1泊2日の女子ひとり旅in京都①
そうだ、京都に行こう!
夏の暑さが和らぎ、秋めいてきた今日この頃。
京都といえば盆地で暑い。
そんなネックポイントも忘れられるほど過ごしやすい気候になったので、時間があったらやりたいことの一つだった京都旅行にふらっと一人で行ってきた。
過ごしやすい気候でありながら、もっとよかったのが観光客の少なさ。
観光地=素敵だけどダラダラのんびり歩く観光客が周りに多くて歩きづらく煩わしい、と苦手に思うのはきっと私だけじゃないはず。
9月2回目の三連休明けは紅葉前のオフシーズンなのか、観光客も少なくて、だからホテルも安く抑えられ、一人旅としてはとてもハッピーな状況だった。
もちろん有名な秋の紅葉シーズンが最も素敵だと思うけれど、鮮やかな緑の中に少し紅葉が混じる今の季節は私的にベストシーズンだったと思う。
一泊二日のスケジュール
1日目の目的地は、金閣寺と枯山水。
まずはホテルの近くに荷物を預けた。
観光に行く時はできるだけ身軽になって、あたかも地元の人かのように馴染むのが好き。
20分ほどバスに揺られて、目的地の金閣寺こと鹿苑寺に到着。チケットでお札(おふだ)をもらうのがなんとも京都らしいユニークさ。
てくてく歩くと、見えてきた金ピカの建物。
「おおー、資料集でよく見るやつだ」そんな当たり前の感想をまず最初にしてしまうのはおバカなのではなく、義務教育の賜物だと思いたい。
景観も含めてこの建物は芸術品なんだと思わされた。金色がなぜか自然で、でもやはりどこか異様に思えるくらい輝いていた。
バスにまた乗って、枯山水で有名な龍安寺へ。
大体15分ほどの距離。
空間を愉しむ場所。そんな気がした。
実際は無いはずの水が見える気がして、縁側に座っていると心が洗われた。禅の文化というのか、シンプルな美が本当に素晴らしかった。日々の忙しさを忘れ、自分と向き合う時間を過ごすのにぴったりの場所で何時間でも過ごしたかった。ただ、強い日差しを遮るものがなかったので、ほどほどにして退散。
枯山水の反対側、建物内には龍安寺という名前なだけあって、龍の絵が各部屋にあった。どんな状態を表しているのかコメントも足元にあってわかりやすかった。
廊下?を曲がったところに、「吾れ唯足ることを知る」で有名な蹲踞(つくばい)があった。でもこれはどうやらレプリカらしい。
これってここにあったんだ、とちょっと感動。
四文字で美しい意味がある言葉に、言葉を表されているデザインに、とても感動した。なんでも手に入るが飢えている現代人にこそ必要な言葉だなと思い、先人の言葉や禅の文化を学んでみたいと思わされた。
睡蓮が少し残る鏡容池に向かう砂利道。
ザクザクと歩く足音が気持ちいい。
立派な藤棚があったので、5月初めは素敵に咲いてそう。とにかく美しく整えられた緑に囲まれ、デジタルデトックスできるわ〜と感じながら歩き続ける。
歩いているときにちょくちょく見かけた湯どうふの看板。アピールされてきたお店が見えてきた。
食べログで検索するといい感じの評価。ちょうどお昼時でお腹も空いていたので入ってみることにした。
めっちゃお腹が空いているなら精進料理のセットが良いと思うが、私は湯どうふとご飯だけをオーダー。合計2,000円。
ランチで2,000円(しかも豆腐がメインで)は安くないけれど、この景色があるならまた来た時はまた入ると思う。結構ボリューミーな量だったこともあり、ゆっくりくつろげた。
食べ終わって少し歩きたいなと思い、近くに仁和寺があるそうなので歩いて向かうことにした。
こちらもお庭が有名らしく、空海さんの特別公開もやっていたのでせっかくならと会いにいった。
龍安寺とまた全然違う雰囲気の日本庭園で、入ったことに大満足。
お庭から見えていた五重塔の方へ向かい、その後に御影堂にいらっしゃる空海さんへご挨拶した。流石に秘仏は写真撮れないので看板だけ。
正門は立派すぎる大きさで、iPhoneで撮るのがおこがましいと思うレベル。案の定収まらない。
京都駅へは嵐電(あらでん)が便利とのこと。私は正門前からホテル近くまでバスが出ていたのでバスに。その後、歩き疲れた訳ではないけれど、かなり満足したのでカフェで1時間ほどゆっくりした。
チェックインして、ごろごろして、夜の京都へ。
この部分は時間があったら記録しよう。
そんなこんなで大満足のひとり旅、京都1日目が終了した。