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落ちるところまで落ちるのもいいかもしれない

なぜ痩せない?
今から8年前にずーっとトライしては挫折していたダイエット。
週末に家のすぐ前にあった川沿いの遊歩道をランニング。でも3日坊主。今週2日連続で走ったと思えば次の週末は1日だけ。そして次の週はもうやめていた。でもまた数週間経つと走らなければと思い腰を上げて再開。体重計に乗っては「全然痩せない。あれだけ走ったのに・・」と肩を落とし走らなくなる。

ランニングは苦しい。
今までやったことが1度もないからランニングに対してのイメージはきつい・つらい・くるしいの三拍子。それでも痩せたいの気持ちはありランニングを再開する。走ってはやめまた再開してはやめ。たまに3週続けられる時もあったが体重計に乗ると減ってない。だからテンションが下がりまた走らなくなる。

そんな三日坊主の僕でも現在はその時より18kgの減量に成功した。そして現在は週に5日前後走るようにまでなった。あれだけ悪かったランニングに対してのイメージも今では魅力さえ感じるようになった。目的も今でもダイエットにはあるけれどそれ以外にも増えた。ストレス発散・頭がスカッとする・達成感が半端ない・諦めない精神力がついた・アイディアが浮かぶ・・と上げたらキリがないほどその効果をランニング1つから感じている。

ある時から急に続くようになった。
何かとその時のことを考えてみると体重が80kgになったこと。自分なりにここからはいよいよヤバイ!というボーダーラインを引いていた。三日坊主の時はまだかろうじて70kg後半でギリギリ。だからまだ大丈夫だと思っていた。何が大丈夫か今考えると訳が分からないが、まだ自分なりに70kg代なら大丈だと思っていた。79kgならもうほぼ80kgなのに70kg代だから大丈夫。意味が分からない。

でもある時にポンっと80kg代になってしまった。
そこからやっとスイッチが入って週末のランニングが続くようになった。体重が減らなくてもとにかく走る。辛くても雨が降っても週末には走る。もうやばい・これ以上はとにかくやばいの一心で走った。気づくと体重にも変化が訪れ1kg、2kgと痩せる。
そうなるとランニング熱も高まりどんどん走る。きつくても走る。だからもっと痩せる。そのうちベルトの穴が1つ分ゆるくなった、今まで着ていた服がダボダボになってきた、顔がほっそりしてきた、痩せたねと人から言われることが多くなった、と次々に変化が起きる。だからまたランニングをする。先週よりも多く走ってみる。30分長く走る。ペースを少し上げて走ってみる。とまさに止まらない相乗効果。

最初はダイエットが目的で始めたランニングでも今ではなくてはならないルーティンの1つ。
あの時は雨の降っている時に走っている人をみると「信じられない」って思っていたけれど今では思われる側になってしまった。

ちょっとしたきっかけでここまで大きく変わる。ランニングに対しもそうだしダイエットにしてもそう。1番嫌いだったランニングが今では欠かせないものになった。そして目標だったダイエットが当たり前のことになった。

変わりたいと思っている時はまだまだ。

落ちるところまで落ちるのもいいかもしれない。

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