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【Reclaim.ai】スマートタイムブロッキングに落ち着きそうな話(備忘録)

まとめ

 「タスク管理」という言葉に踊らされ、半ば趣味的にそれと、永らく向き合ってきました。1年くらい前まではtrello×GTDメソッドで「タスクをリストとして管理」する方法に落ち着きつつあったのですが、うまくいかなかった点がありました。それは「タスクを達成するのにどれくらいの時間が必要か」をスケジュールとして管理すること。

 建設の工数積算のようにカチッと組めればいいのですが、日々の個人的なタスクというものは、性質が様々で、コロコロ変わり、その工数は非常に属人的で、そう簡単にうまくは組めない。これがうまく組める人や言ってることがよくわからない人は、ご自分の工数積算がうまくできる立派な人か、無意識的にナチュラルにやってのけちゃう天才さんか、どちらかでしょうか。私はどちらでもないし、人よりも生産性が低いので、その「タスク×スケジュール管理」に悩んでいました。
 そこで1年くらい前に見つけたのはTicktickという素晴らしいサービスです。Ticktickはタスク管理アプリです。そのアプリでは、親子関係やカテゴライズができる多機能な「タスクリスト」が作れて、それぞれのタスクをgoogleカレンダーの予定の隙間にぶちこめる機能がついています。先ほどの悩みを解決する手法である「やることをやる時間を確保する=タイムブロッキングに役立つアプリです。

 私はTicktickを気に入り1年ほど愛用しました。しかし私がこのサービスで満足できなかった点、それは「ticktickからタスクデータをgoogleカレンダーに書き込む」ことができないことでした。これを我慢できるくらいTicktickのUIが素晴らしかったのですが、それよりも、googleカレンダーにデータを書き込めればできる、1.予定とタスク作業時間のアーカイブ2.eeasyなどの日程調整ツールに作業時間も反映、といったことのやりたさに天秤が傾ききりました。

 そこで一ヶ月ほど前にTicktickの代替案を探していたら、見つけました。しかも、作業時間の確保を「自動で」やってくれる代物。それがReclaim.aiです。こいつは、たとえば「ある調べごとを1時間かけていつまでにやる」といったことを登録すると、googleカレンダーから移動時間やプライベート時間を考慮した上で空き時間を抽出し、その調べごとをする時間をgoogleカレンダーに書き込んで確保してくれる、というサービスです。これは「スマートタイムブロッキング」とでもいうのでしょうか。まるで秘書です。しかも無料です。さらにさらに、google tasksやslack、todistやtrelloなど名だたるwebサービスと連携します。

 私はReclaim.aiを使いこなすシステムを自分のデバイス環境に組み上げました。そして2週間ほど運用てしていますが、かなり感触が良かったので、備忘録として、そして誰かへのシェアハピとして、noteの記事といたしました。細かい要件など気になる方は、駄文ですが以下ご覧くださいませ。

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タスク・スケジュール管理でやりたかったこと


マスト条件

  1. タスクを登録すると、カレンダーにタスクをやる時間をぶちこめる。

  2. タスクの予定は、googleカレンダーに書き込みされる。

    • why1:記録を残したい。googleカレンダーが記録媒体としてgood。

    • why2:googleカレンダーを活用した日程調整ツールを使いたい。

  3. タスクの登録がapple watch、iPad、macそれぞれから手軽に行える。

  4. タスクの登録時に、「必要な時間」を設定できる。

できたら条件

  1. タスクをやる時間を自動で見つけ出してくれる。

  2. タスクの親子関係・順序関係・カテゴリ分けができる。

  3. UIがよき、触り心地good(大事)。

  4. リーンな感じ。他サービス連携を前提としてるシステム。

reclaim.aiと他の惜しかった推しサービスの機能比較


最終的に落ち着いているのは、reclaimというサービスです。しかしTicktickを離れる際の筆頭候補としてMotionというサービスも検討しました。結果、触り心地の良さと他サービス連携の豊富さでReclaim.aiを選びました。以下は主観的な比較表です。

3サービスの主観的な機能比較表


公式にもMotionとの比較ページがありました。


組み上げたシステムで何ができるか


以下、私がReclaimと他いくつかのサービスを駆使して、自分(apple製品複数環境)にとってスムーズに機能を活用できる環境を組み上げました。

1.やること・予定を追加する

  1. 今日中にやるタスクを追加すると、自動的にやる時間を確保してくれます。

  2. いつかやらなきゃいけないけど今日じゃなくていいタスクを追加すると、自動的にやる時間を確保してくれます。

  3. 予定を追加すると、自動的にタスクをやる時間を再調整してくれます。

2.予定を確認する

「やること」をやる時間が自動的に予定に組み込まれた状態のカレンダーを、googleカレンダーなりなんなりで見ることができます。
そのため「todoリストの確認」みたいなことはもう必要ありません。

3.習慣を行う時間を確保する(Reclaim.aiの機能)

読書とか筋トレとか資格勉強とか、タスクとスケジュールの間にもう一つ「習慣」という項目が作れます。頻度・最低時間・最大時間・優先具合を設定すればいいだけ。


フロー


こんな感じです。ハック精神旺盛な方なら細かいところはわかるかと。

システムフロー

思うこといろいろ


  • 触り心地がwebapp的にはとても良いが、スワイプとかしたい。アプリ出すのかなあという期待。アプリ出さなくてもapi公開してくれたら嬉しい。

  • 基本プランは無料。有料だと「高機能なインテグレーション」「1on1ミーティング調整(チーム内)」などができるようになるそう。slackとgoogle tasksとのインテグレーションは無料なので、それからさらに二重連携させられれば十分という所感。ただしTrelloインテグレーションは有料で現在開発中、こちらは非常に気になる。チームで使ったらいろんな軋轢と忖度が消えていきそう。

  • 公式youtubeチャンネルに、二重インテグレーションのやり方などあげていたりする。非常にハックな人たちが作ったサービスなんだろうなとワクワク。ぜひお話ししてみたい。

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