デアゴスティーニの『週刊エヴァンゲリオン初号機をつくる』が気になっている話
◆人生の縮図
人間という生き物は、人生一度しかない以上、誰しも何かしら成し遂げたいことはひとつくらいあるだろう。
宝くじ500億を当てたい。
宇宙旅行に行きたい。
史上最強の男になりたい。
スタンド使いになりたい。
ハーレムを築きたい。
好きな声優さんに最強のASMRを作らせたい。
異世界転生したい。
ミ。キーになりたい。
ホモビ女優になってバトルしたい。
ドオーとヌオーのアイスのブランケット当選したい。
猿渡哲也先生と対談したい。
そんなぼくにもひとつあった。
デアゴスティーニの週刊ホニャララシリーズだ!!
◆デアゴスティーニ
大抵CMで存在を知った人は多いのではないだろうか。
「週刊「〇〇」!」「創刊号は特別価格500円!」「ディアゴスティーニ!」という売り文句で有名な、あのデアゴスティーニである。
ジャンルを問わず、フィギュアやDVDを中心としたシリーズが次々と展開されている。なお今回の記事を書くに至って初めて知ったのだが、別に週刊だけでなく隔週刊もあるんですね。
このデアゴスティーニ、週刊雑誌というだけあって100巻以上もあるという。嘘のようで本当という信じられない事実である。勿論すべてがそういうのではない。二桁分刊行シリーズのものもある。
Wikiによれば『週刊鉄道データファイル』が当初100号刊行予定だったのが最終的に全300号に増刊されたという面白い前例がある。300号て。6年じゃん。ジャンプだったら30巻はザラじゃん。
◆休刊のケース
「全巻買う人いるのか…?」「赤字は避けられるのか…?」という疑問は流石に拭えない。そういう損切は早期に判断すべきだと捉えているのか、中には途中で休刊してしまったケースもあるらしい。要するに事実上の打ち切り、大人の事情である。
ひとつだけで完成されているフィギュアならともかく、1から100まで集めることで完成するシリーズなら事実上未完成で終わってしまうことだって有り得る。そういう危惧をしてしまうのはやはり売上を見るしかないのだろうか。ジャンプは掲載順等が打ち切りのバロメーターになるからまだいいものの、こちらは突然休刊なんてされたらたまった話ではない。とはいえ、そういう大人の事情は理解できなくもないのだが…
しかしこれはこれで数十年間続いているのがすごい。日本では1988年の『Aircraft』というものがスタートと、もう35年も継続している。尤も、海外発なので予想とは裏腹に長い歴史を誇るそうだが。
休刊の危機は予め覚悟すべきなのかもしれない。
なにせデアゴスティーニだ。創刊号はお求めやすい価格だが、それ以降は毎週1,000円もザラなので、忌憚のない意見、相当資金に余裕がないとオススメしがたいコンテンツだ。極めてハイリスクハイリターンがすぎる。そういうわけでなかなか手を出しづらい…
といっても、これはデアゴスティーニも理解している…と思いたい。「試しに創刊号だけ買ってみるか」という人は多いかもしれないし(漫画雑誌にも言える)、そのために創刊号の特別価格でスタートダッシュを図る。これでどれだけ売れたのか、損益と仕入の判断材料にも成りうるハズだ。
…まあ、ぼくはその手の業界に携わっていないので、ただの妄言と軽く流してもらえれば結構である。
◆週刊エヴァンゲリオン初号機をつくる
さて今回の表題となるのがこの『週刊エヴァンゲリオン初号機をつくる』だ。8月22日創刊。もう発売してる!
が、宮城県・栃木県のみ先行販売。定期購読も発送先が二県のみ。なんで?第3新東京市の箱根はないの?
頭頂高約555mm。専用台座全長約740mm。相当デカイ。今手元にあるキーボード二台分の長さの初号機を寝かせられるわけだ。ヤバいな。なおガトリングガンは全長約340mm。
創刊号は490円、それ以降は1,999円。高いな!!
デアゴスティーニはあまり詳しくないのだが、こちらはプラモ等とは別スケールにデカいし、なにより発光ギミックと劇中BGM再生機能がついているので納得しかなかった。やべ、まじめに欲しくなってきた…
肝心の予定巻数は1~28巻定期購読でガイウスの槍がもらえるので全28巻か?と思ったら、よくある質問によると全100号予定。
となると、完成には2年かかるし、総額198,391円。
…う~ん。
正直喉から手が出るほど欲しいかと言われると、首を縦に振りづらい。20万近くかかるとはいえ、ギミックは魅力だ。でもやっぱり高すぎるんだよな…総額もハードルも。
2年かけて自分の手で初号機を完成させてみたいという欲はもちろんめちゃくちゃある。
あるんだけど…途中で熱が冷めてしまいそうなのが怖いんだよな。
これに限らず発売日まで半年以上あるものはたまに「なんでこんなの注文したんだっけ…」と賢者タイムに至るケースはなくはない。毎週少しずつパーツを組み立てて、自分だけのエヴァを築き上げるコンセプトは大変感慨深くなるのだろうが、う~ん…!
せめて毎週300円だったら余裕で買っていたんだけどなあ。
こちらのサイトで創刊号が紹介されていたので参考に。
四半世紀エヴァコレクターやっている方でも流石にきびしいのか。きびしいよなあ。我こそはという人は是非完成まで頑張っていただきたい。応援しています。
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