ポケモンスリープのおてつだいの仕組みについての仮説20231028→改め妄言20240121(※無料で全部読めます)

[追記20240102
1028以降解析を含めて検証が進んだ結果、ここに書いた仮説は全て正しくないことが明らかになっている。
どんな風に間違っていたかも一応書いておくが、まあ改めて読むほどのものではないだろう。それでも良ければどうぞ。
]

参考URL(以下、wikiと呼ぶ): 

結論:予想されるおてつだいシステム(仮説20231028)

私も考えるポケモンスリープのおてつだいシステムは以下の通りである。
いずれも未検証(検証の予定もないが)なので、「まあそんな見方もあるか」くらいに思ってほしい。アイディアのきっかけにでもなってくれれば幸いだ。

  1. おてつだい判定の間隔は、おてつだい時間とは関係ない、十分に短い時間である。
    [追記20240121 そんなことははかった。]

  2. 4種別(きのみ、食材、メインスキル、アメ)のおてつだい判定が独立に行われる。
    [追記20240121 そんなことははかった。]

  3. メインスキルが発生すると、メインスキル発生フラグのようなものがきのみや食材と同様ポケモンの持ち物に加えられ、タップしたときにメインスキルが発生する。
    [追記20240121 そんなことははかった。]

1および2についてはおおむね以下のイメージ。成功率は適当。

おてつだいインターバル = 5; //秒

きのみ基礎成功率 = 0.5; //1時間当たり
食材基礎成功率 = 0.3; //1時間当たり
スキル基礎成功率 = 0.2; //1時間当たり
アメ基礎成功率 = 0.1; //1時間当たり

きのみ判定成功率 = きのみ基礎成功率 * おてつだいインターバル / 3600;
食材判定成功率 = 食材基礎成功率 * おてつだいインターバル / 3600;
スキル判定成功率 = スキル基礎成功率 * おてつだいインターバル / 3600;
アメ判定成功率 = アメ基礎成功率 * おてつだいインターバル / 3600;

while (true) {
	if (きのみ判定成功率 > rand()) {
		return きのみ成功;
	} else if (食材判定成功率 > rand()) {
		return 食材成功;
	} else if (スキル判定成功率 > rand()) {
		return スキル成功;
	} else if (アメ判定成功率 > rand()) {
		return アメ成功;
	}
	sleep(おてつだいインターバル);
}

前段:現在有力とされているおてつだいシステム

一方こちらは現在有力とされているおてつだいシステムである。

  1. おてつだい判定の間隔はおてつだい時間に比例するが、げんき残量に応じて若干短くなる。

  2. おてつだいが実行されると、きのみか食材かの判定が行われる。

  3. メインスキルはランダムな時間ごとに発動するが、ポケモンの持ち物がいっぱいになると発動しなくなる。

前段1:おてつだい

説明の必要はないと思うが、本作にはおてつだいというシステムがある。
おてつだいポケモンが、放っておくときのみや食材を集めてきてくれるシステムである。

ポケモンの種類によって得意とするおてつだいの傾向があり、きのみ、食材、スキルの三種類の傾向がある。
得意とする傾向のおてつだいであれば、そうでないポケモンと比べておてつだいの効果が高くなる

逆に言えば、得意ではない傾向のおてつだいは効果が低い
そのため、食材が得意なポケモンには食材のおてつだいをたくさんしてほしいし、きのみが得意なポケモンにはきのみのお手伝いをたくさんしてほしいわけだ。

前段2:サブスキル「食材確率アップ」

ところで、ご存知だと思うが、食材確率アップというサブスキルがある。
読んで字の如し、食材おてつだいの確率が上がるサブスキルである。

食材が得意なポケモンについていると大変嬉しいサブスキルであると同時に、きのみが得意なポケモンにはついてほしくないサブスキルだとされている。

それはなぜだろうか。

あなた「食材おてつだいの確率が上がるということは、きのみおてつだいの確率が下がる。
きのみをたくさん拾ってくれたほうがいいのだから、食材確率アップがつくとかえっておてつだいの効果は落ちてしまう」
まあ、そうだろう。wikiでも言われているし。

前段3:メインスキルの発生間隔

wikiでは、メインスキルの発生間隔が幾何分布もしくは負の二項分布に従うのではないかと考え、検証が行われている。詳細は割愛する。

本題

本題に入る前に、もう一度私の仮説をおさらいしておこう。

  1. おてつだい判定の間隔は、おてつだい時間とは関係ない、十分に短い時間である。

  2. 4種別(きのみ、食材、メインスキル、アメ)のおてつだい判定が独立に行われる。

  3. メインスキルが発生すると、メインスキル発生フラグのようなものがきのみや食材と同様ポケモンの持ち物に加えられ、タップしたときにメインスキルが発生する。

これらの仮説がどうして正しいと考えたのかを説明していこう。

本題の前提:おてつだい回数という幻想

そもそも、私は現在有力とされているおてつだいシステムに対して違和感を抱いている。
それは、「おてつだいの各種判定がおてつだいの回数をもとに(あるいはおてつだい1回ごとに)行われていると考えられている」点である。

私は、おてつだいの回数は結果として現れているものであって、判定の基準としては用いられていないと考えている。
なお、根拠はない。強いて言えば
[追記20240121 そんなことははかった。]

メインスキルの発生間隔が、幾何分布や負の二項分布といった一般的に「確率」と言った時に想起される分布に従うであろうという予想には、全く異論はなく、同意しかない
しかし、その基準(母数)についてはおてつだい回数を用いるべきではないと考える。

なぜかと言えばこれもまたとしか言いようがないのだが、そもそもおてつだいが発生するごとにメインスキルの発生判定が行われていることの根拠がない
[追記20240121 検証および解析情報により、おてつだいとスキル発生判定がまとめて行われていることが明らかになっている。]

大半のトレーナーはおてつだいが行われたことを示すアイコン(おそらく虫眼鏡)が表示されたときにタップし、その際にメインスキルが発生することから、「メインスキルが発生した=おてつだいが行われた」と考えているのだと思う。

しかしそもそも、きのみや食材のおてつだいが発生する確率とメインスキルが発生する確率に極端に差がある場合、極めて高い確率で、メインスキルが発生するより前にきのみや食材のおてつだいが発生する

  • これは極端すぎる例だが、例えばきのみおてつだいの確率が99.99%、メインスキルの発生確率が0.01%の場合、きのみおてつだいが一度も発生しないうちにメインスキルが発生する確率はほぼ0である。計算する気にもならない

実際にはここまで極端ではないだろうが、きのみ及び食材おてつだいの発生確率と比べ、体感的にメインスキルの発生確率は明らかに低い。このことを考えても、メインスキルの発生がきのみ及び食材おてつだいに連動していると断言することはできない
ついでに、ポケモンのアメの発生確率はメインスキルと同等か、それよりもさらに低いと感じている。どれほど多くとも、きのみ及び食材おてつだいの確率よりは確実に、かつ圧倒的に低い。私は、アメの発生確率もきのみ及び食材おてつだいに連動していないと考えている

このことから、おてつだい回数というのは様々な判定の結果現れる表層的な数値であって、おてつだいの確率計算の基準となる数値ではないと考えられる。

さて、ここからがようやく本題である。

本題1:おてつだい判定の間隔は、おてつだい時間とは関係ない、十分に短い時間である。

以上の考えに基づくと、おてつだいの内容や発生の判定はおてつだい1回ごとではなく、一定の時間ごとに行われていると考えられる。

  • 一定の時間とは何か?

私は、おてつだい時間とは関係ない、十分に短い時間であると考えている。

  • 十分に短い時間とは具体的にはどれくらいか?

正確にはわからないが、おそらく長くても1分、短ければ数秒くらいではないかと考えている。その理由は後にもう一度触れる。

  • なぜそう言えるのか?

根拠はない。ただ、wikiにはステータスに表示されるおてつだい時間よりも明らかに短い間隔でおてつだいが行われることがあるとの情報もある。低確率なら、表示されるおてつだい時間よりも短い間隔でおてつだいが発生することもあるだろう。
[追記20240121 2週間ほどおてつだいの回数を観察した結果、おてつだいの回数および感覚が、おてつだい時間に比例して極めて規則的に行われている(分散が想定よりも明らかに小さい)ことを確認した。先の私の仮説では、このようなパターンはまず見られないため、成立していなかったことがわかる。]

  • おてつだい時間とは関係ないというのはさすがにおかしいのでは?

ところがそうとも言い切れない。そもそも、ゲーム中ではおてつだい時間が何を表しているのかの具体的な説明がない

私はおてつだい時間が、おてつだい1回が行われるまでの平均的な時間を表しているのではないかと考えている。
その場合、おてつだい時間は、おてつだい判定の間隔とおてつだいの発生確率がわかれば容易に計算することができる。そのため、おてつだい時間が短いポケモンは、おてつだいの発生確率が高くなっているものと考えられる。

なお、おてつだい時間がおてつだい判定の間隔とおてつだいの発生確率によって求められるということは、おてつだいの発生確率がおてつだい判定の間隔の影響を受けるということでもある(おてつだい時間はゲーム上で確認できるため)。

先におてつだい判定の間隔が十分に短いであろうと推測した理由はここにもある。
おてつだい1回当たりの平均時間が変わらないのであれば、
判定の間隔が半分になると、発生確率も半分になる。
判定の間隔が10分の1になると、発生確率も10分の1になる。

この時、いったい何が起こるだろうか。主に2つのことが起きる。

  1. 判定1回ごとのおてつだい発生確率が非常に小さくなるため、サブスキルによる食材確率アップやスキル発生確率アップによって、おてつだい発生確率が100%で頭打ちにならない

  2. 判定1回ごとのおてつだい発生確率が非常に小さくなるため、おてつだいが複数種別同時に発生する確率が極めて小さくなる

2.は本題2にも関係するので後で触れるが、1.もそれなりに大きな意味を持つ。

あらゆるゲームに言えることだが、確率が上がる類の補正は、100%で頭打ちになってしまう都合上、どうしても無駄が出やすい。
わかりやすいのは会心率で、100%以上になっても大体は確実にクリティカルが出るようになるだけで、それ以上は無駄になってしまう。

しかし、1回ごとの確率が非常に小さいものであれば、極端な話100倍になっても1000倍になっても無駄にならないということである。

これらのことから、おてつだいの発生はおてつだい判定の間隔は、おてつだい時間とは関係ない、十分に短い時間になっているものと考えられる。
[追記20240121 上述の通りだが、そんなことはなかった。]

補足だが、げんき残量がおてつだい判定の間隔とおてつだいの発生確率に与える影響については考慮していない。本題とはあまり関係がないからだ。

本題2:4種別(きのみ、食材、メインスキル、アメ)のおてつだい判定が独立に行われる。

本題1の最後の方で、以下ように述べた。

  • 判定1回ごとのおてつだい発生確率が非常に小さくなるため、おてつだいが複数種別同時に発生する確率が極めて小さくなる

4種別のおてつだいが同時に発生する確率が極めて小さいのなら、仮にどれかの種別のおてつだいが優先されることになっていたとしても、競合して他の種別のおてつだいの頻度が下がる確率は極めて小さい。

そのため、きのみ、食材、メインスキル、アメの発生は、それぞれ独立に判定されるものと考えられる。
(厳密には、独立に判定されるものと考えて差し支えない

[追記20240121
本題1が否定された時点で、こちらの説もすでに否定されている。
私としては、食材確率が上がるときのみの確率が下がる→きのみ得意のポケモンにとってデメリットになるようなサブスキルが存在するはずがない=存在してほしくないという希望・願望からくる仮説だったのだが、儚くも打ち砕かれる結果となった。
今思えば、「きのみ確率アップ」というサブスキルが存在しない時点で、きのみ確率と食材確率が競合するスキルになってしまう仕様であると考えるべきではあった。
]

本題3:メインスキルが発生すると、メインスキル発生フラグのようなものがきのみや食材と同様ポケモンの持ち物に加えられ、タップしたときにメインスキルが発生する。

これは、「いつのまに育成」状態になると、メインスキルが発生しなくなるという説を補完するものである。
現行有力なシステムそのものに異論はない。

私は、メインスキルが発生すると「メインスキル発生フラグ」とでも呼ぶべき物がポケモンの持ち物に1つ加えられると考えている。
メインスキル発生フラグは、きのみや食材と同様、ポケモンをタップすることで持ち物から取り出され、取り出された際にメインスキルを発動させるトリガーになっていると考えている。
[追記20240121
そんなことはなかった。これの確認は簡単で、いつのまにおてつだいになっているポケモンをタップしてメインスキルが発動したときに、持ち物が上限兆度になっているかどうかを確認するだけでよかったからだ。ありゲイツで確認したところ、持ち物はちょうど上限いっぱいで、メインスキルが発動したことから、フラグがアイテムとして持ち物に加わっている可能性はなくなった。
]

こう考えることで、ポケモンが「いつの間に育成(=ポケモンの持ち物がいっぱい)」状態になった時に、メインスキル発生フラグが食材と同様持ち物に加えられず、メインスキルの発生が阻害されるようになるのではないかと考えられる。

ただし、この私の説には一つの疑問が生じる。

  • メインスキル発生フラグが持ち物に加えられるということは、2つ以上持ち物に加えられることもあるということか?

これについては予想がついていない
2つ以上持ち物に入ることもあるかもしれないし、2つ以上は持ち物に入らない、あるいは入っても1回しかメインスキルが発動しないかもしれない。

これの検証のためには、きのみや食材のおてつだいの量が少なく、かつメインスキル発生確率が高いポケモンによる検証が必要になってくるだろう。おそらく有力なのはブラッキー

いつのまに育成状態になるまで待機してタップし、メインスキル2回の発動を一度でも確認できるかどうか、になるだろう。
私はできないので誰か頼む

あとがき

もう1回だけ私の仮説を載せておく。
[追記20240121 もう一回否定しておく]

  1. おてつだい判定の間隔は、おてつだい時間とは関係ない、十分に短い時間である。
    [追記20240121 そんなことはなかった。]

  2. 4種別(きのみ、食材、メインスキル、アメ)のおてつだい判定が独立に行われる。
    [追記20240121 そんなことはなかった。]

  3. メインスキルが発生すると、メインスキル発生フラグのようなものがきのみや食材と同様ポケモンの持ち物に加えられ、タップしたときにメインスキルが発生する。
    [追記20240121 そんなことはなかった。]

書くだけ書いて満足した。あとはみんな、よろしく頼む。

あとがき:追記20240121

途中で書いたが、そもそもきのみと食材のおてつだいが独立しているのであれば、「食材確率アップ」に対して「きのみ確率アップ」があってもいいのに、「きのみ確率アップ」だけが存在しないことについて疑問を持つべきであった。
これは明らかに、きのみ確率アップを作ってしまうと食材確率アップと相殺し合ってしまうがゆえに、強化の方向性を分けたと考えてよいだろう。

この仮説は私がポケモンスリープの運営に対して、
「カビゴンの成長に対してマイナスに作用するサブスキルを用意するはずがない。そうであってくれるな」
と思って考えたものであった。期待であり、願望である。

結果として私の仮説は一つも正しくないことが分かったわけだが、つまるところ、今後もポケモンスリープ運営はそう言ったポケモンやメインスキル、サブスキルを実装してくる可能性があることを示していると言える。

今後サブスキルが追加されるとして、
「どのポケモンについても少なくともマイナスにはならないし、ポケモンによっては相乗効果でより大きな効果が発揮される」
ようなものが追加されると嬉しいのだが、
「特定のポケモンにつくと効果が高いが、そうでないポケモンではむしろマイナスになる」
ようなものが追加される可能性は全然あり得るのだ、と心の準備をすることにしておく。私の好きなポケモンにそういったものが付かないことをただただ祈るばかりだ。

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