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バキ童チャンネル【ぐんぴぃ】の『Rance(ランス)』回にしんみりさせられた話

バキバキ童貞・ぐんぴぃ氏の『バキ童チャンネル』を最近になって見始めた。とても面白い。

今のところ一番好きな動画は「童貞の疑問を解決する本」のいじり動画。クソ本を面白可笑しく弄り倒せる才能には良い意味で嫉妬しているしすごく羨める。ぼくには本をかじったり殴ったりするような度胸と面白テクニックはないので。つーかその類の本とのエンカは避けるし、そういうのはぐんぴぃ氏がかつて店長を務めていたブックオフに売り飛ばすし。
一番好きなシリーズは音読シリーズ。相方の土岡さんのポッチャマの喋り方が面白すぎて大好き。

彼を知った動機は昨年発売された漫画版『ぬきたし』4巻の推薦帯である。

色々過去の動画を見ているが、その中でも今年の0721に公開されたアリスソフトのエロゲ『Rance(ランス)』シリーズにまつわる話がすげー好き。
ある視聴者が今亡き父親が所持していたエロゲを送ってくれたことからはじまる話なのだが、これがなかなか涙腺を刺激させてくれる良い話だった。

『Rance(ランス)』シリーズ。
1989年に初代が発売された長きにわたり愛されるアリスソフトの代表作。エロゲに触れている人なら誰もが知っているくらい有名だ。そりゃあ約30年の歴史を誇るだけある。

その最終作『Rance(ランス)X -決戦-』が2018年2月23日に発売され完結を迎えたのだという。

かくいうぼくは一作も触れたことがない。
『鬼畜王ランス』が配布フリー、つまり無料で遊べることは前々から知っているのだが、未だに手に出していない。ここがシリーズの導入部として入りはじめた人も多いと聞いたが、そこまで手を出す気になっていなかった。今すぐやれよと言われても全然良い。
たぶん、ぼくは純愛いちゃらぶ系エロゲしかやらないので「き、鬼畜っすかあ~~」「かわいそうなのは抜けない」ってなったからかな…

いや、『Rance(ランス)』シリーズが偉大なのは分かっているんですよ。面白そうだし。BGMも少し聴き齧ったけど「これ本当にエロゲ?」ってくらいかっこよかったし。
完結すると知ったときは「うっそでえ~?」と半信半疑で、これからもシリーズ展開されるんじゃないの程度に思っていた。この動画を見るまでは。

本当に完結させる気概が素晴らしかった。

(※以下『Rance(ランス) X -決戦-』のネタバレ注意)
(※動画でネタバレされたけどマイペンライ!)

エロゲだからこその媒体を全力で活かしててすごくいいなこれ。
ランスはあらゆる女の子を孕ませたのでその分子供が産まれた、その子供のひとりが新たに主人公となり、魔王になってしまった父親・ランスに挑むのだという。シリーズ第一作から30年間続けてきたユーザーからすれば非常に感慨深い話だ。

リアルタイムで第一作から続けている場合だと最低でもアラフィフになった現在でもエロゲを続けていることが前提になってしまうし、自分が結婚して子供が産まれた場合はエロゲをやる時間や環境が取れるハードルもあるわけだが、それはさておこう。どのみちいつからはじめても全然構わないはずだ。無論、今でもだ。
今回送ってくれた視聴者の父親は完結前にこの世を去ってしまったとのことで、『Rance(ランス) X -決戦-』の全貌を知ると是非ともやらせてあげたかったなあって気持ちでいっぱいいっぱいになれた。

実は初代である『Rance-光をもとめて-』のリメイク作品として『ランス01 -光をもとめて-』があり2013年9月27日に発売されたのだが、キャッチコピーが「父親が遊んだかもしれないエロゲー」らしい。
公式HPには特に見受けられないし宣伝ポスターにあるのかなとググってみたのだが、

発売当時こんな広告バナーがあったそうだ。
同年5月に逝去された(2011年11月に肺がんステージ4)とのことで、このリメイクの存在を御存知だったのかは分からないが、世を去ってしまったのが惜しまれる。親子で遊ぶエロゲってすごくエモくていいのになあ。

エロゲのやめ時ってあるんですかね?いやエロゲどころかゲームやアニメ・漫画にも言えることだけど。あるのかなあ?
今年は8本くらい買った買う予定のがあるし、いずれも「自分の性癖に合いそう」が購入判断基準なんですけど、まあ今のところ完全に買わなくなることはないだろうなあ。
ちなみに今月はあざらしそふとの『年上彼女』を5本買います。めちゃくちゃえろそうなので。

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