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東アフリカ ひとり旅 Day5

サファリの朝は早い。
動物が活発になる夜明け頃を狙ってゲームドライブは6時に出発する。

今日は4時半に起きた。
顔を洗って、パパッと着替えて外に出るとまだ真っ暗。
朝ごはんは5時過ぎからって言ってたけど部屋にいてもやることないから食堂に向かってみる。

食堂ではコックさんがひとりで朝ごはんの準備を始めたところだった。
「おはよー、ご飯まだだから紅茶でも飲んでてー」
って言われた。

早朝でも鼻歌歌いながら料理してる
とっても元気
このTEA MASALA入れると普通の紅茶が
スパイシーになってすごく美味しい

しばらく写真の整理したり、友達のラインに返信したりしてると朝ご飯の準備ができたみたい。
他のメンバーも続々食堂にやってくる。

朝ご飯にしては欲張りすぎ?
今日はシンガポールおっちゃんと一緒
ケニアの夜明けはこんな色

朝ごはん食べ終わって食堂を出ると夜が明けてきてた。

ゲームドライブに出発するとすぐに朝ごはん中のキリンたちを発見。手を伸ばしたら触れそうな距離にキリンが6頭。

日が昇ってきた

やっぱり動物たちはみんな朝型。
ガゼルの群れは横を通るとみんなこっちを見ていてかわいい。

途中で青空トイレ休憩。急に肉食動物が来たらお終いの緊張感とわくわく感。
視界を遮るものがなにもない絶景はいつまでも見飽きない。

ライオン発見の情報を入手して今日もピーターは猛スピード。
立派なメスライオン。筋肉の動きや息遣い、風になびく毛並みまではっきりわかる距離感。

こっち向いてくれ

ライオンのあとはゾウの群れを探しに行く。
その途中でとってもきれいな鳥を見つけた。ホオジロカンムリヅル。ケニアのお隣、ウガンダの国鳥で、国旗のど真ん中を陣取っているだけのことはあるオーラを纏ってる。

ホオジロカンムリヅル

お目当ての、ゾウの群れに追いついた。
ほんとにパオーンって言ってるわ。

ゾウを見たあとはタンザニアとケニアの国境沿いをしばらく走る。ちなみにマサイマラは電波状況が謎に良くて、サバンナの真ん中でもGoogle Mapとか使えてた。

急に現れた駐車スペースに車をとめてピーターがレンジャーと交渉してくれている。
次のお目当てはカバ。ライオンやゾウよりも危険って言われてて、生息域に行くにはライフルを持ったレンジャーの同行が必要。

進入禁止の説得力がすごい

この日は焼けるように暑くて、カバもなかなか川から出てきてくれなかった。たまにすっごい鼻息を出すだけ。

カバ川の近くにはタンザニアとの国境がある。
ここは人気の密入国スポット。本来なら50ドルくらいかかるビザが必要だけどここなら無料でタンザニアに入国できてお得。

次はレオパルド。
車に警戒する様子は微塵もなく急接近してくる。
近くで見ると怖いというより大っきいネコって感じで可愛いが勝つ。 こいつも結構レアらしい。

そしてついに念願のオスライオン。
達観したような表情。低くて響く唸り声。金色に輝くたてがみ。
映像とか動物園では見たことあっても、本当に野生でもいるんだって感動した。

ライオンに夢中で気づいたらお昼をだいぶ過ぎていた。みんなおなか空いたのでランチ休憩。

ピーターがランチボックスを配ってくれる。
骨付きチキン、サンドウィッチ、マフィン、リンゴ、バナナ、ヨーグルト、ジュース、チップスが入っててボリューム満点。
ブランケットを敷いて、最高のピクニック。

サバンナの真ん中でピクニックランチ

だいぶキャンプから離れたので、ご飯食べたら引き返すことに。
帰り道、とても近くにゾウの群れがいて最後まで大興奮。

キャンプに着くと、まだ時間に余裕があったでマサイ族の村を見学しに行くことになった。
最寄りマサイ村の人に連れて行ってもらう。

村につくとまずは村長さんに挨拶。その耳たぶどうなってんのって聞きたかったけど結構怖そうな人で聞けず。
ここで見学料20ドル払えって言われてなんか断れない雰囲気でみんな渋々支払う。ジャパニーズおっちゃんだけは絶対に払わないって駄々こねてなんか見逃されてた笑。

冗談通じなそうなマサイの長

村長への挨拶が終わると、マサイ族の男性たちが歓迎の踊りを披露してくれる。
マサイ族といえばのジャンプも一緒にさせてもらった。マサイ族はジャンプの高さで結婚相手に贈る牛の数が決まるらしく、あんまり高く飛べない人はその分多めに牛を贈らないと結婚できないらしい。

このジャンプ力だと牛何頭必要か気になる
定番になりつつある?スマホを使うマサイ族

動物から守る柵に囲まれた村に入ると、マサイの男たちが火起こしや動物との戦い方などを教えてくれる。
その後家の中も見せてあげるよーって言われてお邪魔させてもらった。

お邪魔させてもらったお家

壁や屋根は昔ながらの造りだけど、衣類や食器類は既製品を使ってて、時代に合わせたマサイ族の暮らしを見ることができた。ここに泊まっていってもいいんだよーって言われたけど、ハエがものすごくて断っちゃった。せっかくだし泊まればよかったかも。

民家を出るとマサイっ子たちが寄ってきた。みんな英語話せるのでコミュニケーション取れて楽しい。
この子達は将来マサイの戦士になるのだろうか。それともナイロビとかに出ていくのだろうか。どっちでも応援してるからね!って勝手に親戚のおじさん気分。

カメラ向けるとみんないい顔してくれるマサイっ子

村の外れには即席のお土産販売店が。商魂たくましいマサイ族。

周りが暗くなってきたところでキャンプに戻って夜ご飯。どんなに疲れてても眠くてもここのご飯は美味しくて食べ過ぎちゃう。

明日はナイロビに戻るだけなので早起きしなくてもいいしみんなリラックス。
食堂でビールを買ってみんなでのんびりお話してた。

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