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19歳の最後に、自分のセクシュアリティを知った話。



みなさんこんにちは!


“季節のエモーション”をコンセプトに作詞作曲をしています

ボカロPの春瀬みみるです🌷➰



突然ですが

最近ね!

私、恋をしている気がするんですよね!!


というのも、
心から人を「好き」って思ったのが初めてで……!!


過去の恋愛のことや「好き」という気持ちを知った経緯、自分のセクシュアリティを知るきっかけとなった出来事を、
記憶が新しいうちに形に残しておきたくて

今回こうして記事にすることを決めました✉️



そして、この話をする上で外せない内容である
以前投稿したこちらの記事にて綴った

「10代最後にやりたかったこと」

についても、もう少し深く掘り下げていきたいと思います!


目次はこちら!


こちらの記事では、セクシュアリティの話や若干のセンシティブな内容が含まれていますので、苦手な方は閲覧をお控えくださいませ。

また次回の記事でお会いしましょう!


それではぜひ最後までお付き合いください🎀




1.過去の恋愛観と恋愛歴について


まずはじめに、私の過去の恋愛観と恋愛歴についてお話させてください。


最初に自身の恋愛観やセクシュアリティについて悩みを抱えたのは、中学1年生の頃(今から7年前)です。

仲の良い友人として認識していた異性に告白された時に、ものすごい嫌悪感を抱いたことがきっかけでした。

それから仲の良かったはずの彼とは目を合わせることすらもなくなり、
中学卒業まで一切の会話もできませんでした。


他にも学校生活の中で、異性から明らかな好意を感じたり告白をされることがありました。  

私は昔から、性別関係なく「話の合う人とは仲良くなりたい」と思っていたので、
気があると勘違いをさせてしまう言動や行動が多かったのかもしれません。

それについては反省しています。


でも、どんなに仲が良くても、友人として好きでも、

異性に恋愛感情を向けられることが苦痛で苦痛で仕方なかったのです。


高校2年生の頃に、同級生に告白をされました。

彼は、「今までの人と違って大丈夫かもしれない」と思い、お付き合いを始めました。

最初の1ヶ月くらいは、楽しかった、気がする。


ただ、段々と相手から向けられる好意や期待がしんどくなっていきました

恋愛、やっぱりできない。と思いました


異性から好意を向けられること自体にも嫌悪感があるのですが、

「異性と付き合っている自分」を客観的に見たときにも拒否反応が出ます。生理的に気持ち悪く感じてしまうんです。


自分の本当の気持ちを押し殺して、
「これが人間にとっての幸せなんだ」と言い聞かせて過ごしていた日々。

だんだんと心がすり減っていき、メンタルもより不安定になっていきました。


「あなたが求めていることに応えられないけど、
私にとっては十分にあなたの事を考えて過ごしている。
満足できないのなら、別れてほしい」

と何度も言いましたが、なかなか別れられず2年半ほど関係は続きました。


結局逃げるようにして関係を絶ち、今年の夏頃に数年ぶりに1人になりました。





2.1人になって、人生の楽しさを思い出した


なんだかんだで共依存に近いような関係だった私たちですが、ひさしぶりに1人になってまず思ったことは

「人生って、こんなに楽しいものだったんだ……!」

ということ。笑


彼がいたことで制限されていたことやできなかったやりたいことを、とことんやり尽くしました。

自分らしい自分、自分の好きな自分でいられることが
如何に幸せなことかを身をもって実感しました。


ちょうどその時期にボカロPとしての活動も再開し、
音楽面でもどんどん成長を感じられたことがとてもとても嬉しかったです。


今までずっと、
「きっと私は、今後二度と人と恋愛をすることなく孤独に死んでいくんだろうなぁ……
せめて死に際には大好きな奈良に身を寄せていたいなぁ……土に還ったら鹿に踏まれたいなぁ……」

なんて思っていました(きもすぎる笑)


しかし、昔から女性アイドルや女優さん、女性の先生や先輩を好きになることが多かったので(これらは恋愛感情とは別物だったと認識していますが)

この頃からぼんやりと
「女性となら恋愛できるのかな……?」と考えるようになりました。


そんな中、20歳の誕生日を目前に、「10代最後になにか特別な経験をしたい!」と思いました。

そうして勢いに任せて飛び込んだ世界で、
私は自身の恋愛観、そしてセクシュアリティを知ることになったのです。




3.19歳の最後に、自分のセクシュアリティを知った


詳しくは書きませんが、この経験を通して
今の私は女の子を好きになって、女の子と触れ合うことで幸せを感じるんだなぁ〜と気付くことができました!


相手が異性だった時に感じていた嫌悪感が、まっっったくない!

それどころか、気づかないうちに空いていた心の穴が、みるみるうちに満たされていく感覚がありました。


こうして私は、自分のセクシュアリティを知った上で

「私も他の人と同じように人を好きになって、人と触れ合うことで幸せを感じることができるんだ!」

とこの上ない安堵を感じたことを鮮明に覚えています。これが一番嬉しかったな。




4.初めて心から人を「好き」と思った話


上記の経験をしたのとほぼ同時期に、とあるSNSを通じて知り合った女の子がいました。


彼女と話しているうちに、自然と返信が日々の楽しみになっていました。

そして、もっと仲良くなりたい……!と思うようになり、
またしても鬼の行動力を発揮しお会いできることになりました。


実際に会って、話して、
心から楽しいな、幸せだな、と思うことができました。

別れたあとも、その子のことで頭がいっぱいでした。

次会える日まで待ちきれず、話のネタもないまま連絡をしたこともあります。


異性とお付き合いした時には、これらはどこか「義務」だと感じていたことばかり。

その気持ちに気付かないふりをし続けて、残ったものはボロボロに朽ちた心だけでした。


でも今は、心から相手との関係を楽しんでいる。

「女の子を好きな自分」も嫌いじゃない。

これがきっと「好き」という気持ちなんだな、と20歳にして初めて気づきました。




5.今、セクシュアリティや自分らしさに悩んでいるあなたへ


今日、性的マイノリティといわれるLGBTQ+の人口の割合は約9%と言われています。
これは、左利きの人口と同じくらいの割合です。


ハイペースで、「多様性」や「マイノリティ」の存在が身近になってきたこの世の中
セクシュアリティや自分らしさに悩んでいる、という方も多いのではないでしょうか。


私の場合は、とにかく「経験」が悩みを解決してくれました。


こんなことを言うのは正直憚られるけれど

異性とのお付き合いを経験したことで、
異性とは恋愛関係になれないんだ、と実感できたし

同性と特別な感情を持って接し、触れ合ったことで、幸せになれると気づいたから。


しかし、その1歩を踏み出す勇気ってなかなか出ないと思うんですよね


私は本業(?)で作詞作曲という創作をしている身なので、

「どんな経験も創作のネタになるから!」

という魔法の言葉で鬼の行動力を発揮できますが
実際問題それは誰しもできることではない。


気持ちの問題だけでなく、お金や時間も必要だったりするからね。


そして、そんな私でさえ

ネットで差別的な発言を目にした時や、悪いことはなにもないのに無意識のうちに本当の自分を隠してしまう時に

普通になりたかったなぁ、なんて

自分自身を受け入れられなくなる時もあります。


だけど、人間の一生は十人十色。

それぞれの価値観があって、それぞれのキャパシティがあって、それぞれのものさしがある。

何が正解で、何が間違いかは自分にしか分からないし、決められないのです。


だから私は、例えマジョリティではなくても
そんな自分を無理に変えようとするのではなく、
ありのままの自分を好きになるために試行錯誤をし続けたいです


そうしてたくさんの経験を積んで、更に経験を積むために勉強や仕事を頑張ったりなんかして、自分自身を知る機会を増やしたい!

そしてついでに創作のネタも増やしたい!笑


セクシュアリティのことに限らず、生まれてこの方「普通」とはかけ離れた人生ばかりを歩んできた私ですが

なんだかんだでやっぱり私は今の私が好き!


自分の気持ちを押し殺して「普通」に擦り合わせて生きていたあの頃よりも

誰からも生き方を縛られることなく、自分の気持ちに正直になって、
自分のやりたいことをたくさん叶えている今の人生の方が幸せだからこそ胸を張ってそう言えます。


「あなたへ」なんてサブタイトルをつけてしまいましたが、

私の考えを押し付けるのは違うよなぁと思って書き続けていたら
ただただ私の率直な気持ちを綴っただけになってしまったかもしれない……!😭


でも、私の考えが
今悩んでいるあなたに少しでも寄り添えたり、
あなた自身を好きになるための第一歩となれたらとても嬉しいです



みんな違って、みんないいんです

これは決して、綺麗事じゃないよ〜😸◎



マイノリティでも、マジョリティでも、あなたは独りじゃないということを伝えたいです🥳

これからも、時に一緒に悩んで、時に幸せを分かち合いましょう!



長くなってしまいましたが
最後までお読みいただきありがとうございました!


今日もあなたにとって素敵な1日になりますように☆。.:*・゜


またね!


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