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【韓国ワーホリ】 H-1ビザ申請 2024|29歳会社員の申請準備記録

韓国ワーキングホリデーのH-1ビザ(観光就業ビザ)の申請準備について、私の体験をもとにお話します。
個人的に大変だったことは
・年齢的に理由書が必須(許可降りる保証がない)
・平日仕事をしていたので時間の融通がきかない
の2点でした。
同じような境遇の方に、参考になれば幸いです。

2024年7月12日時点 東京領事館 での申請です。
管轄領事館や時期によって、内容は異なるため、最新情報は各領事館のホームページで確認、または問い合わせて確認してください。


韓国ワーホリビザの特徴 💡

ビザ自体の決まりや、申請の条件として以下が挙げられます。各領事館のホームページをよくよく確認しておく必要があります。

  • 主目的は観光

  • 週25時間以内の就業が可能(一部職業の条件有)

  • 年齢制限は18歳〜25歳(理由書でやむを得ない事情と認められれば30歳まで)

  • ビザ発給から1年以内に渡航

  • ビザ発給後は無ビザでの韓国入国は不可

  • ビザ有効期限は最初の入国から1年間

  • 渡航後、外国人登録証発行前に韓国を出国するとその時点でビザが無効になる

  • 万が一、不許可の場合、査証不可認定日から3ヶ月以降に再申請可能


東京領事館の予約 🏢

東京領事館での申請の場合、必ず事前の訪問予約が必要でした。予約日は2週間に1回で、翌週から次の予約日前日までの2週間のうち日程を選択して予約することができます。訪問したい日が決まっている場合は、希望日を予約するための予約日はいつなのか確認し、その日に必ず予約しなければなりません。

予約開始後、短時間で埋まってしまうこともあるようなので、念のため万全の体制で臨むことをおすすめします。

私の場合、平日は毎日仕事をしていたので、確実に予約するため予約日は午前休をとり、予約完了後に申請日の分の有休をとり、という感じで対応しました。
実際、予約自体は数分で終わったので仕事の合間に出来なくもなかったのですが、急な対応などで予約開始時間を逃したくなかったので、家でしっかり時間を確保しました。

実際に予約した時の状況などについては、以下の記事で詳しく紹介しています。


必要書類 📄

2024年7月時点、東京領事館の必要書類は下記の通りです。一部の書類を除き、基本的には3ヶ月以内に発行したものを用意する必要があります。別途指定があるものについては「その他の各種書類の手配」にて後述します。

  • 査証発給申請書

  • 活動計画書

  • 理由書(26歳以上の場合)

  • 最終学歴証明書

  • 口座残金証明書

  • 写真

  • パスポート(原本・コピー)

  • 犯罪経歴証明書

  • 健康診断書

  • 保険証書

  • 住民票

  • TOPIK成績証明書(任意)

次に各必要書類について詳しく説明していきます。

査証発給申請書の準備 ✍🏻

申請書は領事館のホームページからダウンロードし、印刷して手書きで記入します。
私は日本語で記入しました。

記入例はポイントと合わせて以下の記事で紹介しています。

活動計画書と理由書の準備 ✍🏻

私は29歳での申請だったので理由書が必須でした。理由書は活動計画書に内包する形で、1つの文書として作成しました。ただし、理由書に当たる内容が含まれている旨は、冒頭にわかりやすく記載しました。

ホームページにはWordで作成とありますが、実際には出力して紙で提出するため私はPagesで作成しました。PCで韓国語キーボードに慣れていなかったので、iPhoneやiPadで作業したかったからです。

活動計画書は韓国語または英語で作成となっていましたが、渡韓後、外国人登録証の申請をする際にも提出が必要で、この時は韓国語でなくてはいけないため、ビザ申請時から韓国語で作成しました。個人的には年齢というハンデがある分、韓国語力をアピールしておこう!という意図もありました。

全文の公開は避けますが、文書構成や記載内容の要点など、以下の記事で詳しく紹介しています。(一部有料記事とさせていただいています)

私は、文章を初めに韓国語で作成し、それを複数の翻訳機(Pagesの翻訳機能+LINE翻訳)で日本語に翻訳し、間違いや不自然な箇所を直すという手順を踏んだ後、韓国人の友人2人にそれぞれチェックしてもらい、ブラッシュアップしました。
単語や表現もそうですが、分かち書きなどで指摘してもらう部分が多かったので、ネイティブに見てもらうことは必要だったなと思います。
通勤時間など時間のある時に少しずつ書いていたので、書き始めてから友人のチェック、修正、完成まで1ヶ月くらいかかりました。

多少間違いがあったりネイティブみたいな文章じゃなくても、内容がしっかり伝われば大丈夫な場合が多いのかもしれませんが、私はとにかく念には念を、という感じでかなりしっかり書きました。

その他の各種書類の手配 📝

最終学歴証明書
私の大学は、卒業生用の証明書発行システムがあったため、そこから卒業証明書の発行申請をし、取得したPDFをコンビニで印刷しました。
発行システムの登録に必要な本人認証に数日かかりましたが、認証後は申請したら即日発行されました。

学校によっては直接受け取りに行かなければいけないとこもあるため、調べる必要があります。

口座残金証明書
三菱UFJ銀行の場合「カンタン手続きアプリ」をダウンロードして申請すれば、PDFで即日発行できます。
私は40万円以上の残高、日本語、住所記載なしで発行しました。

40万円以上の残高証明を提出すれば、航空券のコピーは提出不要となるため、航空券は査証許可が降りてから購入することにしていました。
30万円以上(40万円以下)の残高証明の場合は、航空券のコピーを提出する必要があります。

証明書発行方法は銀行によって異なります。
窓口に行く必要があるのか、何日かかるのか、調べておく必要があります。1ヶ月以内に発行したものを提出しなければなりません。

写真
領事館ホームページおよび申請書の写真欄を見ると、カラー/白背景/3.5×4.5サイズ/帽子NG/正面/6ヶ月以内に撮影と指定があります。
ただ、同じ写真を外国人登録証の申請でも使いたい場合は、そちらの規定に合わせて用意しておくと良いと思います。外国人登録証の写真は、眉毛と耳が完全に見えていないといけないそうです。

私はよく調べず前髪を降ろして撮ってしまったので、ビザ申請はそのまま使用しましたが、渡韓後に韓国のスタジオで外国人登録証用の証明写真を撮り直しました。(それはそれで面白い経験だったのですが…)

以下、韓国語のページですが、外国人登録証用の写真規定についてです。

パスポート
原本と写真面のコピーが必要です。
原本は申請時に提出しますがその場で返却されます。
パスポートの有効期間が6ヶ月以上残っている必要があります。

犯罪経歴証明書
犯罪経歴証明書は各都道府県警察のホームページ等で発行方法を確認します。
いきなり訪問しても事前書類等の準備が必要と言われるところもあるという情報を見たので、私はひとまず電話で確認しました。
私の都道府県では、特に事前準備は不要で、対応時間内に訪問すれば良いとのことだったので、午前休をとって県警庁舎を訪問しました。

証明書発行申請と指紋採取のために1回、証明書受取のために1回の計2回訪問する必要があります。郵送は基本的に対応していないようです。申請から発行まで1週間かかりました。

申請時には、ビザ発給申請書(未記入箇所があっても大丈夫)と、免許証等の身分証明書を提示します。
警察庁舎に着いたら、指定された書類の記載と指紋採取を行いました。所要時間は20分程度でした。

受取時には、身分証明書と申請時に渡された引換書を提示します。(他人に頼む場合は委任状も提示)
申請日から1週間後以降、対応時間内であればいつでも受取が可能とのことでした。特に何日以内に受け取らないといけないなどの期限はないようです。
引取書へのサインと証明書の取扱説明を聞いて、受取完了です。受取時の所要時間は10分程度でした。

発行された犯罪経歴証明書は未開封のまま領事館に提出します。自分で開封してしまうと無効になるため注意が必要です。

健康診断書
指定病院はないので、どこで受けても良いですが、1ヶ月以内の結果を提出しなければいけないので、受診の日程は要注意です。
健診を受けてから領事館の訪問予約をする場合は、受診日と申請日が1ヶ月以上空かないように気をつけなければいけないのと、健診結果が届くまでに2〜3週間かかる医療機関もあるため、ちゃんと申請日までに結果が届くのかも確認しておく必要があります。

私は会社で毎年秋に健康診断を受けていましたが、前回からは半年ほど経過しており、退職予定のため次の健診は受けられない日程だったので、会社の保険適用で受診できる医療機関を自分で探して予約しました。一応会社には個人で受診する旨を伝えました。
また、休日はなかなかやってないので有給休暇を使って受診しに行きました。

血液検査・胸部レントゲンを含む検査結果を提出しました。検査結果は原本を提出したので、念のため自分用にスキャンデータ残しています。

保険証書
韓国在留期間中、保障額4,000万ウォン以上医療保険などに加入していることを証明する必要があります。
私はたびほの海外旅行保険に1年間加入(約15万円)したので、たびほマイページから英語表記の「付保証明書」をPDFでダウンロードし、コンビニで印刷して提出しました。

海外旅行保険はキャンセルや期間変更が可能なものを選んで、ビザ申請用に加入し、後からキャンセルする人や期間を短くする人もいるようです。
実際に私も、ビザ申請時点では仮の開始日・終了日で証明書を発行し、後に渡航日が確定してから、開始日を変更しています。

海外旅行保険をどうするのかは、日本の国民健康保険、韓国の国民健康保険との兼ね合いや、海外転出届の提出有無、そもそも保険に対する考え方などによって人それぞれです。私の最終的な判断については、別の記事でお伝えしようと思います。

住民票
マイナンバーカードがあれば、コンビニで即日取得が可能でした。

TOPIK成績証明書(任意)
これは必要書類には含まれていませんが、私は個人的にアピールのために提出しました。特に突っ込まれることなく受理してもらえたので、有効な成績証明書がある場合は提出しても良いと思います。TOPIKの成績有効期限は取得日から2年間です。

準備期間のスケジュール 🗓️

私は平日仕事をしながらの準備だったので、平日にしか準備できない書類の手配や健康診断、領事館の予約や申請当日のために、有給休暇を計算したり会社に申請したりと、そのために仕事を調整したりと、スケジュール管理が結構大変でした。
発行に時間がかかる書類もあるため、あらかじめ調べて、予定を立てておく必要があると思います。

2024年7月12日の申請で、5月末から少しずつ書類を集めたり、調べたり、準備を進めました。
参考までにスケジュールを載せておきます。

さいごに 🍀

韓国ワーホリビザは申請者が増えているためか、ここ数年で必要書類が追加されたり、コロナ以降年齢制限が厳しくなったり、何かと壁が多いですよね。
書類に不備があると、再提出になったり、そもそも受理してもらえなかったりすることもあるみたいなので、一度で計画通りに申請できるよう、余裕を持って準備できると良いと思います!

申請当日の体験談と結果発表までの流れについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
お役に立てたら嬉しいです。


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