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キックにおける軸足の身体認知とトレーニング方法
中村憲剛選手のトラップ&コントロールの深夜の分析をしたところ、様々な反響を頂いたことで、キックに関する認知的な視点を知って頂く良い機会かと感じている。
夜な夜な中村憲剛選手のキック分析を始めたら興奮して寝れなくなったので、深夜のテンションで解説します。
— Sunny / サッカー×脳科学 (@sunny_strength) January 3, 2021
pic.twitter.com/4bmKBOKgaT
振り子の動きとなるトラップ&パス。前方重心のトラップから後方重心のパスに移行する。これが、その場で止めて蹴る。非常にイメージが困難だか、一連の流れを観るとよくわかる。 pic.twitter.com/3GBkweKLQk
— Sunny / サッカー×脳科学 (@sunny_strength) January 3, 2021
ボールと身体の関係性が驚異的。トラップ、パスのどちらも頭と足の位置が一定。再現性の高いパスは法則に則った身体の動きにより生み出されている。 pic.twitter.com/jEefQlGpVI
— Sunny / サッカー×脳科学 (@sunny_strength) January 3, 2021
インパクトまでの瞬間まで軸足と頭の位置が一定であり、上下動ではなく水平移動によりエネルギーを得ている。ここで注目すべきなのは蹴り足の踏み込みである。この地面反力によりキックのエネルギーが生まれている。 pic.twitter.com/KpVZp7PUyy
— Sunny / サッカー×脳科学 (@sunny_strength) January 3, 2021
地面反力を推進力し、軸足での減速が生じることで、慣性の法則に従い、自然と鞭の動きとして蹴り足が振り出される。 pic.twitter.com/t2XZ8znE0G
— Sunny / サッカー×脳科学 (@sunny_strength) January 3, 2021
軸足は並進運動ではなく、上下動により位置エネルギーで減速を生み出す。異なるエネルギーの合力によりボールにインパクトを加えることが実現している。 pic.twitter.com/7BVZF7lBtJ
— Sunny / サッカー×脳科学 (@sunny_strength) January 3, 2021
器械体操の様に寸分の狂いがないプレー。刻々と状況が変化するフットボールにおけるスキル。この積み重ねられたパスは芸術。
— Sunny / サッカー×脳科学 (@sunny_strength) January 3, 2021
フットボールにおいて、止める、蹴ることは基本であり、最も重要視される能力でもある。リンクの記事にて重要性をご本人が説いているので参照して欲しい。
この止める、蹴ることに関してバイオメカニクス的研究は多くあるが、身体がどのように感じて、そのプレーを行なっているのか解説しているものは少なく感じる。
私が専門的に扱っている認知行動科学からフットボールの基礎を紐解いていく。
一般的なキックの相分類
キック動作の分析で用いられる分類を紹介する。基本的には蹴り足の動きに準じて相分けがされている。それを大きく分類したものが、バックスイング期、準備期、加速期と呼ばれている。これらの各フェーズで身体の動きがどの様になっているかがキックの分析となる。種類が異なるキックにおいても基本的な分類は変わらないので、動画から分析する際は各ポイントで静止し、分析すると解像度が向上する。
蹴り足における相分類
TO:蹴り足つま先離地
MME:蹴り足の股関節最大伸展
MKF:蹴り足のボールインパクト
BI:ボールインパクト
キックフェイズにおける分類
バックスイング期
準備期
加速期
これらの一般的分類を身体認知構造に置き換えることでキックの動作を考えていく。
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