月は見ている*****月と太陽

月は見ている

旅人は 歩き続ける
願った道を 探しながら
時に迷い 時に傷つき
時に人の世の儚さを憂う
足元をすくわれて
涙に濡れる夜があっても

月は見ている つかず離れず
いつでも旅人を優しく照らす
迷う行く手に答えはなくとも
一筋の光の導く先へ


どれだけの眠れぬ夜を
超えればたどり着けるのかと
誰に問えば 答えはあるの?
正しさを求める意味は
共に歩いて ともに悩む
それができないのなら

太陽になりたい そう願った
だけど共に輝けぬならば
月になりたい 月になりたい
強く 優しく あなたを照らす月に


月は見ている つかず離れず
いつでも旅人を優しく照らす
月になりたい いっそ月になりたい
強く 優しく あなたを照らす 月に

************************************

旅人は、夢に向かって、歩き続ける

星を頼りに
月の導く光を頼りに

月の光は、強く、優しく
凛として、旅人を照らし続ける

本当は、太陽になりたかった
旅人と共に輝いて、旅人に求められる
大きな太陽の存在になりたかった

だけど、叶わないと知ったのなら
いっそ
月の存在で、あなたを照らしたい
遠くから ひっそりと

月はいつでもあたしの心を
見透かすように白く 輝く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?