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『しかのこのこのここしたんたん』というクソ長タイトルはOPイントロ耐久1時間動画のおかげで覚えられました!って話


◆しかのこのこのここしたんたん

ぬんっ
しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!

◆タイトルがクソ長くて覚えらんねーよ

しかのこのこのここしたんたん』という夏アニメがある。

全然ノーマークだった。
第一印象としては「タイトルがクソ長くて覚えらんねーよ」だった。個人的にはタイトルのキャッチーさは重要だと思っている。いちおう本作も変なタイトルではあるが、それ以上に覚えづらさが個人的に引っかかってしまってノーマーク、スルーしてしまった。

ところがある日、上述した洗脳OPが公式でアップされて話題になり始めていた。ぼくは流行りものにはそう簡単には飛びつかない逆張り精神である。
が、サムネの金髪の女の子がちょっとかわいいなと気に入ってYouTubeをクリックしてみたらしかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!しかのこのこのここしたんたん!

おかげでタイトルを覚えられるようになった。

というわけで今回はタイトルを覚えられるようになった理由とか、語感の秘訣を開設だとか、そういう無駄なことを綴ったクソ記事です。あなたの数分いただきます。PR記事ではございません。

◆タイトル考察(??)

●タイトル改行のセンス

『しかのこのこのここしたんたん』。

14字ある。
控えめに言って多い。パスワードかってくらい多い。ちなみに『こちら葛飾区亀有公園前派出所』も14字ある。まあ本作はひらがなオンリーだし、韻を踏んでいるのにも関わらず見づらく感じられてしまう。現在タイトルを覚えられたぼくでも正直今でもこの14字を見た瞬間目が滑ってしまう。

原作漫画はコミックス表紙のみでしか確認できないのだが、こちらのタイトルロゴは

かのここのこ
したんたん

二行、明朝体、一部太文字。文字自体は大きいし、綺麗にまとまったロゴになっている。本作はシュールギャグ漫画なので、明朝体にしてさらにシュールなのを煽らせているのかもしれない。

ところがTVアニメ版はタイトルロゴで分かりやすく改行されている。

しかのこ
  のこのこ
こしたんたん

これは良改変だなってマジ思う。
TVアニメ版でロゴが変わるのはそうそう珍しくはない。別アニメかよってくらい変わったのもあるし、原作ロゴをちょっといじったり英語表記が追加されたりなマイナーチェンジのケースも有り得る。
本作の場合、長いタイトルでもなるべく覚えやすいように視覚的に配慮してこうなったのかもしれない。シカだけに。

●韻の踏ませ方

TVアニメ版のロゴは3行に改行されているが、そのままその通り「しかのこ」「のこのこ」「こしたんたん」に分節することができる。

公式HPのURLや公式Twitterに「shikanoko」とあるし、公式による推奨ハッシュタグが「 #しかのこ 」とあるので、公式略称は「しかのこ」なのは間違いない。というかその4字でもうほぼ通ってしまうだろう。いいんじゃないだろうか。

こうして大きく三つに文節してみると俳句みたいだな。
いや575じゃなくて446だから全然違うんだけど。字余り過ぎなんだけど。でもリズミカルな完成度がある。

●「こし」の流れを変えるアッパー感

個人的に良いなと思ったのは「こし」の部分である。
「しかのこ のこのこ」でノリノリにアゲるように発音してからの、「こし」で急にバックしてきたようなアッパー感がすごくいい。起承転結の「転」っぽい。

「こ」「し」の二文字は前半の「しかのこ のこのこ」で既出なのもちょっとびっくりしたが、アナルグラムするだけで大分流れが変わるんだなあ。こんなことを書いているぼくも褒めているのかどうかよくわからなくなってきたが。マジでどうでもいいクソ記事だなって思って書いている。

そもそも冷静に考えてみると「こしたんたん」ってなんだよ!?となるのだが、ググってみたら虎視眈眈(こしたんたん)からきているようだ。ちなみに「強い者が機会をねらって形勢をうかがっているさま」の意である。マジに起承転結の「転」じゃん。一転攻勢じゃん。

つーか虎ってま…まさかとググってみたら、ツッコミ担当の名前が虎視虎子(こしたん)。洗脳動画でずっと踊らされている子だ。元ヤンらしい。虎に対するは龍ではなく鹿である。
なお鹿の子にしてボケ担当の鹿乃子のこ(しかのこのこ)は見るからに馬鹿そうな表情をしている。

***

こうして洗脳された現在は定期的に『しかのこのこのここしたんたん』と呟いているようになっている。アンキモの呪文を唱えるようにだ。

というわけでノーマークだったけど、視聴リストに咥え入れます。まだ本編未見だけど、変に愛着は湧いているのでおもしれーアニメであることを期待したいです。


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