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『暗殺教室』殺せんせーぬいぐるみ紹介の時間

ぼくの部屋には『暗殺教室』の殺せんせー、ポムポムプリン、『やったねたえちゃん!』のコロちゃんがいる。
問1.殺意にサンドウィッチされるポムポムプリンの気持ちを述べよ

たまに手入れしているのだが、いやしかしほぼ新品といってもいいくらい新しくて綺麗だなあ。まあぼくは物持ちの良さに定評があるからな。本の背表紙が薄くなっただけで心に傷つくおセンチな性格しているからな。
コロちゃんは数年前TwitterCPでコミックフラッパー編集部からいただいたものなので比較的新しいとして、殺せんせーは………
2013年3月にジャンプショップで買ったんだった10ねんまえ!?

というわけで『暗殺教室』の殺せんせーのぬいぐるみである。
10年前に買ったものを今になって紹介だなんてネタ切れを疑われそうだが、ネタになるものはバンバン紹介していきたいし、今となっては恐らくレアグッズだろうから紹介する価値は十分にあるだろう。
まあネタ切れなのは否定しないが。

◆暗殺教室

暗殺教室』は昨年生誕10周年を迎えた、松井優征先生の代表作だ。
現在はジャンプで『逃げ上手の若君』を連載中かつ、TVアニメ化の放送を控えている。最近の展開は大きなターニングポイントを迎えていてとても面白いので、是非このGWに読破してビッグウェーブに乗るのもいいだろう。

暗殺教室10周年というわけで、逃げ上手の若君とのコラボ企画もやっているくらい、現在も人気が衰えない作品だ。最近は公式で男の娘の文化についてくそまじめに取り上げていた。いいのか。

暗殺教室は当時リアルタイムで読んだとき、「これは絶対流行る!」と確信できる第1話の完成度の高さが素晴らしい漫画だ。
出オチのようで確かなインパクトのある導入。「殺せんせーを殺さなければならない」圧倒的説得力。そして『暗殺教室』というタイトルを冠してまでの教育要素。
読んでてスラっと情報が頭に入る構成力もすごい。
殺せんせーのチートスペックとか弱点提示とか説明的になりすぎないようにスマートに述べているから分かりやすいんだよな。当時小学生のちびっこ読者にも特にウケていたのがよく分かる。

しかしなにより暗殺教室で一番好きなのは!

殺せんせーが!
クッソ!
かわいい!!

◆殺せんせーは何故かわいいのか

舐めプ

殺せんせーはタイムリミットまでに殺さなければならない人類の脅威なのだが、どういうわけか教師をつとめることになった。
タコに酷似した謎生物でありながら地球育ちを自称するのだが、戦闘機にワックスをかけてやる、ラスボス的存在なのに一気に憎めなくさせる謎ムーヴをやってくれる。

モヤっとボール

マッハ20の殺せんせーの暗殺はそう簡単にできるわけがなく、毎回失敗に終わってしまうのだが、生徒たちの殺り方を真っ当に評価しつつ失敗点を提示してくれる教師の鑑。
第1話から悲しい過去を秘めているように推測させるし、地球破壊させる目的といい、なにか裏があるのではないか?とどう見ても悪意の存在には見えない。こんな先生、本当に殺ってもいいのか??と疑心暗鬼になれる。

わざわざ書いてもらえただけいいじゃあないんかな

野球選手にサイン求めて触手責めしたら案の定怒られてマジ泣きしちゃった殺せんせーかわいい!

いまいち萌えない理由もその年かあ…

変な問題書き足して生徒にユーモア与えちゃう殺せんせーかわいい!

生徒たちを困らせてガチの罪悪感マッハ20になっちゃう殺せんせーかわいい!

…といった具合に、2話から完全に推しになっていた。
2012年連載当時「推し」だなんて言葉はまだ浸透していなかった記憶があるのだが、もう今となってはその二文字がクッソ分かりやすいだろう。ラスボス枠なのにドチャクソかわいい。
まだまだかわいいところがありすぎて挙げるのにキリがないレベル。

そして、タイムリミットが課せられているから変な引き伸ばしは一切許されない本作なので、いつか来るだろう殺せんせーの最期。
それはもう連載初期から「殺せんせーがかわいすぎて殺すのがつらい」を合言葉にして愛読していた。
実際その日が訪れたときは、わりぃ、やっぱつれぇわ。

さすがにこれはずるい

連載当時はどちらかというと公式で男の子かどうか疑われていた渚くんのかわいさに注目されていた記憶があるのだけれど、ラスボス兼教師兼マスコットの殺せんせーも十分押さえておきたい。これを最初の数話でこなせていた松井先生は本当にすごい作家だと思う。

そういうわけで、数か月後にぬいぐるみが発売と知ったときはズェッテー買わなきゃって使命感があったわけだ。しかもこれ、まだ連載開始から1年も経っていないのにぬいぐるみ化というマッハ20レベルのメディアミックス展開の速さもすごい。
確か2012年7月から連載開始、2013年3月にぬいぐるみ発売。8ヶ月という速さである。

◆殺せんせーぬいぐるみ

というわけで前置きが無駄に長くなってしまったが、改めて紹介だ。

いつ見てもかわいいなこの先生…
殺せんせーは実際には6頭身くらいある(背伸びしたら3mくらいとのこと)のだが、2頭身ぬいぐるみでも十分しっくりくるキャラデザの完成度がすごい。頭だけ描くなら誰でも簡単なのに。
乱暴に扱わず、優しくそっと飾ったままなのでほぼ備品に近い。これからも大事にしてあげたい。

『暗殺教室』は感情を大きく揺さぶられたクッソ面白いシリーズもあれば、なにもかも完璧な漫画とは言い難い要素もあるのだけれども、全21巻と短すぎず長すぎずの丁度良い尺だし、子供に初めて読ませる漫画としても丁度良いんじゃないんじゃないかなあと思う。
でもこれで触手と男の娘に目覚めたら危ういな………

◆2013年当時のジャンプショップ

よくこんな写真持ってたな…
2013年3月のジャンプショップ東京駅店は当時こんな感じだった。流石に外観は変わっているが、場所を変えず現在も営業中だ。

1巻・3巻の宣伝。「殺してください」「殺る気」という言葉が使えないのはかえって奥ゆかしい。

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