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六甲山の散歩

神戸に引っ越す前、何人から有馬温泉という昔から有名な温泉が神戸に近いと聞きました。
地図で具体的な場所を調べたら、神戸の後ろの六甲山という山の向こうにあるらしいので、時間があったら今度その温泉まで歩いてみたいなって思いました。
そして、その時間は誕生日の日です。
一日開けておいて、探検の時間を作りました。

出発

いつも神戸の街から見える六甲山にやっと行けるというワクワクの気持ちで朝に家から出ました。

神戸の観光地図

私は歩きが好きなので、探検する時には出来れば自分の足で行きたいです。
歩くとゆっくり周りを観察出来るからです。
なので、今回は、家から有馬温泉まで歩きます。
神戸市の灘区という住宅街に住んでいるから、ここから一時間ぐらいで北に向かうと六甲ケーブル駅に着くらしいです。
出発の前、ネットで距離やルートを調べたけど、今回の探検は地図のみで行きたいので、その情報を神戸市観光案内所からもらった地図に書きました。

家 → 山道入り口 → 六甲ガーデンテラス → 紅葉谷道 → 有馬温泉
というルートにしました。
6時間ぐらいかかるらしいけど、時間を気にせずに写真を撮りながら景色を見て楽しんで行きます。

山から流れている多くの川が街に通っていて、その風景は涼しくて日本らしいと思います。ここに引っ越してきてすぐにこの街を気に入りました。

六甲川

六甲ケーブル下駅の到着。
この辺に山道の入り口があるらしいです。
いつかこのケーブルカーからの景色を見たいですが、それは別の日にします。

六甲ケーブル下駅

ようやく山道入口に着きました。
少し分かりにくいので、道に迷っていたが、すぐおじさんの土方が声をかけて案内してくれました。
近くの六甲ケーブル駅に沢山人が居たけど、ここには誰もいませんでした。

山道入口の標識柱

六甲山に入る

山にまだ入っていないがここから海が奇麗に見えます。平面の町よりも、海と山に挟まれた坂が多い町の方が面白いと思います。
日常の移動でその海や山の姿をたまに垣間見るのはワクワクするからです。

振り返った景色

山道に少し入ったら、この不気味な奴に出逢いました。
伝えたい気持ちは良いけど、その顔。

みんなに応援してる奴

しかし、そこからの道はとても綺麗で落ち着く。

高羽道

山登りというより、森の散歩です。とても歩きやすいです。

歩きやすい階段

森から街並みが綺麗に見えます。

神戸の港

後半の登り、とても気に入った森に入りました。

六甲山南側の森

この木の種類を知りたいから調べたけど、まだ名前が分からないです。
詳しい方がいるなら、教えてほしいです。

木皮の様子

その木の葉っぱの形が奇麗で爽やかな雰囲気を感じます。
そして、その葉っぱで休んでい可愛い蝶、私が最も多く見た虫でした。
自然に癒されました。

葉っぱと蝶

この森はあまりにも美しく、眺めながらゆっくり歩きました。

六甲山南側

六甲山頂

山道に入ったから二時間後、六甲山上駅に着きます。

六甲山上駅にある案内図

ここから紅葉谷道で有馬温泉に行きたいが、私が持っている地図は詳しく描かれていないので、この案内図は助かります。
紅葉谷道の入り口まで、サンライズドライブウェイという道路を辿るらしい。

サンライズドライブウェイ

途中で六甲ガーデンテラスに通ります。
ここからの景色は本当に綺麗です。
夜景をいつか見たいので、また夕方に登って行こうと思います。

六甲ガーデンテラスからの景色

この辺もっとゆっくりでぶらぶらしたいけど、温泉に行きたい気持ちが溢れているから、すぐ出発しました。

この旅から、沢山「また今度行きたい」場所が出てきました。それも楽しみにしています。

六甲ガーデンテラス

六甲ガーデンテラスから少し歩いて、六甲有馬ロープウェーに着きました。

六甲有馬ロープウェー

そこで、親切な店員さんがもっと良い地図をくれました。

国立公園六甲山の地図

歩きたい紅葉谷道も書かれています。これで道に迷わずに行けます。
地図によると、色々な山道があるので、これからこの地図をよく使うと思います。
大事にします。いつか思い出のものになるでしょう。

紅葉谷道

前半の道は岩が多いので、質感のある美しい景色です。

紅葉谷道

ゆっくり歩くと、細かい素敵なところに気づきます。
自然の散歩が気持ち良い

紅葉谷道

この辺は急な坂道が多いですが、とてもよく管理されているので、歩きやすいです。

急な坂道

山登り時に、目の前のことばかり考えているけど、管理人に本当に感謝しています。お陰様で安全に登山できます。

紅葉谷にある階段

紅葉という道なので、紅葉が奇麗でしょう。また秋になったら戻りたいです。

紅葉谷道の森の景色

この道にはいっぱい標識柱が設置されているので、地図がなくても安全に行けます。

道の標識

ほぼ六甲山に降りた所で、何度か川を渡ります。
このような橋はなんか可愛くて楽しいです。

六甲山下側にある川

いくつのダムもあって、どうしてダムが作られたかとあまり考えなかったが、この看板を見ると、また感謝の気持ちを感じます。

町を守るダムの看板

まだ有馬に着いていないけど、温泉に案内してくれる案内図がありました。
お湯の説明を読むと、もっとワクワクします。

有馬温泉までの案内図

六甲山から北側に降りたら、木が高い暗い森に着きます。
着いた時少し雨が降ってきたが、木が守ってくれました。
この森の雰囲気が幻想的でとても好きです。

紅葉谷道の下側の森

この辺には沢山アジサイが咲いています。
濡れている花がとても美しく、少し雨の日もいいなと感じます。

紅葉谷道にあるアジサイ

有馬温泉

だんだん山道が道路になって、
そして、神戸の家を出たから20キロとほぼ6時間後、
ようやく有馬温泉街に着きました。

六甲有馬ロープウェー下駅

またいつかこのロープウェイに乗りたいです。
駅の前に温泉の案内図があって、温泉が多すぎて、どれを選べばいいのか少し困っています。
ワクワクがたまらない。とても楽しみです。

有馬温泉の案内図

とりあえず、町の中央を目指します。
住宅街から出てきたので、町の雰囲気を眺めながら最後の散歩を楽しんでいます。

有馬温泉街の住宅街

これが有馬温泉の中央かな。

有馬温泉

やっと温泉に到着したというワクワクの気持ちですが、汗と雨でびしょびしょなので、早く温泉に入りたいです。
でも、どれが良いか全然分からないので、早速観光案内所に行こう!
と思ったが、途中にとても美味しそうな餅が目に入って、「味見してみますか」と店員さんから声をかけられました。

きんせん堂

断れなくて、想像より美味しくて、つい買っちゃいました。
パッケージも可愛くて、良いお土産です。

金泉焼

観光案内所に相談したら、とても親切なスタッフさんがスーパー銭湯をおすすめしてくれて、特別優待券もくれました。

太閤の湯の券

太閤の湯

この太閤の湯という温泉は金の湯と銀の湯、有馬温泉の二つのお湯を使っているらしいです。
そして、お風呂から上がったら、日帰りでも使えるリラックス出来る施設もあるらしいので、私にぴったりです。

太閤の湯

館内に入ったら、天井まで素敵な江戸時代風な雰囲気です。

フロントの天井

館内着のデザインもとても可愛くて、色を自由に選べます。

館内着

そこから写真を撮らないが、館内は繊細な装飾が施された美しい内装です。
5時間以上ゆっくり過ごしました。
いっぱいとても気持ち良い素敵なお風呂があって、江戸時代からのお風呂もありました。
その説明看板を読んでから入ったら、本当に面白く考えさせる経験になります。
昔の日本人も、お風呂が大好きだったということをよく感じます。

上がったら、温泉の施設をゆっくり巡ります。

バニラマンゴソフトクリーム

6時間の歩きだから大分疲れていたが、良く回復できました。
お風呂は気持ち良くて、ゆっくりしたらまた入りました。

その後、フードコートでご飯を食べました。遅くなってきたから、他の客がほとんど食べ終わったみたいです。
静かで落ち着く。

フードコートの海老カツ

ほぼ閉店まで太閤の湯で過ごしましたので、外に出るともう夜になった。
夜の温泉街の風景を味わえます。

夜の有馬温泉

もちろん、神戸の帰りは歩きではないです。
駅まで歩いて、ホームにはさっき見た風景が目に入ります。

駅のホーム

本当に素敵な温泉でしたが、有馬温泉町の一部だけ味わった気がします。
次回、ゆっくり街を探検したいです。
その時に、また別の温泉を選びます。金の湯は最も有名らしいですが、やっぱり全部気になります。

日本の温泉の文化、本当に大好きです。

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