結婚記念日には映画館デートを
今日は結婚記念日。夫と映画館デートを楽しんで帰宅。noteを開くとタイムリーなお題を発見したのでこれは書かなきゃと思った次第です。
32回目の結婚記念日だ。久しぶりに夫と2人で映画館へ行くことにした。
そう言えば、私はいつから1人で映画館へ行くようになったのだろう、、、、。
昔は今日のように夫ともよく映画館へ行ったのに。
新婚の時に観た「プリティ・ウーマン」は私達夫婦が大好きだった映画だ。
ビデオも購入して何度も何度も2人で観た。
あの頃は映画館で観て特にお気に入りの映画はビデオの発売を心待ちにしていて購入するのが楽しみだった。
つい先日もテレビで放送されたが、今観ても全く色褪せることがなく私の心を魅了した。
観ていて幸せな気持ちにになるのが良い。
若きリチャードギアとジュリアロバーツもとってもとってもキュートでチャーミングでめちゃくちゃ素敵なのだ。
音楽、ストーリー、ファッション全てが憧れのシンデレラストーリー。
『苺とシャンパン』を真似てご機嫌だった当時のまだ初々しい自分達の姿が思い起こされて何だかくすぐったい気持ちになったりもした。
時を経て、なんと、娘にとってもこの映画は大好きな映画なのだそう。
いつの間にか娘の人生にまでも入り込んでいたことを知り、時代を超えて愛される映画のもつパワーは計り知れないなと感じる。世界中のどれだけ多くの人の心の中にこの映画は宿り続けるのだろう。
新婚当時の私には将来自分の娘と「プリティ・ウーマン」を観て「ヴィヴィアン最高!!美しすぎるー!!」と一緒に盛り上がるなんてことは想像もできなかったことだ。
「いや〜、映画って本当に良いもんですね!」
水野晴郎さんの言葉が蘇る。
私は映画館では1人で観るのが好き。
平日の朝イチに行くのがほとんどで、レディースディや割引の日は人が多いので避けるようにしている。
私が映画館に行くのはリフレッシュしたい時なので、なるべく空いている方が気持ちがゆったりして心地良い。
席もなるべく人が周りに居なそうな席を吟味して慎重に決める。
ほんの2.3時間の「非日常」を味わうために全力でその時間を楽しみたいのだ。
いい映画を観た時の幸福感はたまらない。
自分だけ神様から特別な「時間」をご褒美に頂いた気分だ。
この快感が忘れられないで毎回期待するが、
時にこの快感が薄くとも、暗い映画館で大画面に集中していると普段使わない脳ミソが働いて重い頭をスッキリ軽くしてくれる気がする。
子どもが産まれて、映画館へ行くことから少し遠ざかる期間があったが、子ども達が幼稚園に上がる頃には一緒にジブリ映画やディズニー映画を楽しんだのも良い思い出だ。お陰でアニメの世界の素晴らしさも知ることが出来た。
長い間私は家族や友人と映画館に行くのが当たり前になっていた。
いつだっただろう、、、。
なんとなく思い立って1人で映画館へ行ったことがあった。
初めての1人映画館。もうそれだけでワクワクしたのを覚えている。
10年位前のことだと思うが、あれ以来私にとっての1人映画館はとても大切な場所になった。
今日は先日「タイタニック3Dリマスター版」を観た時に予告編を観て面白そうだなとチェックしていた映画、トムハンクスの「オットーという男」を観ようと私が夫を誘った。
以前に、俳優の三浦友和さんが奥様の百恵さんと2人でよく映画を観に行くという記事を読んだことがあり、年を重ねた夫婦が2人並んで同じ映画を観るというのは仲良しで羨ましいなと思ったので私もやってみた(笑)
夫と2人きりで映画館に行くのは子どもが産まれてからは初めてだろう。20数年ぶりか。
先ず改めて気付いたのが、夫がシニア料金でいつでも1200円で観ることができるという現実。7歳年上の夫はもう3年前からシニア料金だったのだ。
金曜日の昼過ぎの映画館。予約した席は後方の端の2人席だ。席に着いて周りを見渡すと実にシニア世代ばかりだ。なんだか老人会のようで笑ってしまった。
私達ももうこういうお年頃なのよね。
そう。32回目の結婚記念日だものね。
私達は昔のようにコーラとポップコーンも楽しんだ。夫は観終えると「いい映画だったね〜」と何度も言っていて感動した様子だったので私も嬉しくなった。
トムハンクスが味わい深くて渋くて素晴らしい。
ハートフルないい映画だった。
夫婦で映画を観て、ハンバーグを食べただけのなんてことのない1日だったが、帰宅すると娘から『結婚記念日おめでとう』の花束が届いていた。
オレンジ色のバラとカスミ草の可憐な花束が娘らしいなと思った。
「これからも2人で仲良くね」と書かれたカードも添えられていて私と夫は思わず微笑んだ。
年に一度くらい夫婦で映画館デートも悪くない。