[15周年第2弾] ガンバライドの没データ
自分が発見したネタを自分の媒体で発信したいと考え纏めてみました。長くなりすぎたので分割して投稿。
第2弾では、プレスリリースや雑誌掲載のスナップショット・当時の情報等をもとに、製品版に受け継がれなかった要素を見ていきたい。
1弾の内容を踏まえている箇所もあります↓
没になった要素
・ライダーチェンジ
あまり知られていない?完全に没になったシステム。現行のガンバレジェンズに至るまで、プレイ中に配置を変える動作は採用されていない。
1弾稼働前の雑誌に画像付きで紹介され、2弾稼働時の告知にも掲載されていたりと、直前まで練られていたが自然消滅したようだ。
スナップショットより。いろいろと突っ込みどころがあるが各項目で後述する。
ゼンエイとコウエイを入れ替わるだけに留まらず、サクセン次第ではライダーごと入れ替えることができたらしく、ある意味0○弾の3人チームを先駆けたシステムだった。ボツったけど。
・没カード柄(SPスキャン含む)
製品版(=ディケイド柄)に至るまでに紆余曲折あったことは周知の通りであるが、さらにマイナーなものを発見したので触れていこう。
合計でヒーローカードに3種、スペシャルカードに2種類没となったデザインがある。
一つ目はPVタイプ。
GETRIDEのPVに登場した9枚と、それらを基にしたプリキバゴー!配布のカードは、ご存知の通り構成が製品版と丸々違っており、バーコード2種とライダー名以外は全て無記載という特徴が挙げられる。
2つ目はプレスリリースタイプ。
最初に公表されたプレスリリースや、それをもとに雑誌に掲載されたカードデザイン。製品版にグッと近づいたものの、ゾクセイの位置やライダースキルが表面に記載されているなど、細部では違いが見られる。
ステータスやスキルについては下記の別項目で。
3つ目はCMタイプ。ピンとこない人の方が多いかもしれないが、一度しか使われていないLRよりもレアなカードがこちらだ。
キバ放送中、東京ドームシティのCMにだけ使用された第3のカードデザイン。上記のプレスリリースタイプよりもさらに相違点が見られる。
単体且つテロップで隠れていないものでも。相違点としては
・ベルト用バーコードが細い
・スロットが白枠で囲まれている
・左上部にクレストが配置されている…など。
一番最後のはFFRにも継承されたと言えるが、果たしてデザインはどちらが先だったのか…
イラストの構図自体も製品化に至るまでに微修正されており、キバの角度違いやエフェクトの有無など数種類確認。
SPカードの方は比較的有名、ロケテスト用に作られたと思われるカードが2011年のオークションで29万円で落札されたという伝説─レジェンドを持つ。
(24年4月でも9万で落札されました。このカード何枚出回ったの!?)
稼働前の雑誌に掲載されていたカードたち。右二つはテキストが製品版と違い、[ぜんえいがキバのときスキルポイント+20される]、[あいてチームの後衛[こうえい]ルーレットをとめにくくする。]というどちらも使われていない名称や効果が。完全ランダムは後のG電王っぽい
密かにだが効果画面も複数存在。左上が実機、右側二つは複数の雑誌で確認できたもの。左下はなんとディケイドライバー付属のブックレット限定。細かいUIの違いではあるが数々の痕跡を体感できる。
一弾の回想録でも触れられている表面FINAL RIDE。戦闘員以外の5種類存在し、デネブのみATTACKが付与されている。
・コウエイの概念とは
先述のライダーチェンジ機能を踏まえ、コウエイの存在が今と全く異なったのでは?という考察をしたい。
というわけで、地球の本棚に入ります
一つ目のキーワードは「稼働前CM」
ヒュンヒュンヒュンヒュン
キバ42話(11/27放送)から稼働開始まで放送されたCMでは没UIのプレイ画面が映っていた。(スロットの速度やSE、必殺時にゾクセイアイコンが上書きされる仕様など。ガルルはR、V3はSRのステータスと一致)
タイリョク欄がゼンエイ分しか記載されていない。コウエイ分は!?
残念ながらこれ以上同時期の画像は発見できなかったため、さらなる研究には発展できない…もう少しないかい?
2つ目のキーワードは「なかまのタイリョク」
「コウエイのとき、なかまのコウゲキとボウギョ+100」(電王RF)など、自分に加算がされないという意味で「なかまの」表記が各種スキルに使われたが、1~3弾のカード(+それらの再録分)に限り、タイリョクにもこの表現が使われていた。大幅にゲームシステムが変化した4弾以降は名称がチームタイリョクに統一。
やっぱりコウエイのタイリョクは加算されないステータスだった…?
補足として先駆者のツイートを丸投げ。「たいりょく」や「なかまのチームタイリョク」など、表現揺れがそこそこ存在する厄介モノだが、先述の初期カードにはHPという表記があったり。
キバのスキル?は[おなじぞくせいのライダーとタッグをくむと、HPが+500される。]このプラス値はネガ電王リュウガ、クウガUFの3人とそこそこいた。
新一号は[前衛[ぜんえい]にいるかぎり、1ターンごとにコウゲキとボウギョがすこしずつアップする。]レジェンズの表記に近い
前述のチェンジ機能を踏まえると、ゼンエイのときボウギョUPのスキル持ちを後ろに置き、必殺を受けるときだけチェンジして耐久する、同調スキルを外すために有利ゾクセイのライダーと交代して逆転を狙う…のような、その都度"○○のとき"を発動させたり、相性有利にチェンジする構想があったのかなと、多分。後の害悪SPカード ただ上記のプロトカードは稼働当時から見ても古いものであるため、いまいち決定打にならない。何か掴んでるね?
3つ目のキーワードは…「世界」
仲間配置指定という厳しい条件なのに効果が薄く、レアリティが低いため相性にも期待できない。挙句の果てにはがっかりレアの誕生などいろいろとかわいそうなディケイドが持つ通りすがるスキル群。
初心者やクロスオーバーを楽しむライト層にとっても分かりにくいかもしれないが、これを補う目的でも役立ったのではないだろうか。大会での運用が気になるところ
単にルールを覚えてもらうためのカードだった、と言われるとそれに尽きる。
こちらは自分自身をゼンエイに置くと発動。(CFや激情態を後衛に置いても可)チェンジする意味がない…
・名称(ライダーパワー、スタンAP、レジェンドレアなど)
ライダーチェンジ以外にも、製品版で採用されなかった名称が多数存在する。
・コウエイスロット関連
先述の画像ではあるが改めて掲載。これをもとに2つ解説する。
①略称
アタックポイント~とスペシャル~の部分がアルファベットに置き換えられ、後者はスキャンが付記されている。よく見るとレベル表記も…?
ここでピンとくるガンバライダーはかなりの熟練者といえるだろう。
ロケテストで排出されたガルルと新1号、ディケイドライバー付属のカブト、ディケイドにはAPという名称ががそのまま使われていた。テキスト欄にそのまま載せると長くなるため省略するはずが、何らかの理由でそのままつかうことになった…というよりは開発中の呼称の可能性もアリ?
ガンバライジングに移行した際は上記のように併用され、BM6弾まで使われ続けていた(RT弾からAPに統一、リバイバルの際も現行フォーマットに合わせるため打ち直されている)
②パワーチャージ
名称とアイコンから、ライドパワーアップの前身だと推測できる。
1弾ファンブック掲載のコウエイスロット表にもこの名称が誤って使われており、カタメロは実際の並び(EX動画のBLACK)と一致していた。画像のサクセンとは一致していないけど…
上記と似て非なる画像がこちら。ここでは3つ見ていこう。
①ライダーパワー
ある程度共通したレベルと配置のため、先述のライドパワーアップ→パワーチャージのさらに前進の存在で間違いない。
没名称ではあるが、この言葉に聞き覚えがあるガンバライダーは大勢いるのではないだろうか。
その正体はネガタロス。ゲーム内の効果表記で()付で訂正しないといけない程度には修正が間に合わず、ゲーム側でどうにかする形で世に出回ったのだろうか。先述のCMに出てきたUIの時点でライドパワーだったことから、かなり古くにボツになった名称の模様。
②じゃくてんこうげき
こちらは言葉の意味合いからゲキレツアップを連想するが、実はゲキレツという概念そのものが存在していなかった説が浮上している。断言できる証拠はないものの、興味深い資料があったので検証していこう。
それがこちら。ゲキレツアイコンがスタンアタックポイントという名称で紹介されていたのだ。1~3弾のナレーションに「スタン効果で動けない!」というものがあったが、"ゲキレツ"のワードは使用されていないので、ボイス収録の段階では生まれていない可能性が高い。上の画像なんて双方ゲキレツ状態なのにチャンスの文字すら出てないですからね。
1弾稼働後に掲載された画像でも、SP表記が消え、こうげきがカタカナに変更になっているなどほぼ完成した状態であるにもかかわらず、この名称が使われているのも説を裏付けるヒントと言えるだろう。
ドクトルOの正体開発スタッフのおはやしゆきとのツイートに、開発環境を振り返ったものが何点か上がっている。
このような経緯があったことから、LR以外にもライド独自の単語はギリギリになって決まることが多かったのかもしれない。
③追い打ちこうげき
珍しく漢字が使われていた名称だが、これは10年以上使われていたオイウチコウゲキの原型ととっていいだろう。製品版のモーションを見るにゼンエイが3回攻撃していた可能性が
名称ではないものの、未使用のまま終わった仕様もいくつか発見したのでまとめて掲載。
・ストーリーモード、メディアミックスについて
ディケイド融合前の段階でも少し話が出ていてプレスリリースでも触れられた要素といえば、ストーリーモード。
昭和と平成が共闘する世界観。彼がstrongerなら俺は𝓢𝓽𝓻𝓸𝓷𝓰𝓮𝓼𝓽─
当時はディケイド未公表のため、変身ベルトとは言わずあくまで『イメージした』という扱いだったベルトボタン。その後続報はなく完全に途絶えた構想…だったのだが
11月末に発売されたてれびくんにはファンブックの没表紙が掲載されており、"ストーリーモード体験版"がDVDに収録される予定だったらしく。
プレス時点で同時期での発売告知がされていたが、実際の発売は稼働1ヶ月後とそこそこにズレが生じていた。ファンブック1号は上記以外の没情報はほぼ未掲載なので、開発の遅延に伴って出版が遅くなった、と捉えるのが自然だろうか。
非公式の視点からも触れていこう。
西氏の動画へのコメント返信に興味深いものがあったので、一部を抜粋して紹介する。(4月のスクショから期間が空いていたので、動画欄若干消えたものもあります、ご了承を)
少年がライダーをまとってバトルするというのが初期構想だったらしく(ヒーローバンクが近い?)電王期の発注だから前番組枠としてカブトがいることに納得できるのではないだろうか。オーズに転用されたのはバンダイ色の強いガチャポン要素…?
データカードダス上での話はこれ以上広げられないが、折角なのでストーリー化されたメディアミックス作品について触れていこう。
<仮面ライダーバトル列伝 ガンバライド雷太>
コロコロイチバンで連載、稼働開始からフォーゼ期まで続いた犬木栄治の漫画。
最後に残った勝者が一つだけどんな望みもかなえられる─主人公鐘戸雷太(べると らいた)が偶然手に入れたガンバライドドライバーで召喚した1号は3頭身⁉そこにマスターを目指すライバルとライダーたちが現れる…
ファンブックにも不定期に掲載されていたので、ガンバライドのコミカライズといえばこれ!となる人も少なからずいるだろう。DS版発売時期にはコラボ回が読み切りで書かれたことも(夢オチ)
中盤まではイチバンの発売が2ヶ月毎だったため新弾のライダーが高頻度で登場していた。Wが登場しないままOOO編に突入し、現行ライダーが相棒になった関係で1号がフェードアウトしたのが大人の事情すぎて…
唯一カードの枠を超えて本編玩具と連動した作品でもあり、クリアマジックハンドスイッチが付録になったことも。No.1~9のスイッチはガチャポンやイベント等でクリアVerが出ていましたね。40名限定のフルセットは忘れろ
当時このスイッチ欲しさに買ってもらったのがイチバンとの出会いでした。サモンライドを境に掲載されなくなったのがタイミング悪いような…
<ガンバライドバトル ライドマスターズ>
テレマガやボンボンから派生した[テレまんがヒーローズ]にて連載された出月こーじの漫画。全2話•3部構成で、単行本が09年秋に発売(初回特典にテレマガロゴのCJ付属)
主人公来人(ライド)は10年前に川原で溺れていた所をクウガに救われ、以来仮面ライダーに憧れる。
ある日来人が遊んでいた筐体から排出された無地のカード。それはガンバライドを通して仮面ライダーを召喚できる"マスターライドカード"だった。その力を悪用しようとするダークライド、彼の正体とは─?
ある意味で西氏の構想するストーリーモードと一番近い世界観かもしれない作品。召喚やバトルコマンドはゲームを通して行うので筐体を運ぶシーンがシュール。
カードの持ち主であるライドマスターがサクセンを選択、(主人公のみだが)変身やアクションにシンクロ動作を伴うなど、Zわざ今のガンバレジェンズを予言していた…?
ディケイドの立ち位置はいつも通りの破壊者。最強のライダーを造る計画が頓挫し、その残存したプログラムが独自にダークライドとして稼働、ライダー達のカードを取り込んだ姿として登場する。
ディケイドとの最終決戦で来人の声を受けたカードたちの心が一つとなった集合体が今作のコンプリートフォーム。ゼンエイ登場画面の謎の神々しさに上手い理由付けがされていてさらにかっこよく見える。
<カードバトル大戦 決戦!ハイパードクトルO!!>
DS版超速公式ガイドブック掲載に読み切り掲載された難波孝の漫画。
ライト(DSデフォ名)がハイパードクトルOとバトルする、パスワードにちなんだストーリー。リアル頭身で描かれたドクトルOがなかなかにイケオジ。
著者のブログにはラフ画がアップされていた。
大きな没要素については以上。ここからは重箱の隅をつつくような「ゲーム初期」の小ネタやトピックを紹介する。
#ガンバライドの小ネタ
・現存する1弾プレイ動画
現在でも閲覧できる動画は2本。しかも片方は海外版。
ここまで調べてもEX関係の動画は発見できず。勝利画面が未だに不明!
2人対戦を収めた海外版の動画。状態こそ悪いものの、タイトル画面の演出や数少ないキバットのシステムボイスが聴けるという点において大変貴重な資料。
CPU戦を収録した国内の動画。画面アップで撮影されており、大画面で見ると当時の雰囲気を体験できるのではないだろうか。スロットがものを言わすというもやしの意見もよーくわかる。あとロードが長い
・2ちゃんねるで流行った噂
書いている現在、ガッチャード最強のリークがきています真偽はともかくネタバレや噂が集まる2ch(現5ch)。2008年後半の過去ログを検索してガンバライド誕生には事欠かせないディケイドのスレを追ったところ、今では聞かないようなデタラメと事実が混在していたので、いくつか紹介する。前編で触れた裏話がこの段階で出ていたことに驚きました。
ある程度情報が載っていたレスを抜粋。特に目を引いたのは「ガンバライドの春映画」ストーリーモードがあれば実現していたかもしれない。ウルトラ銀河伝説的な
ワンピース映画については「STRONG WORLD」のことで、当初2009年3月公開予定だったのがシナリオ修正で延期、その後12月12日に公開されたという話。(MOVIE大戦2010と同日)
該当レスより少し経った頃には「ゴーオンvsゲキレン」が諸事情でVシネから劇場上映になったため、"代替映画"というのもあり得なくはないケースではあった。
実際に公開されたのは超・電王で、公開時期もGW中。結果的にガセになってしまったものの、噂が蔓延るぐらいには広まっていたことがわかった。
その他の情報としては変形したクウガゴウラムがバイク、新撮と総集編を組み合わせるウルトラマン列伝の仕様を採用、夏映画は次作品の先行登場など。断片的に正解してますね。
尚西氏は映画化の噂を否定していた。(ゲーム内を超える契約はバンダイと結んでいなかったとされている)
追記:前弾にも記載したが、白倉Pが語る(東映側の)ディケイド構想の1つに「10周年記念映画」が存在した模様。あくまで平成に限った話で、バンダイ側西氏の原案であった昭和ライダーがここに絡む想定はなかったようだ。
・キバ、イクサのモデリングについて
1弾PVの作成は電王放送中だったという件は前項で触れた通りだが、そこから派生した余談に触れよう。
放送前と言われないと分からないほどの完成度だが、実物のスーツと違う箇所が2点存在する。まず一つが、フエッスルの形状がスロットに沿う形で作られていた点。
PV内に出てきたカードにもこのモデルが使用されていた。取りにくそうな形だし、スロットの付け根もよく見たら下がってるしで物凄く不親切な設計だこれ…装着変身の造形がこれに近いものだったという補足を付け加えておく。
2つ目はキバットのモデリングが簡略化されている点。上の画像で見てものっぺりした印象だが、PVにも使用された必殺演出だとより分かりやすい。
・複眼のカラーリングが明るく、ややメタリック。楕円を描かず、縁取りが黒くない
・おでこの黒い部分(DXのスピーカー部分)と牙がない
・羽のラインが細い
などが挙げられる。一重だときもかわいい
これに付随する疑惑として、「横POPのキバは10弾Nに流用されている」というものが存在するが、検証した結果微妙に違うことが判明した。
膝の黒い部分が無かったり、指先が鎖に被っていなかったり。
イクサの方はキバほど目立った差異はないものの、誤用範囲が広いことで有名?である。
注意:情報量が一気に増えます
HPでは当初技名がシルバーバレットショットとして掲載されていたNセーブモード。去年あたり額にある謎の🔷に注目が集まり、さらにこの誤植版がトライアルデータタグとして実際に商品化されていたことが判明していたが、今回更なるミスを二点発見した。
1つは分離したはずのナックルが分裂している現象。このカードのみに見られる。アクション用にしても相当薄いよ
もう1つがやや見ずらいが、フェイクフエッスルが独自の形状をしている点。左肘の上辺りに青いガルルのが見えるが、ハッピーターンみたいに押し潰されているのが分かるだろうか。
Fフエッスル問題は多岐にわたり、さらにはカード以外でも誤用されていた。
1-015バーストモード。手前から4つ目の椅子の角が見えるようになっている。スロット自体の造形も何気に違いますね…
サイト等に掲載する立ち絵でも同様の現象を確認。上記の画像だと色まで判別できるが、そもそもフェイクのフェイクとは???
セーブモードのイクサカリバー持ちというレアな組み合わせだが、それより注目すべき点はやはりFフエッスル。
過去イクサを作るなら一つを除いて取っ払うわけなので疑問が残るが、前作放送中の2号ライダー作成はかなり尚早で作成できない…仕方ないと割り切るしかないだろう。玩具カタログ上は仮面ライダーハンターでしたし。その横にフエッスルも掲載されてたけどな!
・黒い影が見えたら君はどうする?
前弾からの引き要素として、黄黒のディケイドについて残していた。
ダークディケイド。その瞳は何を見る。
ディケイドの出生を見届けた西氏がコメント欄でこのように触れていた。
普通に否定されてた…
この理論だとジュダにも許諾が必要だったのかと思わされるし、ガンバライダーの誕生にもライジング社を超える企業が関与していたり…?レッドシャドームーンはアトラクスーツが作られる前提で動いてたっぽいけどどこが発案なんだろう…
「今やってる仮面ライダーのプロデューサーさん、ディケイドの著作権切れてると思ってるのかな笑」
・ゾクセイバグの真相
2.3弾で特定のカードをスキャンすると、表記と違うゾクセイで登場する不具合が発生していた。
3人のライダーでしか発生していないバグだが、これには明確な理由が存在する。
3弾までは上記の通り、各ライダーとフォームで1つの属性しか持たない仕様だったが、これに加えて一部ライダーは必殺技の種類・ベント別にも振り分けられていたのが原因。法則を無視して龍騎FVを力属性に搭載したが、ゲーム側の処理が追いつかずに技属性に置き換えられる…というものだった。
当初はディケイド以外の9人が技or力に分類されていたが、それだと速にカメンライドできないことになるため4弾からは割り振りが見直され、新技と共に実装された電王を筆頭に高速系のファイズやカブトが相次いで速で参戦。システムが廃止されるまでにクウガ以外が実装された。
・BLACKは平成ライダー?
元号が途中で変わったのはRXだろ!DS版でBLACKの必殺を発動すると流れるBGMが平成曲になるという不思議なバグは周知の通り。
が、これが実機でもそうだったということはご存知だろうか?
海外版の2.3弾動画。3:16辺りからブラックキックを拝めるが、なんと平成仕様である。先述に記載した通り1弾動画でもきちんと昭和のBGMは実装されているので、これこそ正真正銘…
・開発中のタイトル画面
去年あたりに投稿したはずが消えていたので、高画質にして再投稿。
ゼロノスがいた。スタッフ達に忘れ去られてる…
それ以外にも各ライダーのサイズ調整、キバットと腕の配置が前後入れ替わる等の微修正あり。
・筐体版PV
前述のとおり、GET-RIDEのPVに初期デザインのカードが使われている、というのはガンバライダーなら基本中の基本の知識と言えるだろう。
ところでこちらの画像を見て欲しい。ユウスケ役の村井良大氏がアメブロに投稿した当時のブログの1枚である。
お分かりいただけただろうか、なんとPV内のカードが製品版に差し替えられているのだ。
(年末にはライアルのカードを頂いたそうです。閑話休題)
さらにこちらもご覧いただこう。
同じく1弾稼働当時の写真。他弾に見られるようなライドロゴが常駐する仕様も加味。
HPやDVDで視れたPVは修正前のものしか収録されていないので、実機でしか流れなかった全容を今から追うことは極めて困難…
あきらめるな!
ファンブック06収録のイメージムービー集に使われたものは文字だけだったタイトルロゴが完成していて、且つ左上に常駐する筐体仕様の映像が転用。僅かではあるものの、修正版を見ることができる唯一の媒体だった。
小ネタ終わり。新しく見つけたら追記します。
時系列
ライド2弾稼働までとディケイドにまつわる主な時系列を掲載。重要なものは太字で46億年前・地球が誕生する。
35億年前・生命が誕生する。
2007年・西浦和也が企画書をバンダイに提出
2008年1月27日・キバ放送開始
上半期・許諾が降り制作開始
4月頃・東映が次作ライダーのデザイン依頼を注文
7/31(翌日?)・プレスリリース・PV・主題歌、仮HP公開
8/1・てれびくん9月号にて特報掲載
8/9・魔界城の王公開、パンフ掲載
8/10~20・プリキバゴー!、プロモカード配布
8/30・てれびくん10月号、DVDにPV収録
9月・ディケイド決定稿
9/21・ディケイドが商標登録される
10/4・さらば電王公開
10月10日前後?・声優収録(*1)
10/15・HPグランドオープン・ブログ開設
10/31 児童誌12月号発売、次作仮面ライダー特報
11月上旬・ネット上にディケイドの画像流出
11/15・マスカーワールド前売り券販売、プロモ付属
11/27・川崎ラゾーナでロケテスト実施
11/28・LRSソフビ発売、カード付属
同日・児童誌1月号、プロモ付属、ディケイド情報解禁
11/30・キバ42話、CM放映
12上旬・HP更新、レジェンドレア含む42種類掲載
12/12・ディケイド制作発表会見、バインダー発売
同日・ディエンドのデザイン決定稿(*2)
12/23~1/4・特撮英雄展・仮面ノ世界、試遊機設置
12/25・第1弾稼働開始
12/27・セブンイレブンスタンプラリー
2009/1/1・イオン限定カードケースCP
1/18・キバフィナーレ、WHF大阪(2弾試遊)
1/21・ファンブック1号発売
1/24・DXディケイドライバー発売
1/25・ディケイド1話放送、なりきりフォト募集
2/12・第2弾稼働開始
*1 10/17日更新の公式ブログで、『そういえば先日。声優陣に集まっていただき、ガンバライドのアフレコを行った。』とった内容が書かれており、その後行われた中村優一のインタビューで『さらば電王が公開された1週間後ぐらいに録りがあった』と述べていることから。
一方で遊佐浩二のインタビューでは『キバ劇場版をやる前なので夏前の収録でした』とも言われているので全容は不明。
ブログだとモモタロスとキバットの収録が示唆され、西氏はゼロノスとイマジン達の収録に立ち会ったとコメントで返信している。
*2 10年冬映画頃に出版された読本に掲載されたデザイン画には、ベルト横にバックルを付属するという追加案にこの日付が記載されていた。
お知らせ
普段宣伝する機会が殆どないのでこの場を借りていくつか広報をさせてください。
その答えを君が俺に教えてくれ
国内版以上に謎の深い香港・台湾版。
公式媒体で告知されていないT・Jナンバーは特に謎が多く、クレストが金伯仕様のKR限定版、煎餅付属のキラJカード、銀ピカのキバカードなどちょっと判明した存在だけでもなにこれ…となるものが多い。情報求む!
新生ガンバレジェンズwiki
15日夜にseasaa版ライジングとレジェンズのwikiが突然閉鎖となり、復旧の目処が立っていない現状なので、自分が管理人となって新しく開設しました。
現在は荒らし対策として、メンバーにならないと編集ができないように設定しているので、サイト上から申請してください。
とりあえずSNSフォローを
日常的に更新しているTwitterと、気が向いたときに活動しているYoutubeのフォロー、チャンネル登録を是非!
おまけ:ライジング最終弾の前夜祭で「ガンバライドのBGMをもっと使って!」というツイをして、反応が無かったのを慰めてくれたドクトルO
参考元・掲載出典
ハイパーホビー2008年12月号、09年2月号
フィギュア王No.129~131
仮面ライダーマガジン Winter '08~'09
パーフェクトBOOKvol.1
完全大図鑑1⃣
ファンブック第1号
コロコロコミック2008年12月
バンダイのプレスリリース
おはやしゆきと@0884_game
カード素材など
ガンガンセメローガンバライドアーカイブ