隅田川花火大会のストーリー

昨日はテレビで隅田川の花火大会を見た。

今年は隅田川の花火大会はコロナウイルスの影響で中止になったけど、都内三ヶ所で花火が上げられて、それが放送されていた。

番組の中で隅田川の花火大会の歴史や、花火を作る会社の方の思いを知り、花火を見ながら泣いた。

隅田川花火大会は、大飢饉コレラの流行によって江戸で多くの死者が出た1732年、8代将軍・徳川吉宗が大川端(現在の隅田川河畔)で催した「川施餓鬼」(死者の霊を弔う法会)に遡る。1733年7月9日(享保18年5月28日)、幕府は前年にならって川施餓鬼とあわせ、慰霊悪病退散を祈願する目的で、両国の川開きの日に水神祭を実施。その際に花火を打ち上げたのが、現在の花火大会のルーツとされる。

Wikipediaより

疫病で亡くなった魂を弔い、そして世の中にしあわせが訪れるようにと祈った人がいて、その思いが300年後の今も受け継がれているのだ。

花火というものの本当に表層しか見ていなかったな。。

立ち止まることでまわりを見渡したり、過去を振り返るチャンスを得て、大切なものを再確認することができた。

人やものごとにはたくさんのストーリーや過程があって、その最終産物しか見ないのはとてももったいない。

そんなことを思って涙しながら見た今年の花火だった。

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