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長編小説『イケおじホストの恋愛と結婚』7回目

オレミチが結婚するという噂は店のみならず、歌舞伎町一帯に広まった。

ミチのお袋さんからも、何回も電話がきた。心配なんだろう、生まれてくる子供の事、オレの仕事の事、オレの女性関係の事?など訊かれたのだった。

オレの勤めているホストクラブでも、オレとミチの話題で持ちきりだった。
店長からは注意されたり、後輩からは羨まがられたりした。

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