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山アイロン部 大小山へ

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まるでネオパン400 —
X-T1のモノクロモードで写したら、往年のモノクロフィルムを彷彿させる濃淡が現れて震えた。ACROSやNEOPANとは銘打っていないけれど、この柔らかで落ち着いた描写に見覚えがある。

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適正露出で撮影して、新しい液で現像して、塵を完璧に除去した状態でスキャニングしたときに出会えるレベルのフィルムの写り。そんな会心の画像を撮ってすぐに拝むことができる理不尽さに戸惑う。

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(露出を外したときの惜しい感もフィルムと同様)

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フィルムの空気感は踏襲できないし、満遍なく細部を描写してしまうデジタルの悪癖を拭うことも難しいけれど、好みの写真を残せる手ごたえを感じることができた。X-T1の操作感と相まって最高に楽しい。

カラーも気になるところ。でもモノクロフィルムで撮り続けてきたモノクロ目線が沁みついているので、このネオパン感を追求していきたい。

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予定通りロン活(アイロン活動)も行った。アイロンの底金をバーナーで温めて余熱でシャツのシワを伸ばすまでがワンセットなのだけど、足利の山火事の記憶も新しい昨今、今回はアイロンを置くだけとした。