先輩としての役目
おはようございます。
人と話すのが得意じゃないくせに、表に立つのが苦手なくせに、みんなを引っ張るぞーーと日々奮闘している人です。
RyFというファシリテーター育成コミュニティに飛び込み、毎週の講座を自分なりに落とし込むためにnoteを始めました。
前回の記事では、講座の内容というよりは、どちらかというと自分の考えを整理し言語化するために書きました。まだの方はこちらからどうぞ↓
事前に学ぶ目的を明確にし、自分ごととして考えられる準備を整えたところで、ようやく知識のインプットに入っていきます!
ファシリテーターに大事な要素
前回の記事で、ファシリテーターに重要な要素は4つあるよーというお話をしました
最近、研究室に後輩が配属されたので、研究室生活や実験の説明を先導しているのですが、これがすごく役に立つ。
今日早速実践してみましたが、先輩や同級生から「場を回していてすごかった」「頑張ってたね」と言ってもらえたので、うまくいっていたということでしょうか…そうだといいな
何事も最初が肝心
ファシリテーションは、メインの内容にたどり着く前から既にはじまっています。
ファシリテーターの4要素のうち、①環境整備がそれに当てはまり、具体的には3つに分けられます
今回はこの3つを重点的に触れていきます
それでは、レッツゴー
集中阻害要因をなくす
ヒトはすぐに集中力が途切れるもの。
せっかく創り上げた”場”は、残念ながら一瞬で壊れることもあります。
そうならないためにマネジメントするべきなのは
感覚とコンディション
● 感覚
・視覚→周りの目、視界に入る気になるものなど
・聴覚→ケータイの音や、外部の音など
・体感→寒すぎず、飽きないように
これらは全て、ファシリテーターがコントロールできることです。
参考までに、RyFはオンライン講座のため、感覚のマネジメントとしてこんなルールを設定しています
● コンディション
参加者の疲れ、眠気、空腹など
ある日あなたは、オンラインでの会議を夜の8時に設定しました。
またある日は、お昼の1時に対面でワークショップを開催するとします。
参加者は仕事終わりで疲れているかもしれない、昼食後でちょうど眠い時間かもしれない…とファシリテーターであるあなたは想像します💭
ここまで想像できたらバッチリ。
あとは、お腹が空くであろう時間ならお菓子を置いておいたり、眠い時間なら眠気覚ましになるようなコンテンツを入れてみたり🍭🧸
想像することで、より質の高い時間にするための糸口が見えてくるはずです。
これ、意識してみると意外とどこでも使えそうでした
新入生に研究室のあれこれを教えるにあたって、眠い時間、頭が冴えている時間などを考えて実験の重さを変えたり、休憩を挟むタイミングを調整したりしてみました。
スイッチのON, OFF
参加者はぬるっとはじまってぬるっと終わるのが苦手。
これが下手だと
・集中力が続かない
・疲れてしまう
といったことが現れます。
基本は
・始める点をつくる
・視線をこっちに向ける
・終わりの点をつくる
これができれば手段は選びません
例えば…
転換点の作り方として、音楽を使ったり、全員で手を叩いたり。方法は何でもいいそうです
これを私なりに実践したのがこんな感じです。
・説明を始める前に、項目がいくつあるかを伝えることで、どこからどこまでが集中するべきところかを明確にする
・メモをとってほしい時に「これ覚えておいた方がいいよ」と声がけする
・リラックスしてほしいところ、しっかり聞いてほしいポイントでそれぞれに口調を使い分ける
・スイッチをOFFにしてほしい時(休憩の時)はその場から姿を消すことで、気を休めてもらう
うまく転換点を作れたのではないかなと思いますが、効果はどうなのでしょう…
全体構成をデザインする
全てのワークショップで全体構成のバランスはとても重要。
考えるべきなのはワークショップの”順番と繋がり”です
● 導入
アイスブレイクやルール説明など。
何を、どうやって、なぜやるかを説明しておくことでその後がスムーズに。
● メイン
メインのワークショップを行う。
コツは”知る時間”と”作る時間”に分けること。
材料・前提を持ったうえで創作にあたります
● まとめ
感想の共有や学びの共有
リフレクション・言語化をすることで質を高める
基本的な型はありますが、ワークショップの目的によって全体構成は変わります
自己内省系のワークショップはしの字型をイメージすると良いそう。
はじめは軽い話から始まり、核心的な問いへと移ります。そして、日常に戻る準備を意識し、まとめる。というのが一連の流れになっています
いきなり核心的なことを聞かれても、パッと答えられる人は少ないですよね
答える準備ができて、やっと深い話ができるのです
これに関しては、うまくできませんでした。
この次の記事で登場する”置き石理論”にもつながることですが、深い話の前にどんな伏線を張るのかを考えるのは、ファシリテーターの腕の見せどころですね
以上、環境整備の3項目でした。
ファシリテーションを学ぶのは誰のため?
漠然と、”全ての大切な人のため”、”いつでもどこでも”と語っていますが、今日、早くもその時が来たような気がします。
もっとよくできたのにと反省するところはたくさんあります。
また、うまく行っているかどうかを確かめる方法がわからなかったというところも課題点ですね。
これから研究生活を共にする後輩たちのために、先輩がんばらせていただきます🍻