ポメラDM200が相棒になる予感がする話
四月初日、ポメラを買った。
前々から気になる存在だったのだが、とあることをきっかけに買うことを決意。だけど買うはずだった頃にトラブルがあって一ヶ月先延ばしになっていた。そんな念願のポメラだった。
買いに向かう道中、ちょうどポメラが販売終了との報を見て、ナイスタイミングと思った。まだ販売しているところもあるが、ずんずん売り切れの文字が増えているので売り切れるのも時間の問題なのかもしれない。
買ってから、十日ほど。
毎日のようにポメラを開いている。もはや開いていない日はない。作業が進むかどうかは別だが。
ポメラの魅力は様々あるが、まずは軽さ。六百グラムもない。数字で見たとき、重たいのかなと思ったのだが、存外軽い。展示ポメラで試した時、ひょいっと持ち上げられてびっくりしたくらいだ。
また、大きさも、ノートパソコンやタブレットに比べると小さい。(全てのパソコンやタブレットを把握しているわけではないので、同じかそれ以下のはあるかもしれないが)
コンパクトなので、鞄にするりと入りこむし、テーブルでも邪魔になりにくい。喫茶店などに一人で行くと狭いテーブルに通されたりするが、そこでも困らないだろうサイズ感だ。
二つ目の魅力は起動の速さ。ポメラの電源は、開くと自動で入る。そして、およそ三秒で起動。三秒は公式が言っていたことだが、当然実際にそのくらいで起動する。
作業はやる気が湧いた瞬間に着手できるのが一番。今までは、パソコンなどを起動して待っている間にやる気がみるみるなくなってしまって、データに向かい合った頃には皆無。ゼロからテンションを形成する必要があって大変だった。それが解決。
もしかすると、これが個人的には一番かもしれない。
三つ目は打鍵感。これは公式でも謳われていたものだが、たった今まで違いがピンときていなかった。今試しに、前まで使っていたブルートゥースキーボードを叩いてみたのだが、全然違う。軽い。押したときの感覚が。軽い!
なるほど、これは確かによい。今まで使っていたキーボードがこんなに押すのに力がかかっていたとは知らなかった。
自分はこういうのに敏感な方ではないので、ここんところに敏感な人ほど感動するのではなかろうか。
買う前、マウスがないのがめんどくさくならないだろうかと心配していたのだが、全く問題なかった。たくさんのショートカットがあるし(覚えるのは大変だが)、どこに何があるのかがわかりやすかったのでストレスを感じなかった。
データの移行は様々な方法があるが、私はSDカードかQRコードだ。
QRコードは、文字数が増えるほどにたくさんのコードを読み取らなくてはいけないが、さくさくで快適だ。SDカードも同様に。
自分でもちょっとびっくりするくらいにポメラを気に入っていて、大事に大事に使っている。かなり作業効率が上がった(気がする)ので、大満足。
これからもポメラと共に、小説やらなんやら、文字を綴っていこうと思う。
追記(6/5)
相棒、ポメラの画像を追加した。
下敷きにされている鳥は、手作りしたポーチだ。
ポメラのポーチ(ケース)不足は、個人的になかなか深刻だ。
公式が出しているポーチはあるが、いかんせん真っ黒で味気ない。suono という会社が出しているポーチは可愛いのだが、公式のよりもさらに高い。それに個人的にこれだ!となるものがなかった。公式よりはいいとは思ったが、他にないからと妥協して買うには高い。
あちらこちら調べ回って、百均の◯◯で代用できるとかも見たりしたが、やはりピンとこず。だったら、「ないなら作ればいいじゃない!」だ。
YouTubeの作り方を参考に作った。制作時間は2、3時間ほど。
かなり気にいるものが作れてほくほくだ。
出来としては衝撃に耐えられるかは微妙だが、傷からは守ってくれる。元より乱暴に扱う気はないので、それで十分だ。
いいポーチに巡り会えない人は、作ってみるというのも選択肢としていかがだろうか。好きな布を選んで作れるので、気にいること間違いなしだ。