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お客様の声_M.Kさん
自分で学ぶ子になる 親子の対話講座(旧 ことば力と思考力講座)
育児休暇取得中の、M.Kさん(お子さん:4歳、1歳)にご感想を伺いました。
インタビュー中、ことばをレゴブロックに例えて素晴らしい表現をしてくださいました!(許可をいただいたので今後使わせていただきます笑)
元々読書好きとのことでしたが、講座でお伝えした「一文を正しく読む」を実践することで、内容の理解度が上がったそうです。お伝えしたことを早速実践して効果も感じていただけたようでとっても嬉しいです。
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お申し込みを決めた理由は?
読解力について興味があったからです。小学校でも「読解力がないと算数の文章題が解けない」「読解力は全ての基礎だ」などと言われているので、以前から気になっていました。
それから私自身も読書が好きで、こどもの読解力を高める方法を知れたらと思い、申し込みました。
受講していかがでしたか?
私がイメージしていたのは小手先のテクニックみたいなものだったのですが、もっと前の段階の概念的な話も多く(どうして言葉が必要なのかとか、どう言葉を習得するのかとか)、想像していたよりも深い内容でした。
それまでの読解力の捉え方が浅すぎたことに気づけたので、受講して良かったと思いました。
特に印象に残っている講義を教えてください。
文章を読むためのステップの話がとても印象に残っています(下記参照)。
一文を正しく読める
↓
短文を正しく読める
(文と文の関係を把握できる)
↓
長文を正しく読める
(段落と段落の関係、つまり文章の構造を把握できる)
この話を聞いてから、自分が文章を読むときに一文をちゃんと読むようになったんです。小説をたくさん読むためか流し読み癖があって、その読み方が全ての文章を読むときに適用されていたんです。でも一文をきちんと読むようになったら、ちゃんと意味がわかるようになりました。
くだらない例なんですけど(笑)、例えばマンガのHUNTER×HUNTERって複雑な説明書きが多いんです。これまでは何度読んでも「よくわかんないな」と思っていたんですが、セリフを含め全て一文一文をちゃんと読んでみたら、意味がわかったんです。時間は倍かかりましたけど(笑)
「私って一文をちゃんと読んでなかったんだ」と気づけたので、これが一番記憶に残っている内容です。
あとは、語彙力が読解力にどう繋がるのか理解できたことや知識観の話も印象的でした。この講座を受けて、ことばってレゴブロックみたいなものなのかなって思ったんです。
レゴって本当に色んなパーツがあるじゃないですか。四角だけだと作れない作品とかもあって。だから、色んなパーツを持っていると色んな作品を作れる。
私はそれまでそのブロックをとにかくたくさん持っていればいいと思っていたけど、そうではなくてブロック(ことば)をたくさん持った上で作品を作ったり(学び)とか、作品を作ることを楽しめる(学ぶことを楽しめる)というのが大切なんだなと思ったんです。そうして出来上がった作品が「知識」なんだなと。
他にも、文章を構造として捉えるというのも印象的でした。
文章を読んで構造を図として思い浮かべられることがゴールだ、という話を聞いたときに、「こうやって捉えられると、長文って解けるんだ!」と思いました。
お子さんとの関わりで変化した点はありますか?
子どもが自分で意味を想像できそうなことばを使うようになりました。
今までは語彙力を身につけさせるために、大人が使うような難しいことばを使って、子どもが意味を聞いてきたら答える、という関わり方をしていました。でもこの講座で子どもが想像して(自分で考えて)ことばを覚えていくのが良い語彙の増やし方だと知って、子どもが想像できるレベルのことばを会話に織り交ぜるようになりました。
それから「前」「後」「先」などの大事な概念に引っかかりやすいと知って、これらのことばを意識して使うようになりました。「10分前だね」「10分先だね」というように。
どんな方におすすめしたいですか?
お子さんに本をたくさん読んであげているお母さん(お父さん)。「3歳までに1万冊」といった目標を掲げて頑張っている方ってたくさんいらっしゃると思うんですが、そういう方に受けて欲しいです。
どうしてですか?
単語をただ「知っている」だけではもったいない。子どものためにそこまでできるというのは、それだけ熱量があると思うんです。この講座をうまく活用できるのはそういう人かなと思いました。教育に関心があって、学ぶことが好きな人には刺さると思います。例えばことばを知っているとどうして人生が良くなるのかなど、そういう根本的な部分を知ったら納得できると思うし、その知識を活用してもっと良い方向にむいていけると思うんです。なので、そんな方にこそおすすめしたいです。
今後は学びをどう活かしていきたいですか?
先ほどのレゴブロックの話でいえば、ブロックをたくさん集めて「作品を作ること(学ぶこと)、そして作品を作ることが楽しいと思えること」が大切だということがストンと腹落ちした感覚があります。これまではレゴブロックをたくさん集めることに注力していましたが、今後は「作品を作ることを楽しむ」というところに注力していきたいと思っています。
M.Kさん、ご受講いただき本当にありがとうございました!