リモートでの「ちょっといいですか?」の距離感
はじめに
自分自身昭和生まれで、初めて会社へ就職したときに、OJTのトレーナーが隣の席で、忙しそうにクライアント案件をしていましたが、たばこを吸いに行って戻ってきた瞬間とか、誰かと雑談していて雑談が終息したころに、「ちょっと聞いていいですか」と伺って質問をしました。
また、よくボスに言われるのですが、「ちょっといいですか?ご相談があります」と私が現れると笑ってものまねされることもありました。そのときは、ボスがちょっと偉い人なので、何度のボスの席のほうを眺めて、今話にいっていいだろうというタイミングで、話しかけに言っていました。
リモートワークになってからは、その人のスケジュールを確認しながら、タイミングを見計らって、「ちょっとお伺いしてもいいですか」「ちょっとおつなぎして話す時間ありますか」とチャットして、もちろんタイミング悪くスルーの時もありますが、なんとなく会話するチャンスが到来します。
それって、昔からの勘と経験に基づくものだと思います。
最近の新入社員の方はアンケートをとると、「先輩や上司にどのタイミングで相談を呼びかけたらいいかわからない」という回答があります。
これはこちら側、つまり新入社員以外の人のマインドも大切です。
ここで、自分で気を付けていることを3つご紹介します。
①チャット機能は「応答可能」の状態を意識する
スケジュールが会議でうまっていると、聞きづらいとです。
そこで、会議が早く終わったら、思い切って会議招集をスケジューラーから消します。そうすると、空き時間が見えて、タイミングが生まれます。
もちろんその間も、デスクワーク的な事務作業やら、自分の本業の仕事をしていますが、もともと会議を予定していた場所なので、それが別の人とのチャットになっても何か変わらないというマインドで考えます。
➁自分が「ちょっといいですか?」を使う
相手によっては、嫌がられることもありますが、自分がそうすることっで、『聞いていいんだ―(心の声)』が生まれます。
ちなみに、「今立て込んでいて無理なので、あとで連絡します」とか「その話は長くなりそうだからあとで1on1やろう」と別の提案も自分が使いこなすことで、相手にもそういった技を覚えていただき、聞いていいという雰囲気と断れる雰囲気の両方を演出します。
③1on1やチーム会議の終了では「あとで思いついたことあったらチャットください」と言う
これは、定番です。常に問い合わせ可能だよーというインフォメーションはアピールします。
ちなみに、その時に「その場で回答できるとは限らないけど、あとでちゃんとリプライするので、メッセージ入れておいてね」と即答できない可能性も事前に伝えておきます。
結論
当たり前だけど、自分の仕事が中断するのを嫌がり、ずっとチャットを「対応不可」状態にしている方もいますが、ステータスは相手への思いやりです。今駄目な時は「対応不可」、余裕があるなら「対応可」を意識して明示すれば、結果コミュニケーションがとれるようになり、本当の意味で仕事が楽に、楽しくなります。
この仕事というゲームにおいて、コミュニケーションは最高のアイテムです。