わたしのオムライス
自分で言うのもおこがましいが、わたしの作るオムライスは美味しい。
鶏肉が苦手なわたしは、代わりにツナを入れる。バターで炒めたツナにたっぷりと引き立ての黒胡椒をまぶし、少し多めのケチャップと細切りのチーズを絡めて、最後に、クルリと卵を被せる。
シンプルで簡単な、わたしのオムライス。
まだ、誰にも披露した事がないけど、数年間、わたしがよく作るわたしの定番メニューだ。
謎の体調不良で、ほぼ眠っていたこの二日間。朝から何も食べずに、水だけ飲んで眠り続けた。
夕方になって、ふと食べたいなと思って作ったのが、オムライスだった。
そして、これまでで、一番美味しくできたオムライスだった。
わたしは、お料理には、自分の波動やエネルギーが直に影響すると思っている。不思議なもので、目に見えないものがダイレクトに伝わる。
だから、疲れてしんどい時に作った料理は、ひどいものだ。そんな時は、選択を間違ったなと後悔してしまう。無理して作らないで、買って帰ればよかったと。
そして、よくやるのが、やりすぎて、おかしな味になってしまうこと。調味料を入れすぎたり、焼きすぎたり。。。
いずれにしても、自分の状態がアンバランスな時に起こる。料理の出来は、自分の状態を知る、バロメーターになると思う。
何を伝えたかったのか、よくわからなくなってしまったが、オムライスを食べ終えて、そんなことを考えた。
上出来のオムライスを美味しくいただき、満足したわたしは思った。この美味しいオムライスを、恋人と、家族と、大好きな人と一緒に食べよう、と。
わたしのオムライスは、美味しいのだ。
晴海たお