人生初の歌舞伎を豊洲で鑑賞した話。
こんにちは、はるりんpicです。
先日、新作歌舞伎『ファイナルファンタジーX』(以下 FFX歌舞伎)を見に行ってきました。
人生初の歌舞伎鑑賞でした。
はい、人生初。
小中学校の頃に芸術鑑賞会なる学校行事があった気はするのですが歌舞伎ではなかったのです。
人形劇とかオケ演奏、古典芸能だと狂言とかだったかなぁ。
大人になってからも触れる機会はなく、
『風の谷のナウシカ』が歌舞伎化されたときに興味が湧いたのですがベースは原作版と聞いて
「映画は見たけど漫画は読んでないし」と敬遠してしまいました。
(ナウシカ歌舞伎、いつかにNHKのBSでノーカット放送してたけど録画したっきり時間が取れなくてまだ見ておらず…)
そして『ファイナルファンタジーX』(以下 FFX)もプレイしたことがありません。
そもそも『ファイナルファンタジー』シリーズをやったことがない、という。
強いて言うなら高校生の時使ってた携帯に『ファイナルファンタジーII』がゲームアプリで入ってたのでそれをやったくらい。
むしろFF2がプリインストールされてたからその機種を選んだような(笑)
歌舞伎もFFシリーズも縁遠かったワタシが何故突然、と言うたら有名タイトルのTVゲームが題材だったのもあるんですが
一番は『鎌倉殿の13人』に出演していた俳優さんが3人も出演されていたから。
しかも梶原殿(中村獅童さん)、後鳥羽上皇様(尾上松也さん)、そして時政パパ(坂東彌十郎さん)という布陣。強い。
やっぱ強いなぁ、鎌倉殿。
前編は12時開演・後編は17時30分開演と長丁場の二部構成公演でちょっと躊躇しましたが、
鎌倉殿俳優を3人も、しかも彼らの本業である歌舞伎を見られるし、帰宅遅くなるから問題は宿を取ればいいかで解消。
ゲーム未プレイなのでどこまで話を知ってれば良いのか、ぶっちゃけ完全なる初見でもついていけるのか
と迷いながらYouTubeのプレイ実況動画を見て軽く予習。
いざ、豊洲ピラ。
電車を乗り継ぎやってきました市場前駅。
幸いお天気にも恵まれました。
実は初めてのIHIステージアラウンド東京でした。
『髑髏城の七人』とかちょっと気になる舞台公演があったけど結局行かなかったんだよなぁ。
まさか期間限定の劇場だとは思わずでした。
劇場に入るとFFXでキャラクターデザインを担当された野村哲也さん描き下ろしのイラストがお出迎え。
感想:あっという間の豊洲ピラ冒険奇譚でした。
途中で休憩があるとはいえ、前編後編とも3時間半・合計7時間の公演なので
長丁場だなぁと最初は思っていたのですがあっという間の7時間でした。
見終わったあとめっちゃ疲れてしまうかなと覚悟してたのですがそれもあまり感じず。(個人の体感です)
前編の冒頭で語り部役の23代目オオアカ屋(中村萬太郎さん)が歌舞伎の簡単な解説や合いの手のレクチャーをしてくださるので身構えずに見られるし
劇中の台詞も古典的な喋り方をすると思いきやほとんどが現代ことばなのですごくとっつきやすかったです。何ならゲームに登場する部族のことばも出てくるし(笑)
もちろん古典調の喋り方や長唄の生演奏もあり。
歌舞伎も原作のゲームも「○○ってこんな感じなのね」勢でしたが充分に楽しめました。
ただ、予習したところがあまりにも序盤オブ序盤、まさかの前編第一幕までしか予習ができていなかったので
ほとんど話を追っかけるのに必死でした。
それでも、主人公・ティーダ(尾上菊之助さん)が異世界からやってきたという設定もあり劇中でもキーワードの説明がされるし
名乗りの見得切りでキャラクターのプロフィールが知れるので(多分これは一般的な歌舞伎でもなされてたはず)
途中で置いてけぼりにされることはなかったです。ありがたやー。
でもやっぱりゲームやって話知ってたほうが追体験できるので1.5倍楽しいかな?って感じです。
ディズニーとかユニバのパークのアトラクション体験と同じ。
『スターウォーズ』シリーズを見てればスターツアーズで訪れる惑星が分かるし、『ウォーターワールド』を見てれば舞台の世界観の理解が早くなる、という具合です。
初めての歌舞伎がとっても良い体験だったので…
おかわり豊洲ピラ決めちゃいましたw
とりあえず千穐楽は確定。ステアラ鑑賞は「これで最後かもしれない」ですし。
あと、我が家のジェラトーニさんの仮装プロジェクトがまた始動しまして現在絶賛制作中です。
そのうちお披露目したいと思うております。
って、しばらく! しばらくーッ!
千穐楽は確定?
まさか通うの?w
※余談。
本記事脱稿の時点で2回鑑賞してしまいましたw
過去に『アナと雪の女王』(映画)と『シン・エヴァンゲリオン』を4回もリピート鑑賞したのですが、これに続いて複数回鑑賞になりそうです😅
あと、舞台鑑賞めちゃくちゃ楽しいって再認識できたので趣味に観劇も加わりそうです。ライブはいいぞ。