カップラーメンvs妻の話
スナック菓子、菓子パン、炭酸、カップ麺。
夫が一人暮らしをしていた時に欠かせないものでした。
結婚後は、なるべく手料理を食べて欲しいと思い、野菜をたっぷり肉や魚もバランスよく取り入れ、健康的なメニューをせっせと作っていたのですが・・・
習慣なのか?嗜好なのか?
どうしても休日のランチといえば「カップら」を要求してくるのです。
非常食にと隠すように買い置きしていても必ず嗅ぎ付けるのです。食べることには興味がなく、料理も出来ない夫なのですが、自分から率先して行うのが「カップら」のための湯沸かしです。
その時の目の輝きといったら・・・
私の料理は「カップら」に負けるのかと変な対抗心を燃やし、パスタやうどん、蕎麦などの麺類で勝負を挑んできましたが「豚骨醤油カップら」の目の輝きには勝てません。一緒にスーパーに行っても「カップら」コーナーだけは真剣そのもので、引くくらいに狂気じみており、妻にとっては敵でした。
「ケチャップたっぷりのナポリタンの方がおいしいじゃないか」「夏野菜の天ぷら蕎麦の方がおいしいじゃないか」・・・
そんなこんなで、ある日、妻のタイヤ交換をすると言うので「終わったらカップら食べて。寒いだろうから」と言ったところ、張り切って外へ。
「ほんとに終わったの?」と疑う速さで終えてきたのです。「カップら」を食べた後はミョーにご機嫌です。
そこから妻は考えました・・・
何度か実験し、確信!
これは使える!
以来「カップら」の大活躍ぶりは言うまでもなく・・・
しかも、妻には大盛りという強いアイテムと超大盛りという最強のアイテムが出来たのです!
それから、もう一つ・・・
夫に邪魔されず集中して楽しみたい時やちょっと夫を遠ざけたい時のアイテム・・・
ポテトチップス!(もちろん実験済)
「ポテチあるよ」と言うと、ホイホイ喜んでその場からいなくなるという・・・ひそかに「ポテチホイホイ」と呼んでいます。
もはや、敵ではなく味方です。これからも、すばらしいアイテムたちと仲良くしていこうと思う妻でした。