#051「キングスマン」
スパイ映画は問答無用に好きなので、好きすぎて正当な判断が出来ません。
カレーが好きで、不味くてもカレーなら何でもOK。に、近いものがある。
加えて、コリン・ファースとマイケル・ケインが(二人とも、声と話し方がとても)好きなので、その二人が良いスーツとか着ているだけで、もう、幸せ。
長回しのアクションも、絶妙に残虐なのだけれど、スピードと編集で巧くにやにや出来る範囲に収まっている。あの、振りかぶってからの打撃の速度が、凄く気持ち良いタイミングで、ずーっと観ていられる。
表情一つ変えず、乱れるのは髪だけ。の、コリン・ファース無双。ありがとうございます。
監督は、007愛が深すぎて、1周回ってディスっているみたいなネタ祭。
「これ、そういう映画じゃないし」とか、バーでのやりとりを回収するところとかは丁寧で、うふふとなれました。
ストーリーがどうとか、悪役の目的がどうかとかは、この際どうでも良くて。
コリンとマイケル・ケインがログアウトしてからは、ちょっとテンション下がったけれど、マーク・ストロングがログインしたので、最後まで楽しめた。
スパイ映画は、若者のものではないのです。
ね。一番好きなスパイ映画のレビューが最も上手く書けない。
愛故。