【韓国ワーホリ】外国人登録証 訪問予約から申請・発行までの体験談
外国人登録証は韓国に滞在する外国人の身分証明書です。90日以上滞在する場合は必ず発行しなければなりません。
外国人登録証が無いと、ネットショッピングや本人認証ができないのでとても不便です。
ワーホリで韓国に入国したら、なるべく早く発行することをおすすめします。
この記事では、訪問予約・申請・発行について、私の体験をもとにお伝えします。
😦 外国人登録証がないと困ること
① ネットショッピングができない
韓国でネットショッピングをする際、本人認証に身分証の番号が必要なので、発行前はネットショッピングが難しいです。
私はすぐに必要だけど買いに行けないもの、重たいもの(布団・椅子・水・トイレットペーパーなど)は、友達に代わりにネットで頼んでもらって、後々お金を返しました。
② 契約できるSIMが限られる
大手通信会社などのSIMを契約する場合、大半は外国人登録証が必要です。留学生やワーホリの人がよく使っているチングモバイルなど、外国人向けにパスポートだけでも契約できるSIMもあるため、それらのSIMを契約するか、旅行用SIMなどでしばらく過ごす必要があります。外国人登録証発行後に乗り換える人もいます。
私は電話番号を変更すると色々と面倒なのもあって、最初からチングモバイルで契約し、外国人登録証発行後も引き続き利用しています。
③ 保健証が発行できない
保健証は飲食系のアルバイトをする際に必要な書類で、近くの保健所で健診を受けて発行するものです。この書類の発行時も基本的に外国人登録証が必要なようです。
入国してすぐに飲食系のアルバイトを考えている人は注意が必要です。
アルバイト先に保健証の提出が後日でも良いのか確認するか、居住地の管轄の保健所にどうしても外国人登録証がないと保健証発行ができないのか確認してみるなど、検討の余地はありそうです。
④ その他本人認証必須のサービスが利用できないWebやアプリで本人認証をしたら利用できるサービスは、基本的に身分証の番号が必要なのでネットショッピングと同じく発行前は利用が難しいです。例えば、以下のようなサービスがこれにあたります。
ペダル(食べ物の配達)アプリ
タルンイ(共用自転車)
printingbox(コンビニ印刷サービス)
タングン(フリマアプリ)
💻 外国人登録の訪問予約
外国人登録証の申請から発行までには、2〜3週間かかります。申請は入国後に直接、管轄の出入国外国人事務所を訪問する必要があります。日本からも、ネットで訪問予約が可能なので入国日が決まり次第、訪問予約することをおすすめします。時期や場所によっては結構先まで埋まっていることもあるようです。
ちなみに空きさえあれば当日予約も可能です。
訪問予約はハイコリアのサイトで、訪問希望日の4ヶ月前から可能です。
私は入国日の2日後に訪問予約をしました。
2日後にした理由は、入国翌日に韓国で証明写真を撮ることにしていたからです。一刻も早く外国人登録証の申請に行きたかったですが、入国当日や翌日は他にやるべきことで切羽詰まっているかも、もしかして書類の準備漏れなどがあっても対応できるように、と考えて2日後にしました。
訪問予約の注意事項
必ず入国から90日以内の日程で予約
韓国の電話番号が必要(私は自分の番号が無かったので、友人の番号を借りました)
住む場所によって管轄の事務所が異なるため、滞在地を決めてから予約すること(住所が途中で変わった場合は、別途変更申請が必要です)
📝 必要書類の準備
外国人登録証申請の必要書類は以下の通りです。
パスポート(原本および写真面とビザ面のコピー各1枚)
申請書
カラー写真
在留地証明書類(賃貸借契約書、宿泊施設提供確認書 など)
旅行日程または活動計画書
在職証明書または事業者登録書のコピー(韓国で就職先が決まっている人のみ)
私の場合、これらをどのように準備したのかについて、ひとつずつ説明していきます。
1.パスポート
写真面のコピーは用意して行きましたが、ビザ面(入国時にパスポートに貼られるQRコード付きのシール)は用意ができなかったので、行ってからその場でコピーしてもらいました。申請窓口に行く前に、申請料支払のブース内でコピーの対応もしてくれます。現金でたしか1枚200wくらいだったと思います。
2.申請書
下記よりPDFやWord形式でダウンロードできます。
私はPDFを出力し、手書きで記入しました。入国後はバタバタしそうだったので、日本にいる時に、ある程度書けるところは書いて持って行きました。
3.カラー写真
写真は申請書の写真欄に貼り付けて提出します。
ハイコリア予約ページの必要書類欄には、写真について「1枚(3.5cm×4.5cm)」とサイズの指定しか記載がありませんが、身分証明書なので結構細かい写真の規定があります。詳しくは下記ページを参考にしてください。
特に注意点は、眉毛が完全に見えていなくてはいけないこと、背景が白でなくてはいけないことです。
私は日本でのビザ申請の時に、前髪を下ろして撮ってしまったので、余っているのに使えないというもったいないことをしました。ビザ申請用の写真もこれから、という方は、ぜひ外国人登録証の写真規定も確認の上、どちらも使えるように撮影することをおすすめします。
とはいえ、「せっかくならイベント化しよう」というマインドで、私は韓国の写真スタジオを入国翌日に予約しておき、証明写真を撮影しました。ものすごいスピードと技術でフォトショップ加工をしてくれて、その様子を横で見ながら気になるところはその場で伝えて修正してくれたりするので、それはそれで楽しい体験でした。
私が利用した写真スタジオは弘大にある「studio photobi(フォトバイ)」というところです。
外国人用の予約フォームもあるので日本からも簡単に予約できました。
4.在留地証明書類
住む家が決まっている人は基本的に賃貸借証明書のコピーを提出することになります。
私は日本から仲介業者(ソウル部屋ナビ)を通して家を契約し、入国当日に不動産事務所にて契約書(賃貸借証明書)を受け取りました。これを持って近くの住民センターで「住宅賃貸借契約申告および確定日付の申請」というのをしなくてはいけないのですが、入国翌日(外国人登録申請の前日)にこれをしに行った際、「ついでにコピーを1部お願いできませんか?」と聞いてみたところ、窓口の方が快く対応してくださいました。住民センター内に有料のコピー機もあったのでそこでコピーしようとしていましたが、無料でできてラッキーでした。韓国あるある「なんでも言ってみたもん勝ち」を実感しましたね。(もちろん無理なこともあります 笑)
「住宅賃貸借契約申告および確定日付の申請」については、別の記事でご紹介する予定です。
5.活動計画書
ビザ申請時に作成したもの(韓国語)をそのままコピーして提出しました。予め日本でコピーして持って行きました。
ビザ申請時に日本語や英語で作成した場合は、韓国語に訳して提出する必要があるので注意です。
6.在職証明書または事業者登録書のコピー
後にアルバイトをする予定はありましたが、入国時点では職場が決まっていなかったので、私は在職証明書等は提出していません。
⏰ 申請当日の流れ
予約時間の10分前くらいに出入国外国人事務所に到着しました。
当日は前述の必要書類に加えて以下の料金(現金)が必要です。
申請料 30,000w
郵送料 4,000w(郵送受取希望の場合)
到着したらまずは申請料の支払いを指示されるので、支払ブースに行って申請料と郵送料を支払いました。
そこで準備できていなかったパスポートビザ面のコピーも対応してもらいました。
その後、申請窓口のブースに行って、整理番号を受け取り待機。窓口に自分の番号が表示され、呼ばれたら窓口に行って申請書類一式を提出しました。書類確認後、その場で指紋採取をして終了しました。
10分もかからなかったと思います。
出入国管理事務所の人は不親切という情報もみたりしましたが、担当してくれた方はとても親切で、私の活動計画書をみて「たくさん旅行に行くのね〜 全羅道もおすすめよ」なんてスモールトークまでしてくれました。
🪪 外国人登録証の受取
受け取りは訪問か郵送を選択できます。
調べたところ、訪問受取の場合で発行までに2〜3週間、郵送の場合はそれより早く受け取れることが多いとあったので、私は郵送にしました。(郵送料金4,000wが必要)
申請窓口では、発行までには約1ヶ月かかりますと言われて、「そんなに!?」と思いましたが、実際には申請から13日後に届きました。
郵送の場合、在宅していないと受け取れないようなので、いつ来るのかわからず心配していましたが、到着日の朝にSMSで到着予定の連絡が来ていたので、待ち構えることができました。
宅配員の方が私の名前を確認の上、手元の機械で画面にサインしてと言ってきたのですが、韓国人仕様で名前書く欄が3マスしかないんですよね…笑「外国人だから名前が長いけどどうしたらいい?」と聞いたら、初めの3文字だけでいいということで、中途半端な初めの3文字だけをハングルで書いて、無事外国人登録証を受け取りました。
🍀 まとめ
外国人登録証の申請は、ビザ申請に比べればそんなに大変なものではないですが、スムーズにできないと生活が不便なので、渡韓前から準備しておくのが良いと思います!
入国から約2週間後、ついに外国人登録証を受け取った日の私は、やることが沢山あって大忙しでした 笑
外国人登録証発行後にやることについては、別の記事にまとめようと思います。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!