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教師として働き、生きてきた今までの人生🏫

教師として働きながらもうかれこれ１０数年。

世間の目は

「教師なんかヌルい仕事」、
「教師は社会経験も無いくせに偉そうに（←いや立派な社会人やと私は思うぞ）」、

と厳しいご意見が多いし、身内であるはずの国ですら

「教師の質が下がった」

なんて言いやがる。

まず楽な仕事なんてないのだよ。

私もそれなりの働きはしてきたと思うし、なんならその辺のポンコツ教師よりはよっぽど仕事をしていると自負しているし、自信を持って子どもたちに接している。

教師の長時間労働が話題になるようになったが、振り返ってみれば私もひた走り続けて今に至っているような気がする。

いろんな子どもたちと出会い、たくさんの笑顔に触れて、その笑顔を社会に送り出してきた。

楽しいことも嬉しいこともたくさんの教職人生だが、教え子の訃報はやはり心耐えらえないものがある。

順番が違うだろうよ…俺が君たちの訃報を聞くなんてあっちゃならんのだよ…と、なんともやりようのない思いを持たざるを得ない時もある。（それもどんな仕事も同じことか。）

色々教え、身につけさせ、伝えたいことは山ほどあるが、今目の前にしている子どもたちには、とにかく『生きろ』とだけは伝えたい。

そのために必要なことは、在学中に私が責任を持って伝えさせてもらうから。

自分の人生を生きたい

そんなこんなで頑張り続けている教師という仕事、定年までの残りの期間は30年もない。

“30年も”、だ。

教師としてもやりたいことがたくさんある私にとっては、残り30年というのはとても短いように感じられるのだ。（死ぬまで働くことも可能ではあるが。）

しかしながら、年齢的な節目もあり、大切な妻と２人の子どものこと、自分自身の残りの人生というものを最近考えるようになった。

はっきり言えることは、今のところ「ワークライフバランスなど微塵も考えられていない」人生を歩んできたということだ。

家庭を築きながらも、人生の中心は仕事だった気がする。

朝早くから夜遅くまで家にいない、土日も部活で半分以上いない…“仕事”という悪魔に洗脳されていたのかもしれない。

仕事としては充実していたから、何もおかしいことだなんて考えもしなかった。

でもここにきて、年齢的な節目、家族、残りの人生などから、やはり“自分の生きたい人生”を取り戻したくなってきた。

きっかけとなったのは、やはりガッツリ取った育休だろう。

何より目指すのは、人生の中心、軸を“家”にすることだ。

これが第一であり、絶対であり、必然である。

そして第二は自分の時間だ。

私は“私の人生”を生きたいので、人生の大半をこの２つに絞りたいと思うようになった。

問題は仕事（収入）である。

教師は公務員。残業代こそ一切出ないがやはり福利厚生を含めた安定感は間違いない。

やらかしさえしなければ、業務能力が皆無でも自動的に昇給していく。イージーだ。

ただ、「部活」からは逃れられないので勤務時間外の拘束が半端なく付いてくる。土日に働こうが給料（手当）なんてほとんどなく、やればやるほど赤字だ。

もう一つは「担任」業務。
これも本当に素晴らしい仕事だと思うし、教師でいながら担任の魅力を感じないなんてあり得ないことだと思う。

ただこれも、正規業務以外の過重業務や時間的拘束や心理的負担が結構ある。
自分の人生と身体を削りながらやっているようなものだ。

この2点をどう解決するかを私は考えた。

はるおり、仕事辞めるってよ

結論、『正規教員を辞めて、非常勤（非正規）教員になる』。

非常勤職員は1年ごとの契約でバイトのような働き方だ。不安定にはなる。

でも教師も人手不足が問題になる今の時代、非常勤での働き先が見つからないなんて事態にはどう考えてもならない。

収入面は貧弱にはなるが、週に1時間の授業を４週するだけで月に１万円以上が貰える。

時給換算すると大体2500円〜という感じで、一般的なアルバイトよりも格段にいい。

時給も上がり続けているし、最近では少しではあるがボーナスも貰えるようになった。

非常勤とはいえ公務員なので福利厚生面はとてつもなく充実している。

非常勤だとMAX１５時間前後は週に授業ができるので、月に１５万円程度の収入は確保できる。

部活もない、担任もない、教職本来の授業のみを仕事として働くことができる。

授業以外の時間的拘束はもちろんない。
授業が終われば帰るだけ。最高だ。

ただ、月１５万円での生活はやはり厳しい。

爆増する自分の時間を有効活用して、ブログや書籍や株取引を今まで以上取り組みながら第２の収入源を確保し、たまに行く趣味パチで月に３万円くらい自分のお小遣いを稼ぎながら、嫁さんにも少しだけ働いてもらって、世帯月収入４０万円程度を維持していきたいと思う。

田舎だから住宅ローンが有ろうがカーローンが有ろうが、十分やっていける。

これは理想か妄想か妄言か。でも追求していきたい。

これは空虚な理想だろうか。甘く考え過ぎだろうか。

でも、今の私にはもう、自分の人生の残り時間と自分自身と家庭を代償に、今のような形のまま働き続けることなど到底できない。

教師という仕事は本当に自分に合った天職だと思うし大好きだ。

ただ、仕事如きに自分の人生を縛られ、費やす気も無くなってしまったのだ。

と言いながらも、まだ教師としてはやりたいことが残っている。

そうだな、長くてあと４年かな。

自分の人生から仕事を解放する準備を進めながら、大好きな教師という仕事と向き合いひた走り、子どもたちと共に日々を彩っていきたいと思う。

もちろん家庭を第一にしながらね。

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