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画集は重い。

先週の金曜日、神田古本まつりに行ってきました。
神保町の古本まつりに行くのは初めて。3年ぶりの開催という事で、初日の金曜日は午前中からすごい賑わいでした。

お目当ては、画集。
新品の画集はお高いし、中古もネットだと中身(掲載作品とか、画像の大きさとか)がわからない。武蔵美の図書館は鬼遠いし、近所の図書館は画集は基本閲覧のみで持ち出し禁止。
なので、いい画集がみつかるといいなぁと大きなリュックを背負い出かけてきました。

美術書を多く扱ってるのは悠久堂書店さんらしいのですが、私は初めての神田古本まつりでもあったので端から美術書を丹念に確認しながら道を進みました。

到着早々にシャガールの画集を150円で買ったのを皮切りに、中身を確認して気に入ったものは迷わず購入。
人出が凄くて同じ場所に留まっていると邪魔になってしまうので、中身をじっくり見るというよりは確認程度にしてどんどん進んでいくという感じ。

でも2冊買ったところで嫌な予感が……。
家を出た時には欲しい本が一冊でも見つかったら御の字くらいに思っていたのでリュックで出かけてしまったけれど、重い。とにかく重い。
そうだ、画集って重いんだった……!

3冊買ったぐらいからリュックが重すぎて前屈みになれず、しゃがもうとすると後ろに転びそうになり、立ち上がりたくても立ち上がれない始末。
でも一番の目的の花の油絵がたくさん載っている画集が最後まで見つからず、ほんと、なぜリュックではなく『コロコロ』を持ってこなかったのか!と悔やみつつ、何度も前転・後転しそうになりながら最後に悠久堂書店さんへーー。

そこでやっと花の画集を発見!
「FLOWERS AND NATURE(花の系譜 ーオランダ絵画の400年ー)」
花の絵画ばかりオールカラーで載ってる画集です。
やったー!
うーん、見つけた時はほんと嬉しかった!
「静物」や「裸婦」、「風景」などの画集は時々あったけれど、花の画集はピエール・ジョセフ・ルドゥーテの「Les Roses バラ図譜」くらいしか見当たらず、諦めかけてたところだったのでほんと嬉しかったです。

ラッヘル・ライス(Rachel Ruysch)の画集があればいいなぁと思っていたんですが、お店の方に聞いたところ無いとの事。残念だけど、見つけたこの画集だけでも充分見応えがあるので満足!です。

そんなわけで。
購入したのはこの5冊。

ジェームズ・エンソール(アンソール)は明るく柔らかい色彩の静物画が好きなので購入。

シャガールは好きなのでカラーが綺麗で図版の大きなものはとりあえず買っておこう、と2冊購入。一番欲しかった画集は大きな洋書で8,000円だったかな?高価だし激重で持ち帰れる自信も無かったので諦めました。無念……。

緑色の表紙の物は2005年の「栄光の大ナポレオン展」の図録です。
絵画だけでなく、調度品やジュエリー、衣装なども豊富に載っていて本の状態も非常にきれい。眺めているだけで楽しいです。

ところで。
素人なので知らなかったのですが、古書店では本に触るのは最小限に留め、購入しない本には触らないというのがマナーらしいです。
あんなに雑に積み上げてあったり埃だらけで放置されてる感がすごいのに、自由に手に取れないのは少々納得いかない気もしますが〜〜郷に入っては郷に従えですね。

さて。
これで少し課題が進むといいのですが。

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