Photo by mirecat 長編詩 男女6人恋物語10回目 21 結城陽人 2024年8月5日 10:45 僕は葵に聞いた。「葵、という事なんだが、君はどう思う?」「私に聞くの?私の気持ちを知ってるくせに」「すまない。君の気持ちはわかってるさ。痛いほどに」葵はうつむくと、涙を目に浮かべているようだ。「いいんですよ。どうせ翠には敵わないから」僕は葵の背後から抱きしめた。「葵。。」初夏の爽やかな風が吹き抜けた。ペンションの木々が揺れた。僕の心も揺れた。木々のように。 ダウンロード copy ここから先は 127字 この記事は現在販売されていません ログイン #サスペンス #結城陽人 #恋愛物語 #長編詩 21 この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか? チップで応援