転んでも日記②

5/28

起床後、本が読みたい気分になる。

私は紙の本じゃないと読めない。「今は色々便利だけど本は紙派!」とかじゃなくて、紙じゃないと物理的に読めない。

液晶の画面で文字をたくさん読むことが苦手だし、電子書籍は物理的な「厚み」がない。

本を読んでいて一番嬉しいことは「厚み」の変化だ。始めは読み切れる自信のなかった分厚い文庫本のしおりの位置がどんどん変わって、目に見えて「ここまで読みましたよ」というのがわかるのが楽しい。あの快感のために本を読むのかも。

あと、スマホやタブレットだと、本以外に楽しいコンテンツが目に入ってしまってまったく集中できない。


午前中は様々な連絡の対応。

トイレがめちゃくちゃめんどくさい。

昨日一日、通常の生活を松葉杖で送ってしまったので特に右の太ももの筋肉痛がエグい。

徒歩1分の距離が果てしなく感じるほど、片足が使えないという状況は不便。

そんなの当たり前だけど、肌で感じる不便さと想像上の大変そう、ではものすごい差だなと感じる。



今はビヨンセを聴きながらメスティンで米を炊いている。

ビヨンセと炊飯。

この二者は放っといたら絶対に出会わないと思う。

この会は私という仲人がいて初めて成立している。

そう考えると少し緊張してしまう。火加減にもいつも以上に気を配ったのできっと美味しく炊き上がるはず。

暇さえあれば米が炊きたくなる。新しい趣味と言ってもいい。

ふっくら炊き上がったご飯を見るとたまらなく愛おしく感じる。かわいいお米たち。



友達が笑える動画を送ってくれたので、映画評論家っぽく感想を書いて返信する遊びを一人でした。楽しい。



今のところ楽しく暮らせてるけど、家の中の移動も全てケンケンで行っているので今後いちいちストレスが溜まっていく気がする。

たった数センチの段差もどきですら障壁になるのは色々と折れるものがある。

骨とか。心とか。

何かケンケンで楽しくなれる方法を探したい。



では。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?