レポ#12 マリンワールド海の中道
10月は祝日がない。そう気付いた時、楽しみをつくっておこうと５月に頓挫していた福岡遠征を再計画しました。有休を使った初の平日遠征。世の中の状況も落ち着き、ベストタイミングでした。
基本情報
場所：福岡県 福岡市
入館料：2350円（2021.10.30時点）
飼育点数：約450種、30000点（水族館ぴあ2015）
2019年に九州への家族旅行で福岡に少し立ち寄ったとき、後からマリンワールドの存在を知り絶対行きたいと思っていたので２年間思いを温めた念願の初訪問。
チケット・パンフレット
チケットはまたまた会社の割引を使って150円お得な2200円。
隣の学生さんが「私ラッコだ！」と言っていたので何種類か柄があるのかな？私は迫力満点のサメでした。
パンフレットはこちら☟
館内は3階建てで、マップで見るとシンプルなのですが、私ははじめ結構迷ってしまいました。ぐるぐるしまくって、終盤でやっとどこの階段がどこに繋がるのかがわかってきた。
10時30分頃着いて、17時までいたので、約6時間30分の滞在。
今回も時系列ではわからない程ぐるぐるしたため、エリアごとに分けて写真をまとめていきたいと思います。
駅から水族館まで
東京から福岡までは飛行機。さらに福岡空港から電車で約50分かけて最寄り駅のJR海ノ中道駅へ。
福岡の電車は、座席の柄がとってもかわいかったです。しかも列ごとに柄が違った！
海ノ中道駅は無人駅！想像よりローカル駅でした。
わかりやすい道を歩いていくと、ででん！と大きな建物が現れます。2017年にリニューアルしたばかりなのできれいな建物です。
１ 九州の近海
階段を上るとまずは九州ゾーン。
輝く水槽がお出迎え。玄界灘水槽。
上を向くと、差し込む日の光がとてもきれい。
横が鏡張りになってます。
中に入ると、アマモ水槽。
ボラ。
草についたもわもわをふりふりしながら食べる姿がキュートでした。
桜島。ここのゾーンは九州の海がぎゅっと凝縮されています。
ヒイラギという魚。小さいけれど形がかわいくて撮った。
ぎょろっと目玉。
日本固有種のアカメ。暗い場所で目に光を当てると反射で赤く見えるらしい。
ウツボ！
石の下でじっとしている姿はよく見るけれど、泳いでいた！
水槽以外の展示も充実しています。
有明海の干潟展示。
ヤマノカミ。名前がかっこよすぎて目を引いた。有明海とその周辺の河川のみに生息する魚らしい。
タチウオ。背びれがひらひら。
銀色が美しい。全体的に暗い水槽でかっこいいんだけれど、後ろのウミガメ水槽が反射し写真を撮るのが難しかった。
水槽の中の装飾物でこんなにきれいだと思ったのは初めてかも。肝心の何の装飾なのかを撮ってくるのを忘れた。
群れをアップで撮るとこんな感じ。
このウミガメ、甲羅の厚さや首の太さが今まで見た中で一番だった。
２ 阿蘇 水の森
阿蘇の自然ゾーン。
緑が多く取り入れられていて、空間そのものが良い。
この類の生き物苦手な方すみません！サンショウウオがかわいかったので一枚だけ！
カメラを近づけるとささっと葉っぱの下に隠れてしまうので、そーっと撮りました。
３ 九州の外洋
不思議な雰囲気の下りスロープ。
海の生き物がブラックライトに照らされて気分を高めてくれます。
九州南部の海をテーマにしたゾーン。
スロープを抜けると、どーんと大水槽が広がります。
サメ！ゆーったり泳ぐ姿が大迫力。
魚の群れ。
迫りくるエイ。
サメとイワシの大群。
下のフロアにはベンチが並んでいて、ぼーっと水槽を眺める至福の時間が過ごせる。
サメアップ。
２匹並んで泳ぐ姿。
15時ごろにはパフォーマンスをやっていた。
すでに通路は人がいっぱいだったので、じっくりは見なかった。このイワシの群れの中にはダイバーさんがいる。両手に細かいエサが出る道具を持っていて振りまいていた。
４ かいじゅうアイランド
「３ 九州の外洋」からは二手に分かれていて、右に行けば深海、左に行けばかいじゅうアイランド。番号通りに、まずはかいじゅうアイランドから。
ここから一度外に出ます。
ドアを出て左を見ると、バックヤードがのぞき見える。
かいじゅうアイランドの全体図。
ペンギンの丘。
自然の緑が良い感じ。
春に蝶々を追いかける様子がバズったペンギンの丘です。
蝶々を追いかけるケープペンギン🦋
— マリンワールド海の中道【公式】 (@marine_uminaka) May 19, 2021
この季節になると、ペンギンの丘では虫を追いかける光景をよく目にします😃 pic.twitter.com/w8lGpmkfEZ
なんといっても距離が近い！
フェンスのすぐ前にペンギンが並ぶ。なんでそんな隙間にいっぱいいるの・・・？
ペンギン相関図も作りこまれています。
細いプールサイドをてくてく。落ちないようにね！
飼育員さんになでなでしてもらう。
”かまって～”と近づいて行ったけど、思ったよりぐいぐい来られてのけぞる子。
上に上がるとアシカとアザラシ。写真撮るのを忘れてしまったけれど、この右横にコインロッカーのようなものがあって、セルフ式でエサを買ってあげることができます。
すいすいアザラシ。
リアルすみっこぐらし。
縦に浮いて心地よさそう。
スロープを下りていくと水中から見られるエリアにつながっています。壁にはアシカとアザラシの違いを説明した展示。
造形的な美しさがあるプールですよね。
水中のアザラシが見やすい！
ぬーんと近づいてくる子もいます。
目の周りの模様がパンダのようで特徴的。
「うみなかCUBE」といって、四角い空間の中に円形チューブが通っているエリア。
チューブ型展示はわりとよくあるのですが、なかなかタイミングよくチューブを通る姿が見られないことが多い。こちらはけっこう頻繁にチューブの中に来てくれていました。
しばらく尾びれだけ見えていた。何してるんだろう・・・。
陸上のアザラシ。波打ち際でゴロゴロ。
少し小さい個体がいたんだけれど、この子が今年生まれたミズキちゃんかな？ミズキちゃんを見るのも楽しみの一つだったんだけれど、残念ながらはっきりとは見つけられなかった。
かいじゅうアイランドには、イルカもいます！水中の様子が窓から見える。
カマイルカ。こちらを見ている気がして。
５ 九州の深海
館内に戻ってきて、順路を進みます。
リュウグウノツカイ。標本でもこんなに大きなのは初めて見たかも。
タカアシガニ。珍しくはないんだけれど、左下をよく見てほしい。
赤ちゃん！？小さいのがいた。（別種かもしれないけれど）
通路にはたーくさんの標本。並べ方のセンスが光る。
もはや博物館の域。
オオコシオリエビ。名前の通り腰が折れている。
６ 福岡の身近なイルカ
来ました！スナメリ！
訪問日がはしもとみおさんの彫刻ガチャ発売日だったのですが、モデルになった生き物ごとにガチャ機があってよかった。
２つの水槽に２頭ずつ、全部で４頭暮らしているみたい。
おもちゃの輪っかで遊ぶ。
背びれがない分スマートですね。
のぞき見。
頭の模様が特徴的なのはアリスちゃん。よくガラス面に近づいてきてくれた。
ボールで遊ぶ。ぽんぽんと頭で器用に扱っていました。
正面のお顔がかわいい。
こちらはアリスちゃんと同居するミクちゃん。
２頭似たようなポーズで。
こっちを見ている。
ご飯タイムには、飼育員さんの合図でバブルリングを見せてくれます！
水面にちょっと口を出して空気を入れ発射、器用ですね。
上手にできたら魚をもぐもぐ。
４頭みんなできるのかな？
何度見てもすごい！
出したリングに顔をつっこんでいく。
ひょっこり。
おもちゃで遊ぶ。
スナメリ、けっこう動きが活発で、シャッターチャンスを逃さないようにするのが大変だった。
輪っかがちょうど天使のよう。
平日限定でスナメリトークという時間がありました。
スタッフさんが解説しながらご飯タイムを見られます。
”ガラス面の前に行って”の合図で目の前に来てくれたアリス。
こちらはミク。ちょっと怖い（笑）
かわいいお顔の方も。
とろーんとした目でかわいい！
バブルリング！タイミングが難しくてきれいに写真に収めるのは至難の業・・・。この写真が一番よく撮れたかな？
スナメリトークが終わると、定期検診が始まりました。こちらはなかなかレアイベント！？
網を張って、スナメリたちを抱きかかえやすくしていました。
いやいやと逃げながら、最後は仕方なく捕まっていた。体重を計ったり胴囲を測ったりしていました。きっと気を遣う時間だろうな、飼育員の皆様お疲れ様でした。
レストラン・レイリーにて昼食
お昼過ぎに昼食。１階にある「レストラン・レイリー」へ。
行く途中の階段にチョークアート的な壁装飾。
食べるものは訪問前から決まっていた。こちらのカニカニドッグ！
限定メニューのためか、券売機ではなくレジで直接注文した。
思ったより大きい！そしておいしい！！！
席には充電口が！遠征組には嬉しい仕様。
レストラン内にも水槽があって、ご飯を待っている間パシャパシャ撮りました。
あんまり見たことない真っ白な魚。
片側がショープールの水中を見られるようにでかでかとガラス面になっていた。
ハナゴンドウ。
イルカ・アシカショー（Aチーム）
１日に３回あったショー。初回の11:00にも間に合ったのですが、遠足団体がすごくて諦めた（というよりショーの間が館内をゆっくり見られるチャンスと思った）ので、２回目の13:30回を見ました。
海の向こうに街並みが見えて見晴らしの良いスタジアムでした。
まずはアシカショー。
お芝居仕立てで、息の合ったトレーナーさんのやりとりで笑いもあり、楽しい時間でした。
アシカの出番のときも隣のプールで跳ねるイルカたち。
アシカの出番が終わると、目の前のフェンスが開いて、一気に距離が近くなります。
イルカのショーの始まり。テーマはハロウィンパーティー！
この回のメンバーは、バンドウイルカとハナゴンドウ。
前から３列目ぐらいまでは濡れるぐらいの水しぶき！
手前のサブステージに来て写真タイムもあります。
右の子がどうしても少し下を向いてしまってかわいかった。
最後まで見事なジャンプが続きます。
水しぶきに光が当たってキラキラ。
一斉にジャンプ！
訪問前に、コビレゴンドウのユキちゃんが出るのを知って楽しみにしていたので、この回には出ておらず少しがっかりした私は、インフォメーションに直行。ユキちゃんはどこで見られるか聞くと、「３回目のショーにユキちゃん出ますよ！」と教えてもらい歓喜！この日一番テンションが上がった瞬間でした。
ショーのメンバーは、AチームとBチームに分かれているようで、回によって出るチームが違うらしい。チームメンバーは以下のサイトに載っていました。
７ 九州のクラゲ
スナメリエリア奥の階段をのぼって２階に行くとクラゲエリア。
エチゼンクラゲ。
細かい泡がスノードームのような雰囲気。
ハナガサクラゲ。口腕（？）が短くて面白い形。猛毒があるらしい。
かさの模様も不思議です。
タコクラゲ。
水玉模様がポップでかわいい。
カブトクラゲ。イルミネーションのような輝き。
８ 奄美のサンゴ礁
次は熱帯魚ゾーン。
小さな水槽が壁一面に並びます。
カクレクマノミ。
スズメダイ。
コクテンフグかな？岩の下でじっとしていた。
チンアナゴは円柱水槽にいました。
夕方、円柱水槽のお掃除の時間に遭遇。上から入るんですねぇ。
ダイバーさんにびっくりしてチンアナゴがみんな引っ込んでいた（笑）
奥の大き目な水槽にいたきれいな魚（名前撮ってくるの忘れた）
青と黄色がきれい。
10 ラッコプール
訪問してすぐは順路に沿って進んだものの、ラッコプールは入口から近道で行けることを知って途中で行きました。
リロくんの紹介。
リロくんおなじみの三角コーンは寂しそうに水槽の底に沈んでいた。
すいすい背泳ぎ。
そんなところに穴が開いているんだね。
上陸。陸に上がると大きさがよくわかります。
毛並みがきれい。
手を口にもっていく仕草がかわいい。
ガラス面に来てファンサービス！
すいーっとこちらに向かってくる。背泳ぎじゃないのは珍しい？
ちらっとのぞき見。
がおーっと口が開いた瞬間。
こちらは12:30からの「ラッコの食事タイム」のワンシーン。
ご挨拶に来てくれます。
手をトントンとガラス面につける様子もかわいかった。しっかり肉球が見えます。
カメラ目線。口の感じが何とも言えず愛おしい。
食事タイムは主に動画で撮ってしまったので写真はここまで。後でYouTubeのリンクを載せます。
自由時間だったけれど、突然のファンサービス！嬉しいけど焦る。
水中を泳ぐ姿も見ていて気持ちよさそうだった。
水面からひょっこり。
振り返った正面顔。私的にはこれがお気に入りベストショット。
水中のお顔はおじいさんみたい。
ここからは、夕方にあった非公式の食事タイムに遭遇した時の写真。
飼育員さんが指を指した方のガラス面に近づいてきてくれていました。
飼育員さんの元へ帰るときかな？後ろ姿。
もぐもぐ。幸せそう。ご飯をしっかり両手で持つところがかわいい。
つなぎ合わせですが、動画も少し。
イルカ・アシカショー（Bチーム）
13:30の回がAチームだったので、15:30のBチームの回も見た。
始まる前に水中から見たコビレゴンドウのユキちゃん。大きさがハナゴンドウより全然大きい。
アシカショーは、内容は同じだったけれどトレーナーさんが違ったので、雰囲気が違ってこれまた楽しかった。
コビレゴンドウのユキちゃんのご挨拶。
バンドウイルカ。3頭そろってジャンプ。
高くというよりも斜め前に跳んでいて、客席に水しぶきがかかるような跳び方だった。
こっちは高さが少し出ているジャンプ。
輪っかを取りに行くパフォーマンス。左２頭のバンドウイルカは口先でくるくる回しながらだけれど、右のユキちゃんはハチマキのように乗せて運ぶのがかわいい。
カマイルカとバンドウイルカの同時ジャンプ！
コビレゴンドウのユキちゃん、ボールタッチもできます！大迫力！
ハイジャンプ！
ユキちゃんもジャンプ。
尾びれが上がっていると嬉しそうに見える。
ユキちゃんのスピン！
豪快。
２回目のショーも楽しめました。修学旅行生がたくさんいて、最前列に座っていた子たちに水しぶきがかかごとに大盛り上がりでこういうショーも悪くはないかなと感じた時間でした。
つなぎ合わせの動画を少し載せます。
企画展
企画展「ゴカンジャー」が開催中でした。
その名の通り、生き物の五感を感じ取ろうというもの。
入口近くのホールにある、ラッコの毛のにおいを嗅げる展示。私の鼻が悪いのか無臭でした。
タコ。
各生き物の展示の前にもこのようにパネルがありました。
イラストもかわいくて、かつ勉強になります。
12月までやっているみたいなのでぜひ！
グッズ
まず一番のお目当て、はしもとみおさんの彫刻ガチャ！
それぞれモデルの個体がいるのが魅力的。ラッコはリロくんではなく、今年亡くなってしまったマナちゃんがモデルでした。
この日まで貯まった100円玉の数だけ回そうと決めていたので４回やりました。
出たのはこちら！スナメリ２、ラッコ２！なんというかぶり！
こちらはリロくんのメモスタンド。
ハンドタオル。
ペンギン柄のジェットストリーム。
海の中道は、素敵なオリジナルグッズが多くて散財しました。オンラインショップでも買えるけれど、訪問まで買わずに楽しみにとっておいたので嬉しい。
次回に期待
①リロくんご飯タイムをもっと見たい
ラッコのご飯タイム、公式では12:30の１回のみなのですが、１日に５回あるらしい。そりゃ１日１回なわけないよな・・・。
動画にあった通り、夕方のご飯タイムの後半に遭遇したときにはちょうどコーン芸をしている時だった。ギリギリ肉眼では捉えたけれど、写真にはおさめられなかった。
もっと張っておけば良かった！次回はもう少し見たいなと思います。
②ユキちゃんグッズがほしい
Twitterでフォローしている方が言っていて初めて知ったユキちゃんぬいぐるみクジ。見逃したのか！？と思ったけれど、土日祝日限定らしい。次は休日に行かなくては。
コビレゴンドウのユキは、マリンワールドの仲間入りをして20年経ちます！
— マリンワールド海の中道【公式】 (@marine_uminaka) November 3, 2021
そこで今月は、土日祝に行っている『ユキちゃんクジ』を引いていただいた方にオリジナル缶バッジをプレゼント🎁
※缶バッジは数量限定のため、なくなり次第終了です。#マリンワールド海の中道 pic.twitter.com/9tIkgAvFdR
そして、はしもとみおさんの彫刻ガチャでもコビレゴンドウがほしい・・・！
まとめ
この遠征が楽しみすぎて、奮発して新しいカメラのレンズを買いました。写真を見て分かった方はすごいです。
寄って撮れるようになったので、今までより魚が撮りやすくなりました。序盤のボラの写真を撮った時に、新しいレンズのすごさを感じてテンション爆上げ。今までより撮影がさらに楽しくなりました。
帰ってきた翌週ぐらいに、アプリでリロくんを定点カメラの映像で見られるようになりました。便利な時代。だけれど、やっぱりこの目で見るとかわいさ倍増です。
リロくん、人間で言うと60歳ぐらいらしい。まだまだ長生きしてほしいけれど、元気なうちにたくさん会いに行きたい。