素敵な出会いに祝福を

仲間になろう

RyFにいる人たちって、みんな何か叶えたい夢や目標を持っていて、そこに向かって頑張っているんじゃないかな

私自身が感じていたことなのですが、
同じ学校、サークル、バイトなど…周りにいる人で、自分と同じように意欲的に取り組んでいる人になかなか出会えない
ひとりで頑張っている感覚になることもしばしば。

RyFにいる人の中にも、そう感じたことのある人は多いのではないでしょうか

コミュニティに飛び込んで、せっかく素敵な人たちに出会えたんだから
”お互いに応援しあえる仲間をつくりたい”
”達成を喜びあえる仲間になりたい”


そんな願いを込めて、ワークショップを開催しました

どんなワークショップを開催したのか、ひとつひとつの言動の意図は何だったのか。
参加された方も、そうでない方も、ぜひ覗いていってください


二人三脚

今回の実践は、ランダムに組まれた2人がペアになって、30分間のワークショップを開催するというミッション。

ペアのEさんは、笑顔がパアッと明るくて、太陽のような性格の持ち主です。ペアになって初めてお話ししましたが、この方がいればきっと参加者の皆さんも安心して自分の内側の気持ちをお話ししてくれそうだなと思いました
一方で、PC操作などについては不安があるということだったので、機械操作が得意で落ち着いて対応できる私が画面共有をする役、Eさんが温かい場をつくり想いを伝える役、というふうに担当を分けました

いよいよ始まりのとき

私が画面共有の準備をする間、Eさんが参加者の皆さんの名前を呼びます(みんな参加してくれてありがとう、ひとりひとりのことを大切に思っているよという気持ちを込めて🤍)

何度か顔を見たことがあるとはいえ、いきなり夢を話すのはハードルが高い…
そこで、お互いのことを知る時間としてアイスブレイクを設けました

「今日はどんな一日でしたか?」

メインのコンテンツでは未来のことをお話ししてもらう予定なので、今現在どんな生活をしているのかということを聞くことに。
アイスブレイクなので、真面目な質問になりすぎないよう、「何を」ではなく「どんな」としたところがポイントです。日常生活で起こった、ちょっぴり面白おかしなことを話してくださった方もいました
オンラインで、しかも夜にしか会わないみなさんが、あたりまえだけど同じ世界に生きてるんだな〜、と少し距離が近づいた気がしました

落ち着いて取り組んでもらうための工夫

「タイムテーブルを先に発表した意図は何ですか」
終わった後にご質問をいただきました。

タイムテーブルをお伝えした方がいいとご提案してくださったのは、ペアのEさん
「自分が参加者の立場にたったとして、先に何をするのか把握しておかないと不安になる」
私にはない視点だったけれど、理由を聞いて確かにそういうこともあるな〜という新しい発見でした
今回の目標は”心理的安全性の高い場を作る”ことだったので取り入れることに

結果、参加者の方からも「寄せ書きタイムのあとはまとめて終わりと言うことがわかっていたから、最後焦らずに取り組めた」という意見をいただけたのでよかったです

コンテンツを最初に公表しないことで、何をするんだろうというワクワク感、サプライズ感を出すこともできるので、つくりたい場によって使い分けられると、よいファシリテーターですね

安心して発表してもらうための工夫

自分の内側の気持ちを人に話すのって、とても緊張するし、受け入れてもらえなかったときの不安が大きい
だから、聞く側の姿勢が大事だなと思ってグランドルールを設定しました

自分が一生懸命話しているときに、聞いてくれる人がこんなだったら話しやすいなという思いで3つ

特に”笑顔=愛”はお気に入りで、「わ、この人応援したい!愛を伝えたい〜〜〜!!」と思った時に、→聴きながらどうやって伝えよう→満面の笑顔で聞こう!という思考の転換の手助けになったのではないかと思います

難しい問いに答えやすくするための工夫

「みんなの将来の夢を教えて!考える時間は1分です、どうぞ!」
…といわれてすぐ夢が出てくる人って、おそらくかなり少ないですよね

ファシリテーターが考えるべき視点は2つ
・将来→1ヶ月後?3年後?
・夢→どのくらいの規模?
「将来の夢」と聞かれると壮大すぎて答えられないので、質問の粒感を設定する必要がありました。
このワークショップのねらいが”お互いに応援しあえる仲間をつくる”ことだったので、キーワードを”挑戦”としました

RyFでは、「どんなことを学びたいか、誰のために?それはいつ?」ということを常に意識するように。と伝えられていました
なので、置き石としてまずはすぐに答えられることはじまって、プラスαで今挑戦していること、あるいは応援してほしいことを書いてもらうことに

夢に”いい””わるい”はない

普段見せない自分の内側の気持ちを話す時、一番恐れているのは批判されること

”夢”という言葉を使いたかった理由はそこにあります
”目標”と言ってしまうと、どうしても今の自分の力で達成できることとか、現実的なことを考えてしまう、そんな気がしませんか?
夢というと、子供の頃描いたような壮大なことを語ってもバカにされないというか。
そんなの無理でしょ〜といわれそうなことを、書いてほしかったんです

あなたの夢はあなただけのもの、誰からも評価されるものではないということが伝わっていれば嬉しいです

応援メッセージを寄せ書きに

参加者の皆さんに、Googleスライドを使って夢を書いてもらいました
この一枚にはたくさんの工夫が散りばめられています

左上の”の夢”という文字
「ここに名前を書いてください」と言って、みんながGoogleスライドに入れているか、テキストの入力方法がわかるか、ということを確認するために

「あなたの夢は。。。」
ここに夢を書くんだな。文字の大きさと色はこれくらいなんだ。雲のイラストの範囲に書けばいいんだ。ということを、言葉で説明しなくても感覚的にわかるように

「わー!」「がんばれ〜!」「応援してるよ」「きっと叶う!」
どうやって”寄せ書き”をするのかイメージが湧きづらいと思ったので、ここにこんな感じの寄せ書きをしてもらえるよとイメージしてもらうため
テキストボックスの出し方がわからない人のため

オフラインだと、わからない人の席に行って、指をさして教えることもできるけれど、オンラインでは参加者が一人でできるようにしなければならない

オンラインだから生まれた、重要な視点が2つ
・一番わからない人に寄り添うこと
・シミュレーションを重ねること
この2つを徹底したおかげで、本番でハプニングが起こることはなく、こちらのシミュレーション通りに事を運ぶことができました

全力=自分の力+仲間の力

30分という短い間の時間でしたが、夢を考えて、書いて、応援して。
みんなからもらった寄せ書きのメッセージは、想像以上に心温まるものでした

この日この場にいたみんなは、もう夢を共有し、応援しあえる仲間ですね


おわってみて

私とペアのEさんは、年齢が大きく離れている、普段していることは全然違う、性格も正反対のよう。そんな私たちが開いたワークショップは、お互いの得意を生かして、この二人だからこそできた!といえるものになったのではないかと思います

フィードバックでは、「この人にならついていて大丈夫、と思える安心感のあるファシリテーターだね」と言っていただけました。

会社をつくる上で、これから私はどんなワークショップを開いていこうか。実践から1週間たった今もまだ落とし込めていないのですが、きっと役立たせると約束します☺️

ではまた。