を処理する空間的ワーキングメモリ、周囲の環境に適した文脈に対して内言語を用いた言語的ワーキングメモリ、これらの上位になる認知システムである中央実行系のエピソードバッファーである。
ワーキングメモリは、絶えず長期記憶からの検索をしている。経験を含む長期記憶も積極的にワーキングメモリ・システムに寄与していると言える。
これらが戦術メモリの正体と考えられる。
フィールドの事象を解決する戦術メモリの理解のためにワーキングメモリへの理解を深めることが選手の認知・分析・判断・実行の手助けをすることとなり得る。
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